HG 「1/144ライジングフリーダムガンダム」作例到着! 初心者から中級者にランクアップしたい人のための、ガンプラテクを紹介

YU-GOのキャラクターモデリングLABO」第15回目は、バンダイスピリッツの「HG 1/144ライジングフリーダムガンダム」に加工を施した作例記事です。初心者から中級者にランクアップしたい方に向けたテクニックを駆使して、さらにカッコよくスタイリッシュにまとめてみました。

早くも公開から2ヶ月が経過した「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」。

何度もリピートした方も多いかと思います。歴代「ガンダム」シリーズ劇場公開作品の興行収入No.1 を更新し、今もなお快進撃を続けている本作。ファンによるさまざまな考察も進みつつありますね。

 

また、公開後に続々とMSのキット化が発表されており「早く欲しい!! 作りたい!!」という方も多いことでしょう。

今回は劇場版公開特別企画としてキットレビューに引き続き、さらに手を加えてカッコよく完成させてみたいと思います。

  

それでは、フリーダムいきます!!

エッジを立てて、よりスタイリッシュな印象に

まずは前回のレビューで製作した素組みの状態から見ていきましょう。

 

今回はここから手を加えていきます。ゲート跡の処理や面のヒケをヤスリがけでキレイに整えてあげます。パーツ数は多いのですが根気よく進めていきましょう。

 

お約束としてブレードアンテナをヤスリ等でシャープにしています。

 

アゴの部分はランナータグを利用して少し延長してみましょう。接着はGSIクレオスの「Mr.セメントSP」を使用しています。  

 

ランナータグを使った、アゴの延長テクはコチラの記事でも紹介してます!

 

フェイス部の加工後は、このような感じになります。ピンポイントの加工だけでもかなり雰囲気は良くなりますよ。 

 

足も少し長くしたかったので、WAVEの「プラ=プレート[グレー]」で3mm延長。これでスタイルが格段によくなります。

 

バックパックのウィング部分は、ここまでシャープにしてあげたい所です。

加工する枚数は多いのですが根気よく続けていきましょう。   

塗装にこだわり、ドレスアップ!

 

かなり難度が高そうなウィング部の白いストライプの塗装ですが、今回はGSIクレオス様のご厚意で提供していただいた、発売前の「Mr.カラーGGX(ダブルジーエックス)」シリーズのサンプルを使わせていただきました。  

  

この「GGXホワイト」は、従来のホワイトよりも隠蔽力が高いうえに食いつきもよく、塗膜も強いため濃い成型色のパーツを塗るのにオススメです!! 一般発売が待ち遠しいですね。

 

塗り終わったのがこちらになります。黒の部分は未塗装で成型色のままです。ここにマスキングして、「GGXホワイト」を吹き付けるだけでシャープなラインになります。もしはみ出たら、水をつけた爪楊枝でそこを削り落とすといいでしょう。

仕上げに「Mr.スーパースムースクリアー(つや消し)」を全体にコートしてあげます。

 

本体のグレー部分にもGSIクレオスの新色を使用。イメージに近い雰囲気になりました。

 

「インフィクタスビームシールド」は、偏光成形パーツそのままでもいい感じなのですが、もうひと工夫してみましょう。「ガンダムマーカーEX 光の翼ホロブルー」を、「ガンダムマーカーエアブラシシステム」を使って吹き付けてみました。

仕上がりはこちらになります。さらに粒子感が増して面白い質感になりました。

  

本体色のブルーは、GSIクレオスから発売されている「ライジングフリーダムガンダム」用に調色された「ライジングフリーダムブルー」をもとに、明るめのブルーにチューニングしています。ホワイト部は少しトーンを抑えた白の印象だったので、「Mr.カラーC69グランプリホワイト」を使用してみました。

完成!! こつこつと手を加えた積み重ねで、イメージに近い仕上がりになりました。

完成! 劇中イメージ通りのライフリに 

 

上半身アップ。劇中冒頭の発進シーンのイメージです。キットにはコンパスのエンブレムが付いていないのですが、どうしても再現したい場合はガンダムベース限定「アクションベース7 機動戦士ガンダムSEED FREEDOMイメージクリアカラー」付属のマーキングシール等を使用するといいでしょう。

 

ツインアイはSHOW UPの「ベースカラー コスミックシルバー」を筆塗りした上から青のペンで塗っています。

  

新機構「SEEDアクションシステム」の搭載により、劇中のアクションも再現可能となりました。

 

その秘密はこちら。股関節がここまで引き出せるのでかなり大胆なポージングが可能となっています。 また、首や肩、腰の可動域も従来のキットよりも広くなっています。

 

大迫力の「ハイマットフルバースト」も再現可能。

2本のビーム・サーベルを連結した「アンビデクストラス・ハルバード」形態も演出できます。

ハンド部は「HGBC 次元ビルドナックルズ「角」」に換装しています。いい感じにフィットしました。

 

オーブがムラサメで培った可変技術を流用した、MA形態への変形も可能。

もちろん大気圏突入時の展開モードも再現可能です。

いかがだったでしょうか?

基本的にパーツの整形+αをメインに製作していきましたが、ていねいに時間をかけて仕上げていくことできれいな作品が完成するので、映画を観た後にイメージを膨らませて、じっくり取り組んでいくのも楽しいと思います。今後もさまざまなキットも発売されていくと思いますので、ますます作る楽しみが広がりますね。

それでは、次回の作例でまたお逢いしましょう!!

BGM: “FREEDOM” 西川貴教 with t.komuro

 
【商品情報】

HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム
・発売中
・メーカー:バンダイスピリッツ
・価格:2,640円(税込)

YU-GO

YU-GO

原型師、造形師、プロモデラーと多彩な顔を持つマルチクリエイター。キャラクターが持っているイメージや世界観を大切にして立体へとフィードバックさせる事を信条としている。アキバ総研ではガンプラやキャラクターホビーの作例記事をメインに執筆。