「デカダンス」、「Re:ゼロから始める異世界生活2nd Season」、「恋とプロデューサー～EVOL×LOVE～」と7月スタートのTVアニメ3作品の主題歌を歌っている鈴木このみ。そのシングルが、7月から9月にかけて3か月連続でリリースされる。このような形のリリースラッシュは、8年のアーティスト活動の中でも初めてのこと。2020年夏に大攻勢をかける彼女に、話を聞いた！

アルバムを作るような感覚で、楽曲制作に打ち込みました

── 7月・8月・9月と、アニメ主題歌のシングルを3か月連続でリリースすることになりました。これは鈴木さんにとって、初めてのことですよね。

鈴木　はい。カップリング曲も含めて6曲と、短期間での制作が進行してたので、まるでアルバムを作っているような感覚でした。残念ながらライブやイベントができなくなってしまった分、それぞれの楽曲に集中して、濃密な6曲を歌うことができたと思います。

── 作詞や作曲もあり、制作に打ち込めたことで、ステイホームの状況をポジティブなものに反転できた感がありますね。

鈴木　そうですね。今回の制作期間は自分を見つめ直す機会で、今、私は何を考えて何を感じているのか、それを楽曲でどのように表現していこうかと考えることから始まるんです。今回は1曲もかぶることなく、鈴木このみのさまざまな一面を出していきたいというコンセプトがあって、それを実現できたと思っています。

── 3か月連続リリースということについて、最初に知ったとき、どう感じましたか？

鈴木　最初に知ったときはもちろん、「やったー！」とテンションが上がりました（笑）。でも制作に入ると、1曲1曲、いいものを作っていくことが一番の目的になったので、あまり3か月連続リリースということについては考えないようになっていきました。本当に集中して制作に携わっていたので、全曲が完成したときは燃え尽きました（笑）。

── 7月19日には配信による無観客ライブがあります。このインタビューが掲載されるころには終わっているのですが、新曲は歌われるのでしょうか？

鈴木　はい。3曲とも披露します。無観客ライブは初めてなのでドキドキしますが、私の歌を早くみなさんにお届けしたい気持ちでいっぱいです。

── ライブに向けてということでしょうか、髪の毛を染められたんですね。

鈴木　人生でほぼ初めてのブリーチをしました（笑）。「Realize」の衣装が黒一色で、その衣装でメディアに出る機会が増えてきたので、アクセントとして、髪にちょっと金色を足してみようかなと思って。

── よりロッキンな感じになりましたが、ご自身の感想はいかがですか？

鈴木　色が入っているのは内側なので、普段は隠れていて、ちょっと首をかしげたりすると金色が見るんですけど、まだ慣れないですね（笑）。どうしても気になってしまって、鏡を見る回数が増えました。でも、髪が動いた瞬間にさっと金色が見える感じが、ライブにも効果的かなと思いました。

── 無観客ライブを見たファンの反応が楽しみです。