キカイダーや仮面ライダー1号など、数々の特撮ヒーローをビッグサイズ&発光ギミックで楽しめるフィギュアシリーズ「Ultimate Article」シリーズに、「仮面ライダーX」のキングダークが登場!
キングダークと言えば、「仮面ライダーX」中盤より登場し、悪の組織「GOD機関」を再編成した大幹部。その大きさは、なんと全高26mというビッグサイズ(という設定)! 劇中では常に横たわった姿で登場し、悪の余裕というかカリスマっぷりをいやというほど発揮していたことから、多くの視聴者に強烈なインパクトを残している。
そんなキングダークが全高約230mm、全幅約290mmという、これまた大型のディスプレイモデル「UA Monsters キングダーク」として、2019年10月に発売されることが決定。多くのホビーファン、特撮ファンを驚かせているが、その受注締切がいよいよ来週に迫ってきた。
今回、初めて本商品のことを知ったという読者や、もしかするとあと一歩、購入に踏み切れない読者もいるかもしれない。ということで、改めて「UA Monsters キングダーク」の企画担当(BH事業部 アシスタントマネージャー)である株式会社メガハウスの安彦一民さんに商品の魅力や開発裏話をうかがった。
これを読めば、きっと一家に1台、キングダークを飾りたくなる……はず!?
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――まさかのキングダークの商品化に、自分も含めて多くのホビーファン、特撮ファンが衝撃を受けたことかと思います。
安彦 おそらくキングダークの商品化自体が珍しいせいもあると思います。これまでにも、小さいサイズのキャンディトイやレトロ系ソフビのような形の商品化はあったとは思いますが、今回のようにリアルな造形で商品化されたのは始めじゃないでしょうか。
――キングダークを商品化しようと思った、そもそものきっかけを教えていただけますか?
安彦 「Ultimate Article」(以下、UA)シリーズはキカイダーに始まって仮面ライダー1号やキカイダー01など、ずっと東映、石ノ森章太郎先生の作品、それもヒーローの商品化を中心に手がけてきたのですが、かねてより怪人もフィーチャーしたいと思ってはいたんです。そんな時に、ちょうど「仮面ライダーX」が2019年に45周年を迎えることになりまして、それにちなんで何かインパクトの強いアイテムを出したいということで、キングダークを怪人シリーズの第1弾にしようということになったんです。
UAシリーズはキカイダーであれば頭部メカが発光したり、ライダー1号だったらベルトのタイフーンが回転発光したりと、LED発光ギミックを採り入れています。せっかくキングダークをやるのであれば、作中で印象的だった目が光って配下に指令を出すシーンを表現したいということで、本商品では目の発光を再現しています。スイッチ1だと発光したまま、スイッチ2だと悪の幹部らしく明滅します。
そして口も手動ではありますが開くんです。スライドして上下に動くだけなんですけど、お好みの口の形にできます。
──本商品のこだわりはどんなところでしょうか。
安彦 このシリーズをやる時は、いつも実際のプロップの資料などを大量に集めて、当時の造形物を細部まで再現しつつ、本物のたたずまいを意識してやっているのですが、キングダークは大道具の造形物だったこともあり、そこまで細かい資料が東映さんに残っていなかったんです。なので、本編映像をずっと追いかけて、リベットの数やマントのしわの具合などをリサーチして、実際の大道具の質感にあわせています。手のゴツゴツした感じや指のボツボツの数とかもほぼ忠実に仕上げているので、正面から見た感じはテレビで見たままだと思います。
どうしてもわからなかったのが口の中のディテールですね。ここはちょっとメカっぽいモールドが入っていて、歯にも何かのジャンクパーツがくっついていたりするんですが、この辺はもう資料が残ってないので、私の方で「たぶんこういう部品だろう」というのを、東映さんに確認してもらいながら創作していきました。
──画面には映らなかった背面はどうなっているのでしょうか。
安彦 もともと大道具さんが作った大道具だったので、本来は背中の部分って見えないというか、そもそも存在しないんですよね。ただ最終回間際に立ち上がるシーンが出てくるんですよ。その時の着ぐるみの造形が、全然違ってて印象が変わっちゃってるんですが、完全にマントが背中を覆っていたので、その映像を元に背中はマントと言う解釈で作っています。
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──本商品にはキングダークだけでなく、ジンギスカンコンドル、ガマゴエモン、カブト虫ルパン、サソリジェロニモのGOD悪人軍団ミニフィギュアもついてくるんですよね。
安彦 そうなんです。「仮面ライダーX」は中盤に、それまでのギリシア神話モチーフの怪人から、歴史上の有名人+動物というモチーフのGOD悪人軍団に切り替わるんです。ちょうど過渡期のタイミングで出てくるのが、この4体なんですね。
ポイントが、今回のキングダークのスケールがおよそ1/35に近いというところで、このサイズって、ちょうどミリタリーモデル等の標準スケールなんですね。キングダークって設定上は身長が26mなんですが、特撮作品における数字のデータというのはあまり信憑性がないので、やはり実際の映像を見ながら検証を重ねました。特にキングダークが人を握るシーンなんかを参考に、人がこのくらいの身長だとすると全体の大きさはだいたいこのくらい……といった具合に大きさを決めて、そこにあわせて怪人の大きさも決めていきました。
結果的に世界標準サイズになったという感じです。
──今回、キングダークを商品化できたということで、シリーズ全体の自由度、可能性も一気に広がったのではないでしょうか。
安彦 そうですね。今までは普通にヒーローキャラクターを商品化していたのが、たまにはこういうのもカンフル剤として出すと面白くなるという言うサンプルになったと思います。
──今後、商品化に挑戦してみたいキャラや企画はありますか?
安彦 意外とキングダークが受けていますので、ジオラマ的なものをもうちょっとやってみたいですね。たとえばショッカー基地の内部とかいいですよね。あとは幹部怪人だと十面鬼とか、いろいろ夢はあります。
──十面鬼のフィギュアは、確かに欲しいです! 今後の展開を期待しています。それでは最後に、改めてイチオシのポイントを教えてください。
安彦 悪のカリスマにもいろいろといますが、その中でもとりわけカリスマたる威厳に満ちた商品になったと思います。ぜひ一家に1体買っていただいて、毎日拝んでいただけると嬉しいです(笑)。自宅で気軽に撮影スタジオセットの気分も楽しめると思いますし
今まで発売されたベンダーや食玩トイのライダーフィギュアなどと近いスケールにもなっているかと思いますので、それらと組み合わせてジオラマ的にも遊んでいただきたいと思います。
――ありがとうございました!
【商品情報】
■UA Monsters キングダーク
・販売価格:32,780円(税込)
・お届け日:2019年10月発送予定
<セット内容>
・彩色済み完成品フィギュア
・専用台座
※両目LED発光、点滅ギミック内蔵
※単4乾電池×3(別売り)
<商品素材>
フィギュア本体:PVC・ABS
台座:ABS
<対象年齢>
15才以上
<商品サイズ>
キングダーク:全高約230mm(台座含)/全幅約290㎜(台座含)
GOD悪人軍団:全高約50㎜
<ご注文受付数>
お一人様3個まで
※ご注文1回につき、1個購入可。3個購入時は3回分の手続きが必要。
<発売元>
株式会社メガハウス
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※写真は開発中のものです。
デザイン・仕様は変更になる場合がございますのであらかじめご了承下さいませ。
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