「球詠」武田詠深役、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」桜坂しずく役など、話題作で活躍中の人気若手声優・前田佳織里さんが、日本最大級の動画サービス「niconico」の「ニコニコチャンネル」にて配信中の公式チャンネル「かおりんがゆく!~国王奮闘日誌~」!
リモート飲み会が大好評のうちに幕を下ろした第2回に続いて、第3回が6月25日21時より生配信された。
番組の“国王”である前田佳織里さんが“国民”となる視聴者へ向け、“国王としてふさわしい姿を魅せる”ため、さまざまな企画にチャレンジするというこの番組。前田さんが挑戦する内容は、毎回、アキバ総研の投票機能を使って、国民の投票によって決定。ランキング上位となったテーマを番組内で実行するという”視聴者参加型“番組だ!
今回は「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」優木せつ菜役で前田佳織里さん、もとい「かおりん国王」と共演中の楠木ともりさんをゲストに迎えての放送ということで、王国民も情報発表直後からテンションが高め。
おまけに今回の生配信に先駆けて行われた国民投票「番組内で「かおりん国王」にやって欲しいことは?」の結果は、「かおりん国王“アドリブ”エンディングソングを披露!」、「番組終了後、ゆるゆる雑談タイムを実施!」、「花嫁風!アレンジヘアで登場!」が同率1位に終わるという奇跡的なものとなり、(主に番組製作スタッフたちが)上へ下へのお騒ぎ!
今回は生配信前から神回の予感しかない!
……なんて言ってたら、誰もが予想しなかった事態がかおりん王国を襲うのだった……。
※過去放送をご視聴いただくには「会員登録」が必要です。
※会員の方は、「放送中の会員限定パート」や「過去放送」の模様をご視聴いただけます
マイク不通! 大ピンチにかおりんとともりるが取った行動は……?
というわけで生配信スタート。段取りでは、かおりんの呼び込みで「ともり国」の国王であらせられる「ともりる」こと楠木さんが登場する……という手はずだったのだが、なんとなく配信が始まり、なんとなく楠木さんもトークに加わり、という具合にのっけからグダグ……いやアットホームなノリで展開。
プライベートでも仲良しなおふたりだけあって、かつてないほどリラックスした雰囲気の国王に、王国民も思わずニヤニヤが止まらない。
また、お互いが国王ということもあり、国民たちのコメントも草を生やす(笑っている様子を表現する「wwww」というコメント)代わりに、植物のアイコン「おハーブ」を流すという感じで、どことなく番組全体にロイヤルな雰囲気が漂っている気がしなくもないが気のせいかもしれない。
そんな感じで、開幕から盛りだくさんな第3回配信だが、そのほかにも新企画「目安箱」コーナーが今回よりスタート。王国民の自由な質問・要望・提案に、かおりんがなんでも答えていくというコーナーなのだが、ここでは「疲れた時の対処法」について語り合うことに。そこで疲れをごまかすための手段として、目をカッと見開くともりる、思い切り白目をむくかおりんと放送事故寸前の変顔が世界に向けて発信された。
そしてここで大事件が発生!
なんと突如、楠木さんのマイクが音を拾わなくなってしまったのだ。予想外のトラブルに、大至急対応に追われる現場スタッフこと「爺や」たち! しかしThe Show Must Go On──ショーは一度始まると止めることはできないのである。
声が発せない楠木さんの動きに対して、かおりんがアテレコを行うというウルトラCな演出を即興で行い場を乗り切ろうとするふたり。完全にアドリブな展開なのだが、かおりんの声とともりるの身ぶり手ぶりを交えたアクションは、見事にシンクロ。かおりんのセリフとともりるの唇の動きも違和感がなく、ここに声優の職人技を見たような気がする。
そのほか、かおりんのマイクに声を乗せるべく、ともりるは翌日の仕事に影響が出そうなくらい声を張り上げたり、別企画のために用意されていたダミーヘッドマイクを代用品として使用したりと、生ならではの筋書きのないドラマが次々と展開。まったく着地点の見えない配信に、誰もが固唾をのんで見守り続けた。
ちなみにダミーヘッドマイクとは、人間の頭部を模した形状のマイクで、立ち位置によって音の聞こえ方がリアルに変わっていくという特殊なマイクである。結果的に、楠木さんが耳元でささやいてくれる……、というずいぶんと耳が幸せになる配信になったのは、怪我の功名といったところだろうか。このあたりはぜひヘッドホンを使って番組を視聴していただきたい。
ともあれ最終的に楠木さんにはハンドマイクが用意され、事態はひとまず収束した。
その後は国民の面白コメントを読み上げて、相手を笑わせた方が勝ちという「にらめっこ対決」が行われた。箸が転がってもおかしい感じのともり王に対し、かおりん国王のポーカーフェイスぶりがいかんなく発揮される名勝負となった。
また、1位が3つ並ぶという結果に終わった国民投票だが、どれが一つに決めねばならないということで、楠木さんも一票投じることに。その結果、番組のラストに「かおりん国王エンディングソング」をアドリブで披露することが決定した。
芸人顔負け! ドッキリ企画にかおりん絶叫!
ドタバタ続きということもあって実に50分弱という長尺となってしまった前半パート。それに続いて配信された有料の後半パートでは、いろんなメーカーの「うすしお味のポテトチップス」を食べ比べて、商品を当てるという「ききお菓子」に挑戦。
さらにダミーヘッドのそばで食べることで、ASMR動画的な楽しみ方もできるという、一粒で二度おいしい企画となった。
耳元で響くポテチの音と、脳に直接語り掛けてくるようなかおりん&ともりるの音声はまさに一生モノのお宝! これはお金を払ってでも聞いておくべきサウンドだ。
そして後半のハイライトが、次のコーナーだ。ここでは試食はせずに、音と肌触りだけで何のお菓子かを当てるゲームに、我らがかおりんが挑戦。
しかしこれは番組と楠木さんが仕掛けた、壮大なドッキリ企画だったのである。さて、その内容と結末は……実際に配信映像を見て確かめていただきたい。
お笑い芸人顔負けのナイスなリアクションを取るかおりん国王の姿は、必見! まさにこの番組でしか見られない素の表情が飛び出した。
そして配信の締めは、かおりんによるオリジナルエンディングテーマの披露だ。即興にもかかわらず、illなスキルでリアルなRAPを叩き込む国王。最終的に90分弱という長丁場となった第3回だが、最後の最後まで見どころ満載の神回となった。
前回のレポートでも「神回」と書いたと思うが、そのハードルを軽々と超える放送がいきなり次回で行われるとは……。かおりん王国の秘めたるポテンシャルは無限大!と思い知らされた第3回であった。
ちなみに今回の最大の見どこ(聴きどころ?)は、番組の最後に一瞬収録された楠木さんの一言である。最後までお聞き逃しなく!
最後に、波乱の第3回の配信を終えたかおりん国王とともりる王のコメントをご紹介!
■前田佳織里
──第3回の放送、お疲れ様でした!まずは感想をお願いします。
第3回目は初ゲストに楠木ともりちゃんをお迎えして、すごく嬉しかったです! ずっとともりとはもしゲストとして出たらどういうことしたいか などいろいろと話し合っていたので、まずはその念願の夢が叶って最高でした!
──楠木ともりさんとの共演はいかがでしたか?
ともりとは息もぴったりだと思うので、全然気負いせず、純粋にゲストとして楽しんでもらえたら!という気持ちで臨みました! 特にマイクの不調で「楠木ともりちゃん(cv.前田佳織里)」でお便りを読んだり、ピンチでも動じずずっと明るく対応してくださったのが印象に残ってます! 初ゲストでたくさんの試練が迫りすまない……という気持ちと、「本当にともり、ありがとう!! 頼りになるよー!」という気持ちでいっぱいなので、次会った時は感謝の気持ちを込めてなにか奢らせてほしいなと思います(笑)。
次またお呼びさせていただく際は、カラオケ大会やともりの得意分野やりたいことをわいわい存分にやりたいですね! またなにより国王へのドッキリには本当にびっくりしました……(笑)。わたしも国王として気が抜けない! 恐るべしかおりん王国!!
──今回の放送を一言で語るなら?
今回の放送を一言で語るなら「十年後には笑い話」でしょうか……(笑)。たくさんのハプニングはありましたが、何より放送をみてくださった皆さんが暖かく支えてくださって、本当に嬉しかったです! むしろ生放送ならではの面白いエッセンスが凝縮された神(?)回だと思うので、ぜひみんなの心が疲れた時は奮闘している国王の姿を見てクスッと笑ってもらえたらと思います!
──王国民の皆さんへのコメントをお願いします!
三回目になり新しいコーナーや初ゲストをお迎えしはじめ、より楽しめる内容になっていけるようがんばりたいと思います! 2020年も、もう気づけば半年過ぎましたが、お互い体に気をつけて元気に! これからも楽しい放送にしていきましょう!
■楠木ともり
記念すべき初ゲストに選んでいただけて、とっても嬉しかったです! 私がよく周りの機材を壊してしまうタイプなので、国王や爺やの皆様に大変な思いをさせてしまったのですが……その分、国王とゆっくりお話できて非常に楽しい時間でした。また王国に遊びにいきたいので、ご招待いただけるように日々がんばります!
その時はおみやげに、私お勧めのおつまみをお持ちしますねっ!