声優・平田広明さんのお誕生日である8月7日にあわせて、2019年8月7日～14日の期間で開催していたアキバ総研の公式投票企画「平田広明誕生日記念 ハマり役キャラ人気投票」。ここでは、その結果を発表しよう。

平田広明さんといえば、熱血の熱いキャラから、クールなナイスガイ、はてはちょっとオトボケ系のおじさんキャラまで、幅広い役柄をこなす、実力派のベテラン声優である。アニメだけでなく、洋画の吹き替えでも幅広く活躍しており、今や、日本を代表する男性声優のひとりと言っても過言ではないが、その長いキャリアの中で演じたさまざまなキャラクターの中で、どのキャラがもっともハマり役としてアニメファンに認知されているのだろうか。

以下、ベスト10にランクインしたキャラクターを紹介しよう。

1位：鏑木・Ｔ・虎徹（ワイルドタイガー）（TIGER & BUNNY）　1652票
2位：サンジ（ONE PIECE（ワンピース））　703票
3位：沙悟浄（幻想魔伝 最遊記）　269票
4位：南波六太（宇宙兄弟）　219票
5位：クライン（ソードアート・オンライン）　194票
6位：近藤正己（恋は雨上がりのように）　166票
7位：マックス・ロボ（BANANA FISH）　122票
8位：ベニー（BLACK LAGOON）　83票
9位：京極堂（中禅寺秋彦）（魍魎の匣）　80票
10位：雨宮リンドウ（GOD EATER）　73票

2位以下に大きな差をつけてダントツの1位となったのは、「TIGER & BUNNY」（タイバニ）の主人公キャラ、鏑木・Ｔ・虎徹となった。タイバニという作品自体の人気もあるが、タイバニ人気をここまで確固とさせたのは、やはり平田さん演じるこの虎徹の存在が欠かせないだろう。ちょっと落ち目だが、情に厚く、バカ正直なスーパーヒーロー・虎徹は、平田さんの演技によって実に味わい深いキャラに仕上がっていたと言えるだろう。まさに、平田さんを代表するキャラとしてふさわしいハマり役である。

続く2位は「ONE PIECE」のサンジ。説明の必要もないだろうが、大人気アニメ「ONE PIECE」に登場する「麦わらの一味」の重要な仲間のひとり。カッコいいけど、女に弱く、だらしない部分もあるというサンジは、平田さんが得意とする役柄と言っていいだろう。3位に入った「幻想魔伝 最遊記」の沙悟浄も、ある意味では似たような役柄。クールでけんかっ早く、女にだらしないという部分もあるが、何だかんだ言って頼れる兄貴的な存在。こういう役柄は、シリアスもコメディも自在に演じられる平田さんの真骨頂だ。

4位の「宇宙兄弟」の南波六太や、6位の「恋は雨上がりのように」の近藤正己なども、どこか抜けているものの、人間味あふれる大人の魅力たっぷりの主役キャラだし、5位の「ソードアート・オンライン」クラインや、7位の「BANANA FISH」マックス・ロボ、10位の「GOD EATER」雨宮リンドウなども、脇役ではあるものの、いずれも頼れる兄貴的な存在として、主人公達をしっかりサポートする役柄だ。

こうして見ていくと、平田さんの演じる代表的キャラクターに通じるのは、どこか少し抜けている部分もあるが、それがむしろ人間味を感じさせる、愛すべき頼れる兄貴役、といったところになりそうだ。そして、そんな骨太なキャラを声だけでしっかり感じさせる平田さんの演技は、やはり今の声優界の中でも飛び抜けていると言っていいだろう。

なお、11位以下の結果に関しては、下記のリンク先をご参照いただきたい。

最後に、遅くなりましたが、平田さん、お誕生日おめでとうございました！