劇場版の見どころも、たっぷりトーク! メインキャスト登場の、アニスタWIT STUDIOステージ「甲鉄城のカバネリ」ドラマCDお渡し会レポート

茨城県つくば市に「WIT茨城スタジオ(仮称)」を開設したWIT STUDIOが、リアルイベント「アニメスタジオミーティング(アニスタ)」を2019年1月27日(日)、2月9日(土)、10日(日)に開催。2月10日には「アニメスタジオミーティング『ミーティングデイ』」として、東京・秋葉原で「エンタスステージ」と「ベルサールステージ」の2か所でクリエイターや声優を招いたイベントが開催された。

「甲鉄城のカバネリ」ドラマCDお渡し会では、無名役・千本木彩花さん、生駒役・畠中祐さん、そしてドラマCD、テレビアニメと2019年春劇場上映予定の劇場版「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」を手がけた荒木哲郎監督が登壇し、お渡し会に先駆けてトークショーが行なわれた。

 

 

まずは4月26日(金)に発売が決まったドラマCD「甲鉄城のカバネリ 電信報告 鈴木鍛左衛門殺人事件」について。

荒木監督が「世界観を壊すため、物語をひたすらくだらない方向にしようと思いながらシナリオを考えました(笑)」と話すと、ほかの2人は「こっちはすごく真面目に演じました!」とすかさず反論(笑)。聴きどころについては、畠中さんから「筋肉好きにはたまらない内容になっています」と紹介された。

千本木彩花さん

 

畠中祐さん

また、スマートフォン向けゲーム「甲鉄城のカバネリ ‐乱‐」に登場する要・葉矢・千尋も活躍するということで、「彼女たちのかけ合いにも注目してほしい」とのことだ。

 

後半は「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」に関するトーク。

ティザーPVが紹介されたあとは、荒木監督から作品のコンセプトが紹介された。「無名の魅力を前面に押し出して作ったつもりです。ラブもあって、ちょっと照れくさいですが、そこに踏み込むべきだと。仮アフレコという形で、一度最後まで通した後に本番を録ったのですが、キャストさんの本番の演技がすごくよくなっていました」とアフレコに関しても言及。千本木さんも「アフレコ現場には、まるでひとつの劇団のような温かさがありました」と話した。

また、荒木監督からは「千本木さんと畠中さんに『無名はこういうときにどんな反応をすると思う?』みたいなことを聞いて、それを反映させながら制作しました」と、今作を手がけるうえでの裏話も紹介された。

 

トークパートの最後では、畠中さんから「『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』では、無名がすごく女の子しています。楽しみにしてください!」、千本木さんから「『甲鉄城のカバネリ 電信報告 鈴木鍛左衛門殺人事件』では、一ひとの列車でみんなで暮らしているということがどういうことなのか、生活の様子が知れたので、聴いていて楽しかったです。映画ではアニメ本編以上に無名の気持ちが出ていて、これまでとは違った彼女の表情が見られると思います」、荒木監督からは「無名を魅力的に描きたいと思って始めましたが、本当にかわいく描くことができました。ぜひご覧ください!」とそれぞれメッセージが贈られた。

 

この後はステージ上でお渡し会が行なわれ、3人はファンとの交流を楽しんでいた。

 

(取材・文/佐伯敦史)