社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!
コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。
というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」。第25回スタート!
第25回 スーパーミニプラ勇者指令ダグオン「ファイヤーダグオン」
今年は「勇者シリーズ」30周年ということもあって、各社からの勇者ロボのキット化が続いております!
今回はその中からバンダイキャンディ事業部さんのスーパーミニプラ「勇者指令ダグオン」より「ファイヤーダグオン」をレビュー! 全3種をすべて揃えると、ダグファイヤーとファイヤーダグオンを完成させることができます。
パッケージはナンバリングなどが異なるのみで、ほかはまったく同じデザイン。
各パッケージには複数の色のランナーと塗装済みのパーツ、説明書、シール、ガムが入っています。
今回は紹介するメカの数も多いので、さっそく組み立てていきます!
はい! すべて組み立てて完成させるとご覧のような状態になります。
ファイヤーラダー、ファイヤーレスキュー、小型ファイヤーストラトス、ファイヤーストラトス(ダグファイヤー)、ファイヤージャンボ、スタイル重視頭部、ファイヤーソード、手首左右が3パターンずつ。
まずはファイヤーストラトスから。
当時の玩具に触れたことのある方なら、手で持った時のサイズ感が当時品に近いことに気づくかと思います。せいぜいひと回り小さい程度です。タイヤはダミーとなっており、転がし走行はできません。
フロント周辺の黒、タイヤの白、パトランプの赤が塗装済みパーツ。一部の黒い部分とウインドウはシールで再現されています。
バンパー下のライトもシールで再現。細かいお気遣いに感謝。
後部は変形時に展開するパーツが集合しているので、フロント部分より少々複雑な構成になっていますね。
車体底面はこのような感じ。やはり当時の玩具を思い出す変形機構。かつ、アニメにも近い!
こちらはもうひとつのファイヤーストラトス。ファイヤーダグオンに合体する時に、本体に収納される超小型ビークルです。
裏面もそれなりにモールドが施されているうえに、カラーリングもシールでしっかり再現されています。
可変ダグファイヤーと比較するとこのサイズ差! 実車とラジコンカーくらいの大きさの差があります。ミニファイヤーストラトスは、紛失しないように!
続いてファイヤーレスキュー。合体時の大きさに合わせているため、ちょっとかわいらしいアレンジになっています。車体後部も合体の都合で空洞があります。でも雰囲気は十分ですよね!
そしてファイヤーラダーも、同じくかわいらしいアレンジに。レスキュー、ラダーともにフロントとサイドにシールを貼っています。
底面をのぞくと、手首が収納されているのが確認できます。拳は変形用小型手首が組み込み済み。
しかもファイヤージャンボへの格納も再現。ハッチの展開方法はアレンジされているものの、これは嬉しいギミック。
ハッチをスロープ状にすれば、このように発車シーンのようなことも再現できます。
それでは個別のメカをご紹介したところで、ファイヤーストラトスの変形をご紹介!
炎「融合合体!!」
ブロロロロォ~
フロントを展開。
スーパーミニプラ版のアレンジとして、接地のために赤いつま先と黒いかかとのパーツを展開します。
そしてこちらもスーパーミニプラで追加されたギミック。肩の後ろにあたる部分を折り畳みます。
腕部はアニメの描写に近い変形をしてくれます。車体のサイドを跳ね上げて
肩を展開し、腕部をさらに上に(肩の内側に入るように)あげます。
最後に背面のパトランプを上にスライドさせると
連動して頭部がせりあがって変形完了!
炎「ダグッ」
「ファイヤー!!」
ダグファイヤーの完成です。肩と胸部のゴールド、頭部など一部は塗装済みのパーツ。さらにシールを用いて配色が再現されています。白いラインのシールは慎重にね。
可動とスタイリングのよさを両立させています。背面を見ると、なぜか当時の玩具のことを思い出し、懐かしい気持ちになってしまいます。
頭部はボールジョイント接続なので、グリグリ動きます。
肩は、変形の可動部を利用することで、かなりの可動範囲を誇ります。
変形に関係のない可動であるにも関わらず、肘は90°以上曲げられるし、二の腕でロール軸が設けられています。手首はボールジョイント。
ファイヤーブラスターは前腕に格納が可能で、そのままで変形が可能。もちろん取り出すこともできます。この小ささでよくこんなギミックを……。
胴体は接続部で回転可能。フロントアーマーは上方へ跳ね上げられるので脚部はらくらく可動。膝は変形でも使う可動なので、こんな感じで180°ほど曲げられます。
つま先とかかとも、このくらい可動。
腕部、頭部、胴体、脚部の可動がすぐれているため、こんな大胆なポーズも決まります。
ファイヤーブラスターは両腕に収納可能で、二丁付属。
つま先の可動も活用すればこんな姿勢でも自立が可能。
膝立ちも難なく可能。かっこいいポーズを探してみてください。
ダグファイヤーだけでもかなり遊べる完成度なのですが、本番はここからですよ!