PCソフトメーカー「TYPE-MOON」が、2019年8月30日に、新たなゲーム開発に挑戦するための新スタジオ「TYPE-MOON studio BB」(以下「studio BB」)を設立したことが発表された。
「studio BB」のスタジオディレクターには、「Fate/EXTRA」「世界樹の迷宮」「ドラゴンクエストビルダーズ」などの開発を手がけたゲームクリエイター、新納一哉さんが就任。
今後は、TYPE-MOONの武内崇さんや奈須きのこさんをはじめとするクリエイターや、チームと協働し、TYPE-MOONの世界観をさらに拡張するゲームの開発を行っていく。
また、「studio BB」では、現在スタジオクリエイターの募集を行っている。
現在募集している職種は「プログラマー」「アートデザイナー」「ゲームデザイナー」「プロジェクトマネージャー」。
ゲーム開発の経験を、共に新たなTYPE-MOON作品の創造に活かしたいという意欲溢れる人は、ぜひ応募してみてはいかがだろうか。
応募条件や待遇、仕事内容など詳しくは本日(8月30日)公開の「studio BB」公式サイトをご確認いただきたい。
最後に、各スタッフからのメッセージが到着しているので、ご紹介する。
【コメント】※敬称略
■新納一哉(スタジオディレクター)
studio BBは、TYPE-MOONが新たなゲーム開発に挑戦するために設立した新スタジオです。
武内崇、奈須きのこはもちろん、多くのクリエイター、パブリッシャーと協力しTYPE-MOON世界の魅力を、多種多様なゲームとして皆さんにお届けできたらと思っています。
studio BBは、外部のデベロッパーと協力して開発する中規模~大規模の3Dゲームと、社内で開発する小規模の2Dゲームの2つの柱で開発を進めていく方針です。
■武内崇(TYPE-MOON 代表)
新納さんとはじめてお会いしたのは、10年ほど前になります。
「この企画を見てください」と『Fate/EXTRA』の企画書を手渡された時の衝撃は、未だに忘れることが出来ません。
それは奈須きのこ、そしてTYPE-MOON作品へのラブレターであり、挑戦状であり、そして冒険へ誘う地図でした。
私達TYPE-MOONにとって、新納一哉は黒船です。
新天地より現れて、変革をもたらす冒険者。彼と共に、新しいTYPE-MOONが始まります。
あの時と変わらない、冒険の地図を広げる新納さんの笑顔に、今はワクワクが止まりません。
■奈須きのこ(TYPE-MOON シナリオライター)
それは誰もが知る定番の冒険譚でありながら、おかしな視点を持つ語り部による物語だったり。
多くの人々が通った足跡だらけの道筋なのに、誰もが見落とした風景を捉えるカメラだったり。
新納一哉が作るゲームには、いつもそんな驚きと発見、挑戦がありました。
そして自分が好むゲームは、今も昔もずっと、そういうものだったのです。
やっと少年の頃に見た夢に追いついた。
今はそんな気持ちでいっぱいです。
「いつか何の緩衝材もない環境で一緒にゲームを作りたい」
数年前に交わした夢物語が奇縁の果てに実現しました。
間違いなく、『studio BBの立ち上げを喜んでいるランキング』トップ5に入るのは自分です。
でも『studio BB』って……嬉しいけど……BBって……(笑)
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