クリスマスの宴にメインキャストが大集合! ファン待望の第2回単独イベント「ピオフィオーレの晩鐘 ~Festa di Natale~」レポート

オトメイトが贈る女性向け恋愛ADV「ピオフィオーレの晩鐘」、2度目となる単独イベント「ピオフィオーレの晩鐘 ~Festa di Natale~」が、2021年12月25日に川口総合文化センター リリア メインホールで開催された。

本作は、第一次世界大戦後の南イタリアの交易都市・ブルローネを舞台に、マフィアたちとの危険な恋が堪能できる乙女ゲーム。初作のPSVita版に新要素をプラスしたNintendo Switch版「ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-」、そして続編となる「ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-」が発売。舞台化も行われており、2022年5月には新たにミュージカルの公演も控えている。

本イベントではメインキャラクターを演じるキャスト陣が登壇し、作品の世界観に浸れる朗読劇に、悲喜こもごものバラエティコーナー、そして作品を盛り上げたライブも行われた。大いに盛り上がったイベントの夜公演の模様をメインに、昼公演の模様も交えつつお届けする。

出演者は以下の通り。(※敬称略)
《昼公演》:
ダンテ・ファルツォーネ役:石川界人
ギルバート・レッドフォード役:森久保祥太郎
ニコラ・フランチェスカ役:木村良平
オルロック役:豊永利行
アンリ・ランベール役:立花慎之介

楊役:岡本信彦(※声の出演)
アーティスト:mao

《夜公演》:
ダンテ・ファルツォーネ役:石川界人
ギルバート・レッドフォード役:森久保祥太郎
楊役:岡本信彦
ニコラ・フランチェスカ役:木村良平
オルロック役:豊永利行
アンリ・ランベール役:立花慎之介

アーティスト:mao

イベントレポート

 

 

イベントの幕が開くと、ステージ上にはカジノ支配人・ディレットーレ役の立花さんが、仮面を付けた姿でステージに登場し、会場を本作の世界へと一気に引き込んでいく。そのまま、イタリア王国の片隅、マフィアが支配する交易都市・ブルローネで、ある事件が発生した、という朗読劇がスタートした。昼公演、夜公演ともに「ブラックサンタ」というキーパーソンを中心として物語が展開されるのだが、それぞれストーリーは別物となっており、昼夜片方のみでも、両公演見ても楽しめるものとなっていた。
昼公演では「ブラックサンタ」を見たという子どもたちが騒いでしまってパーティーが行えないので、その「ブラックサンタ」の正体を突き止めるべくマフィアたちが奔走する。そして夜公演ではジョヴァンニという少年が「ブラックサンタ」に連れ去られるという失踪事件が起こり、その真相を探るため尽力する姿が描かれた。

 

 

ゲームを制して豪華クリスマスプレゼントをゲットできるのは誰!?

朗読劇の前半パートが終わると、バラエティコーナー「マフィアのメリークリスマス」が行われた。
昼公演ではAチームが石川さん&木村さん、Bチームは立花さん&豊永さんの2チームに分かれ、森久保さんはMCに徹しつつ、事前に勝利チームを予想することで、勝利チームとともに当たればプレゼントがもらえるというポジションに。森久保さんはBチームの立花&豊永さんに賭けたのだが、理由は「リハでAチームに賭けたから」と即ネタバラシしてしまい、笑いが起きていた。
岡本さんが合流した夜公演では、森久保さん、石川さん、豊永さんがAチーム、立花さん、木村さん、岡本さんがBチームとなり、3対3の2チームに分かれてゲームが行われた。

ゲームに勝利したチームには、ひとりがひとつ選べるプレゼントが用意されており、その内容は「高級白ワイン(昼公演は赤ワイン)」「ピストルボトル型テキーラ」「お取り寄せマリトッツォ」「お菓子入りクリスマスブーツ」「缶入りスパークリングワイン(赤、白)」「たわし」の6種。どちらのチームが勝利して、誰がどの商品を手に入れるのか、豪華プレゼントをかけたゲームがいよいよスタートした。

全部で3つ用意されたミニゲーム、そのひとつ目は「狙え!雪玉ゲーム」だ。
床に指示やポイントが書かれたマスが登場。一見するとただの大小さまざまな大きさの円に見えるのだが、実はこの円が厚みのある素材でできており、その厚みの生み出す絶妙な段差と、キャストが手に装着した手袋がゲームの勝敗を大きく左右することになった。

リハで唯一、1回もポイントを獲得できなかったという石川さんからスタートとなった昼公演は、Aチームが15、Bチームが140ポイントとなり、Bチームの勝ちと勝敗が決まったのだが、夜公演ではどちらもまったくポイントを獲得できず、0対0の引き分けという結果となってしまう。これにはキャスト陣は苦笑、発声は禁止となっていた会場からは声にならない笑いが聴こえる事態となっていた。

気を取り直して行われた、続いてのゲームは、「崩したら負け!プレゼントBOXタワー!」。
ステージ中央に登場した巨大なプレゼントBOXの上に両チームが順にプレゼントBOXを積み上げていき、タワーを崩した方のチームが負け、というシンプルなゲームだ。ただし、こちらも手袋は装着したままで行うため、箱を持つ手が滑ってしまい、細かい位置の調整が難しいのがポイントだ。

今回はBチームからゲームがスタート。
「最初はある程度普通のほうが……」と中くらいの箱を選んだ立花さんが置いたのは、なんと安定感の悪い縦置き! しかもその後の豊永さんは面取りされた宝物型のボックスを斜めに乗せるというアグレッシブな展開に。さらに続く岡本さんがその頂点にハート型のボックスを乗せようと奮闘。結果、下の宝物型をこっそり安定した置き方に変更して、ハートの2つの丸みを下にして設置すると、違和感に気づいたキャストから抗議の声が上がる。しかしOKの判定があがり、続く石川さんも同じハート型の箱を同じように重ねていく。
ここでBチームに回り、ハートの尖った頂点に、どんなものなら置けるのかと思案した木村さんが選んだのは、プレゼントボックスの蓋。バランスの悪い場所へなんとか乗せた木村さんの後、ピンチに立たされたのはAチームの森久保さんだ。ここはもうそれしかない、と、一番小さな箱を選び、傾くふたの上へそっと設置。斜めになりながらも無事乗せることに成功し、会場からは大きな拍手が沸き起こった。その上にさらに積み上げなくてはならなくなったBチーム、立花さんは大きな箱の方がいいかと思案するが、結局森久保さんと同じ小さな箱をチョイス。しかし惜しくも崩れてしまい、ここはAチームの勝利となった。

2戦目は先攻後攻が入れ替わり、Aチームの豊永さんが丸型のボックスをひとつ目に選んで設置。続く立花さんが、いきなり大小5個の箱を重ねて運ぼうとして止められ、結局白い大きな箱を乗せた後、Aチームの石川さんは長く楽しみたいと安定度の高い四角い箱をチョイス。続いて岡本さんが丸型の箱を選び、森久保さんは一番大きな箱をセットし、プレゼントBOXは順調に積みあがっていく。
1周目を終えたところでずいぶんと高くなってきたため、踏み台が登場。2周目に入り、豊永さんが選んだのは細長い大きめの箱だったが、ここでわざと左右のバランスを微妙にずらして置くという作戦に出る。立花さんが軌道修正するべく、豊永さんと同じく細長い箱を、互い違いのバランスで置けば、石川さんは一度丸型ボックスをチョイスするも、宝箱型のものへと持ち替えてトライ。同じ形を選んだ岡本さんは、石川さんからの「危ないですよ!」の声にもひるまず、縦横変えて十字置きにチャレンジしてみせる。次いで森久保さんが金色の正方形ボックスを慎重に置き、ここで木村さんのターン。木村さんはマイクを置いて両手でトライするという、本気の構えを見せる。長方形のボックスを縦に置こうとしたところで一瞬前に崩れかけ、慌てて戻して事なきを得た木村さんに「よく取った」とキャスト陣から大きな拍手が送られた。無事に積み上げ、勝ちを確信した木村さんは投げキッスで豊永さんへとバトンタッチ。この時点でプレゼントBOXは豊永さんの全身を隠してしまうほどの高さに達しており、大きいボックスで勝ちにいこうとするが、やはり思い直して一番小さいボックスを手に取った豊永さん。手を震わせながら小さい箱を乗せた豊永さんに会場からも大きな拍手が沸き起こった。そうして3度訪れた自身のターンに、昼公演の悪夢(昼公演では同じ状況で一番上の箱だけがコトンと崩れる予想外の事態となっていた)を思い出してしまう立花さんだったが、豊永さんと同じ小さな箱を選んで果敢に挑戦していく。しかし嫌な予感は的中してしまい…もろくも崩れたボックスに悔しさをぶつけるように残った塔をさらに倒す立花さんだった。

最後のゲームは「君にささやくメリークリスマス」のコーナー。
スクリーンに9つのシチュエーションが表示され、お題となっているセリフをどのシチュエーションで発しているのかを当てるゲームだ。昼公演では「メリークリスマス」がお題となっていたが、夜公演では乾杯を表す「ブリンディジ」を、演じるキャラクターのセリフとして表現した。

最初は昼公演に参加していなかった岡本さんからとなったのだが、岡本さんは「19歳が大人のマネごとでいうオレンジジュースでの乾杯」を選択。キャスト陣から「大丈夫か」と声をかけられて、キャラクター(楊)で演じなければいけないことを思い出した岡本さんは、頭を抱える結果となった。
続くAチームの森久保さんは「寒空の下、ベンチに恋人と二人で座り交わす乾杯」をチョイスし、寒い演技を織り交ぜてセリフを披露。森久保さんが寒さを表現した声を泣き声と捉えてしまった石川さんと豊永さんだったが、「寒空の下」の文言に気付き、見事正解を導き出した。正解とはなったものの、「寒いアドリブと泣き声が区別つかないのショックなんだけど」と嘆く森久保さんだった。

ゲームの結果、そして誰がどんな商品を手に入れたのかは、2022年1月3日まで配信中のアーカイブ映像にて、ぜひ確認していただきたい。

朗読劇後半&ライブパートはしっとりと

 

 

ゲームコーナーが終わると、再び朗読劇のコーナーへ。
6人は無事にジョヴァンニの失踪事件を解決し、ブルローネのマフィアが集まって、ナターレが開催された。6人が顔をそろえて祝う夢のような時間に続き、もっと違うものが見たいというリクエストに応えて、ディレットーレが彼らとの逢瀬を夢に見させてくれる。オルロック、ギルバード、楊、ニコラ、アンリ、そしてダンテとの甘いひと時、会場はクリスマスの特別な空気に包まれた。

 

 

そうして本イベントは、最後にmaoさんの歌う優しくやわらかなエンディングテーマ「Silent Glim」であたたかく締めくくられた。

絵がないにもかかわらずブルローネの景色が見えるほど真に迫ったシナリオと石川さんが語る本作の特別なクリスマスイベントは、キャスト、そして会場の作品愛にあふれたイベントとなっていた。

本公演の模様は2022年1月3日までアーカイブ配信が行われているので、ぜひ年末年始のひとときを、本イベントを振り返りつつ過ごしてみてはいかがだろうか。

アーカイブ配信情報

【配信視聴チケット情報】
<販売期間>
・1公演のみ 11月5日(金)~2022年1月3日(月)21:00まで
・2公演(昼公演・夜公演)通しチケット 2021年11月5日(金)~2022年1月3日(月)19:00まで

【PIA LIVE STREAM】
1公演のみチケット:4,800円(税込)
2公演(昼公演・夜公演)通しチケット:9,200円(税込)
2公演(昼公演・夜公演)通しチケット+特典映像付:10,800円(税込)
▼ご購入はこちらから
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【アニメイト LIVE STREAM(ZAIKO)】
1公演のみチケット:4,800円(税込)
1公演のみチケット+アニメイト限定特典付:5,800円(税込)
2公演(昼公演・夜公演)通しチケット+特典映像付+アニメイト限定特典付:11,800円(税込)
▼ご購入はこちらから
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▼配信特典情報
アニメイト限定特典:本イベントオリジナルチケットケース+レプリカチケット+INVITATION CARD1枚(6キャラクターメッセージ入り)
※特典のお届けは《2022年2月上~中旬以降》を予定しております。

※配信のアーカイブは【~2022年1月3日(月)23:59】までご覧いただけます。
イベント終演後にもご購入可能となっておりますので、ぜひチェックしてください。
※本イベントでは映像化を予定しておりません。

【イベント情報】※本イベントは終了いたしました。
■「ピオフィオーレの晩鐘 ~Festa di Natale~」

日時: 2021年12月25日(土)
《昼公演》開場 12:15 開演 13:00
《夜公演》開場 17:15 開演 18:00
会場: 川口総合文化センター リリア メインホール

《昼公演》出演者:
ダンテ・ファルツォーネ役:石川界人
ギルバート・レッドフォード役:森久保祥太郎
ニコラ・フランチェスカ役:木村良平
オルロック役:豊永利行
アンリ・ランベール役:立花慎之介

楊役:岡本信彦(※声の出演)
アーティスト:mao

《夜公演》出演者:
ダンテ・ファルツォーネ役:石川界人
ギルバート・レッドフォード役:森久保祥太郎
楊役:岡本信彦
ニコラ・フランチェスカ役:木村良平
オルロック役:豊永利行
アンリ・ランベール役:立花慎之介

アーティスト:mao

「ピオフィオーレの晩鐘 ~Festa di Natale~」公式ページ:#
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主催:アイディアファクトリー株式会社/デザインファクトリー株式会社

(C)IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY