歌にトークに盛りだくさん!「アイドルマスター シンデレラガールズ」プロデューサーさん感謝祭レポート

「“アイドルマスター シンデレラガールズ コロムビアCD オリコン週間ランキングトップ10累計100タイトル突破記念”プロデューサーさん感謝祭イベント」が2019年6月16日、新木場スタジオコーストにて開催された。

今回のイベントはタイトルにある通り、日本コロムビアからリリースされた「アイドルマスター シンデレラガールズ」関連CDのうち、オリコントップ10に入ったタイトルが100作を突破した記念として開催された。今や「アイドルマスター シンデレラガールズ」と「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)」といえばスマホゲームのトップランナーだが、その快進撃は2012年4月に発売された「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 001 渋谷 凛」~「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 005 城ヶ崎莉嘉」まで5枚がすべてオリコンベスト10に入り、オリコンランキングを占拠した話題から始まったと言っても過言ではない。

 

そうして積み上げてきた記録がついに100タイトルに到達したということで、開催されたのが今回のイベントだ。まずは土曜から日曜にかけて、秋葉原の各所で「プロデューサーさん感謝フェスin 秋葉原」として総勢19人の「シンデレラガールズ」声優が参加するたくさんのミニイベントを開催。そしてフェスを締めくくるイベントとして「プロデューサーさん感謝祭」が行なわれ、出演声優を代表して多田李衣菜役の青木瑠璃子さん、白坂小梅役の桜咲千依さん、三村かな子役の大坪由佳さん、依田芳乃役の高田憂希さん、小早川紗枝役の立花理香さん、五十嵐響子役の種﨑敦美さん、上条春菜役の長島光那さん、本田未央役の原紗友里さん、諸星きらり役の松嵜麗さんが出演した。

 

アイマスではおなじみのコンポーザー、AJURIKAさんによる開演前DJタイムで会場がぶちあがったところで、出演キャストが登場。各アイドルのカード衣装を再現した個別衣装は「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!」ツアーなどで着られていたもので、感謝祭イベントでアイドルたちの個別衣装が見られるのはとても豪華で嬉しいところ。

 

冒頭の挨拶では松嵜麗さんが「こんばんにょわー☆」の挨拶を決めたり、高田憂希さんや立花理香さんがおっとりはんなりキャラと素の落差で笑わせたりと盛り上げる。いろいろとネタを考える人が続く中、「何も思いつかなかった……」と普通に挨拶する桜咲千依さんが「かわいい!」の大歓声に包まれるのが「シンデレラガールズ」だなという感じだ。

 

 

トークパートでは、「シンデレラモーメント」のタイトルでこれまで歌ってきた楽曲の思い出を語り合う一同。はじまりの楽曲「お願い!シンデレラ」の収録や最初期イベントのエピソードや、アニメ「シンデレラガールズ」後半のライブ楽曲として印象的な「M@GIC☆」について、さらにかなり最近の「桜の風」に至るまでの思い出が語られた。

 

「秋葉原感謝祭レポート」のコーナーでは、この週末秋葉原で行なわれた「秋葉原感謝フェス」について、各イベントに参加したキャストからレポートが行なわれた。以下、紹介されたミニイベントタイトルとレポート内容。

 

■大坪由佳Presentsふわふわパンケーキパーティ

「ハート型とか、お題に沿ったパンケーキを作ったんです」(大坪)。さくら型を作るお題で、チョコペンでさくらと字を書いてすませる不正があったとか。

■鈴木絵理のミラクルサイキックショー!

イベントではミスターエリックこと鈴木絵理さんがサイキックを披露。新木場のステージでは原さんが、ロープが棒のように固い蛇になる“さゆキック”を実演しました。

■立花理香とルゥティンのお茶会

「正統派アイドルらしくお抹茶を立てさせてもらいました!」(立花)

■松田颯水のキノコ実況

「ほぼきのこをソテーするイベントでした。とってもおいしかったです」(大坪)

■桜咲千依の百物語チャレンジ

「最初は怖くはない話を怖い雰囲気で聞くという話だったのですが、想像以上に怖くなってました」(高田)「(怖くて)楽しかった……不思議なイベントでした」(桜咲)

■藍原ことみのこのフレグランスはなんだろな

青木「白衣を着て、目隠しで香りをかがされて、エモい話をするというイベント。あとは香りを調合しました。うちのことみんが楽しそうで良かった」(青木)

■長島光那のまぁまぁ眼鏡どうぞ

「ドレスコードが眼鏡だったので、(日本コロムビアの)柏谷さんに眼鏡をかけてもらいました」(長島)。新木場では長島さん持参のド派手眼鏡を種﨑さんや原さんが身に着けて盛り上がった。

■種﨑敦美のシンデレラキッチン

写真に写る春瀬なつみさんのかわいさに会場と出演者から大歓声があがる。「おにぎりの具にあんこと塩がいいというので、私はあんこと鮭を入れましたが、ダメでした」(種﨑)

■教えてIMAJOさん! 青木瑠璃子のギターレッスン

ギタリスト・IMAJOさんから青木さんへの生ギターレッスンが行なわれた。新木場では青木さんがその成果を披露、緊張の面持ちで「Jet to the Future」のサビをつまびいた。「ギターが弾けたので今日の仕事が終わった気がしてます」(青木)

■五十嵐裕美と松嵜麗のだらだらゲーム大会

「ゲームをしてまいりました。「太鼓の達人」をやりました。イベント冒頭に五十嵐ちゃんが運転免許を取得した初出し情報がありました」(松嵜)

 

 

トークパートのあとには、ニコニコ生放送の中継終わりの挨拶が行なわれ、締めは原さんが担当した。最初の頃は1曲しか楽曲がない状態で工夫してイベントをしていた時代を振り返りながら、「ライブもどんどん大きくなっていますが、こういうゆるーい感じをあわせ持っているのが「アイドルマスター」の懐の深さだと思っています。まだまだ楽しんでいけたらと思います!」としっかりと挨拶した原さんだったが、ニコニコ生放送の中継が終わったのを確認した瞬間、「私の感動的な挨拶で(今頃ニコニコ生放送の)アンケ爆上げでしょうね」と悪そうに言う原さんに、ステージ上も客席も大喝采だった。

 

イベント後半は待望のライブパート。「シンデレラガールズ」の原点である楽曲「お願い!シンデレラ」にはじまって、初期キュート属性曲の「アタシポンコツアンドロイド」、第3回シンデレラガール総選挙の結果を受けて発売されたシングルCD収録曲の「メッセージ」、アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」第1期OPテーマの「Star!!」、そして「デレステ」発の楽曲「Love∞Destiny」と、時系列順に「シンデレラガールズ」の歴史を辿っていく。

 

 

そして、ここで思わぬサプライズ。DJが趣味の桜咲千依さんと、開演前DJを担当したAJURIKAさんによるDJタイムが行なわれた。笑顔でかわいらしく会場を煽る桜咲さんと、自身が手がけた楽曲を含むセットリストを巧みにつないでいくAJURIKAさんの本格的なDJはどちらも素晴らしいものだった。「さよならアンドロメダ」と「SUN♡FLOWER」に関しては、DJブースでAJYURIKAさんがプレイ中にメインステージにキャスト陣が登場。DJにステージでの生パフォーマンスを取りこんでしまうという、ライブならではの見せ方で会場を驚かせた。

 

ライブパートのラストは、青木さんが「感謝の気持ちを込めてこの曲を歌いたいと思います」と「always」、そして「EVERMORE」へ。昨年の一連のドームライブを彷彿とさせる9人全員でのパフォーマンスが披露された。最後は原さんが音頭を取っての「これからもアイマスですよ、アイマス!」の声で締め。OPとイベント中のDJタイムがものすごい盛り上がりだったこともあり、とても会場の満足度が高いイベントとなった。

 

 

(取材・文/中里キリ)

【セットリスト】

M01:お願い!シンデレラ

M02:アタシポンコツアンドロイド(種﨑敦美、大坪由佳、立花理香)

M03:メッセージ(種﨑敦美、高田憂希、桜咲千依)

M04:Star!!(大坪由佳、青木瑠璃子、原紗友里)、

M05:Love∞Destiny(長島光那、立花理香、松嵜麗)

(桜咲千依、AJURIKA DJパート)

M06:さよならアンドロメダ(長島光那、桜咲千依、青木瑠璃子)

M07:SUN♡FLOWER(松嵜麗、原紗友里、高田憂希)

M08:always

M09:EVERMORE