期待の乳(ニュー)フェイス・雪泉も登場する 秋アニメ「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」原田ひとみ×原由実×高木謙一郎Pインタビュー!

「閃乱カグラ」は、“爆乳ハイパーバトル”を掲げた人気ゲームシリーズ。2017年11月末にはシリーズ初となるゲームアプリ「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」をリリースするなど、リリース以来拡大を続ける同シリーズだが、第1作の「閃乱カグラ -少女達の真影-」発売から7年目を迎えた今年、2013年以来となるTVアニメシリーズ「閃乱カグラ」の第2期「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」の放送が発表された。

ここでは、2018年8月2日、秋葉原にある「Twin BOX AKIHABARA」で行われた新作発表会「マーベラス×HONEY∞PARADE GAMES『閃乱カグラ』新作発表会 2018」の直前に行われた、飛鳥役の原田ひとみさん、雪泉(ゆみ)役の原由実さん、そして同作の“爆乳プロデューサー”こと高木謙一郎さんへのインタビューの模様をお伝えする。

 

 

――TVアニメシリーズ第2期となる「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」は、2013年の「閃乱カグラ」以来、5年ぶりとなる新作TVアニメシリーズとなります。まず、その意気込みについて、お教えください。

 

高木謙一郎プロデューサー(以下、高木P) 今回、TVアニメ化決定ということで、81秒のPVを公開させてもらいました。81(パイ)秒ですね(笑)。

 

やはり「閃乱カグラ」シリーズは、おっぱいへのこだわりといったエッチな要素もあるんですけど、キャラクターやストーリーは熱血的なものとして描いてまいりました。5年ぶりのテレビシリーズということで、ストーリー展開もかなり凝った刺激的なものになっているので、ぜひ期待していただきたいな、と思っています。

 

原由実(以下、原) 私が演じている雪泉ちゃんは、TVアニメでは初めて出させていただきます。実は、5年前というのはゲームで雪泉ちゃん役を担当させていただいてるタイミングでした。なので、「雪泉ちゃんもTVアニメにいつか出られたらいいな」とずっと思っていました。今回、ストーリー的にも雪泉ちゃんはすごくたくさん出していただけるようなので、すごく嬉しいですし、「アフレコがんばろう!」って思ってます。

 

原田ひとみ(以下、原田) 実は、高木さんのほかの作品の動きとかもずっと拝見していて、「閃乱カグラ」自体もずっとヒットを続けているので、また時期を見て何かあるんじゃないかなって予感はしていました。(「VESUS」シリーズの主役として)雪泉ちゃんも出てきて、キャラクターが増えたり、間口が広がって古参の方もご新規さんも楽しめるような展開をずっと発信し続けてましたからね。

 

なので、(話が来た時に)「ついに、ここで来たんだ!」って思いました。毎回新しい試みがあるシリーズなので、驚きというよりは「来た!!」って感じで嬉しかったです。

前回のTVアニメから今回まで、その間に増えたキャラクターたちもすごくたくさんいるので、どこまでキャラクターが出てくるのか、私もワクワクしています。

 

私は初期の頃から本当に長く飛鳥を演じさせていただいていますが、飛鳥にとっても前回のTVアニメ「閃乱カグラ」と今回の「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」は全然違う感じになるとうかがってます。ゲームも含め、いろんな飛鳥を演じさせていただきましたが、なかでも一番ビックリするような展開になっていくんじゃないなって。まだ先々の台本は見れていないので詳しくはわからないんですが……。

だから、私も台本をドキドキしながら待っていますし、飛鳥として新しい面を見せられるようにがんばって演じさせていただきたいです。

 

――「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」では、ひと味違う飛鳥が見られそうですね。

 

原田 初期の頃から飛鳥というキャラの性格は一緒なんですけど、いろいろなゲームやTVアニメ一期などさまざまな世界観があって、それぞれを全部吸収していって、今の飛鳥があります。だから、成長というと違うのかもしれないのですが、シリーズとして長く演じさせていただいたキャラクターとして、“その時の飛鳥”を演じさせていただいています。ですので私自身、飛鳥が今後どうなっていくのか楽しみですし、彼女と一緒に常に成長していきたいと思っています。

 

――具体的に、「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」はどういったお話になるのでしょう?

 

高木P 全体の作りとしては、完全オリジナルのストーリー展開になっています。これまでのコンシューマー機で展開してきた「閃乱カグラ」とゲームアプリ「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」のストーリーはそれぞれ別のものとなっていますが、それらを融合して

「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」という形で作っています。

 

ただ、内容としてはご新規さんにも見ていただきたいので、導入としてはみんな同じ気持ちで入れるような作りにしています。いっぽうで過去作のネタを入れたりと、「閃乱カグラ」の集大成といったところもあります。ご新規さんにとって「ハードルが高いな」ということはないように、ちょっとエッチな気持ちで見始めたら、いつの間にか真剣に見ちゃってた……って感じにしていこうと思っています(笑)。

 

 

――キャストのお2人は「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」のどんなところに注目してもらいたいですか?

 

 私も先々の展開までを知ってるわけではないので、今後どうなっていくんだろうっていうのは私も気になってる側なんですよ。だから、ご覧になる方も話の展開は気になっていくと思います。

 

あと、やっぱり「閃乱カグラ」というとセクシー要素ですよね。アフレコしていても、「これ、どうやって放送するんだろう!?」って(笑)。

 

今は、かなりできあがった状態の画でアフレコさせていただいているんですけど、だからこそいろいろ露わになっていて……。「閃乱カグラ」がお好きな方にはセクシーな要素とかもすごく楽しんでいただけると思うので、ドキドキしていただけるはずです。

 

雪泉ちゃん的には、1話から雪泉ちゃんのかわいい部分が本当にたくさん描かれているので、雪泉ファンの方にもご新規の方にも「かわいいな」って思っていただけるかな、と。

 

原田 TVアニメ1期は、アニメスタッフの方の手も加わって、一見さんにも見やすい「少女たちの爽やかな青春バトルストーリー」という感じで仕上げていただいたんですね。

 

でも、「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」は、脚本を(ゲームでシナリオを手がける)北島行徳さんが手がけていて、これはガチなものを作ろうとされているなって……。

 

高木P ベースとなる構成は僕が書いて、脚本は北島さんが書いてるので、ゲーム的な味付けになっています。クセがある(笑)。

 

原田 クセはあるんですけど、練られてますよね。

 

「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」の台本を読ませていただいても、お話自体はオリジナルですけど、ゲームベースの作りになっていて。サービスシーンも押さえるところをちゃんと押さえてるんですよね。台本や画を見ると、「これは『閃乱カグラ』を知りつくした方が作ってる作品だな」と思います。

 

これ、言ってもいいんですよね? ……1期は爽やかに仕上げていたので、かたくなに見せなかったんですけど、2期は(おっぱいが)出るんですよ!!

 

高木P より爽やかに、ね(笑)。

 

原田 「閃乱カグラ」のオリジナル・スタッフの方々が作っているということで、「本気度がすごいな」というのが伝わってきました。私も、1話のアフレコ時に「ハッ! 出てる!」って思って(笑)。いろんな意味で、本気だな、と。

 

――それは、放送の時に光ってるかもしれない……?

 

高木P ちょっと眩しいかもしれないですね(笑)。

 

――「閃乱カグラ」シリーズは魅力あふれるキャラクターも多いですが、これまでの登場キャラクター全員が出てくるのでしょうか?

 

高木P 全員とは言い切れませんが、なんらかの形でほとんどのキャラクターが出てきます。どのキャラにもファンの方がいらっしゃるので、なるべく登場させたいな、と。

 

今、「閃乱カグラ」のキャラクターは30〜40人くらいいるので、アニメスタッフはヒーヒー言ってますね(苦笑)。

 

ゲームでは描ききれない、キャラクターの新しい一面もたくさん描いていますし、映像ならではのキャラクター同士の掛け合いもあります。

 

――「閃乱カグラ」シリーズでは、セクシーな変身シーンである「忍転身」も恒例ですが、アニメでも忍転身は見られるのでしょうか?

 

高木P 僕が幼少期から「女性キャラが変身する時に、1回全裸になって変身する」というのが好きで、実現したいと思っていたので、その通りになっています。ただ、やっぱりちょっと眩しいかもしれないけど(笑)。

 

原田 気合入った忍転身ですよね。作画からすごく気合いが入っているのがわかります。

 

――セクシーなシーンはかなり期待できそうですね(笑)。

 

高木P ただ、基本的には忍びたちによるスポ根熱血ストーリーです。あくまで彼女たちが真剣に戦う中で、偶然服が破れちゃった、というものなので……。

 

「閃乱カグラ」シリーズの一番の見どころは、アクションやキャラクター自体の魅力だと思っています。もちろんエロスもがんばるんですが、それは「よくわからずに急にパンツが見える」といったものではなく、「必然性があるエロスという作り」はゲーム1作目からずっと心がけています。そこが「閃乱カグラ」が受け入れられた理由のひとつなんじゃないかな。

 

――実際にアフレコが始まったとのことですが、収録現場の雰囲気はいかがですか?

 

 まだ1回しか録ってないんですけど、「閃乱カグラ」の現場は声優の先輩方が多いので、最初に行った時は「どこに座ればいいんだろう?」って思いました(苦笑)。声優歴としては隅っこのほうに座ったほうが安心する部分もあったんですけど……。

 

でも、仲良くしていただいている(斑鳩役の声優)今井麻美さんから「主役がそんなところに座ってたら逆にみんなが気を使うから、真ん中あたりに座りな」って教えていただいたりして(笑)。ドキドキしてたんですけど、みなさんおやさしい方ばかりなので、すごく楽しいアフレコでした。

 

原田 「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」は飛鳥と雪泉ちゃんのダブル主人公なので、私は原ちゃんと並んで座ってます(笑)。収録中も「ここの演技はこうかな?」ってお話をしながらやらせていただきました。

 

アニメ1期でご一緒させていただいたこともあって、基本的に「閃乱カグラ」メンバーはみなさんもう知ってる方が多いんですよね。新キャラの方もなじみの深い方が多いので、そのあたりは安心していますし。私にとっても先輩の声優さんが多いので、逆に安心して背中を預けさせていただいてます。

 

――原田さんが真ん中に立って、「私に任せろ!」という感じでは……?

 

原田 そんなではないです(笑)。和気あいあいとした感じですね。

 

――収録中は、キャストの方々とどんなお話をされているのですか?

 

原田 アニメの中に出てくる小ネタで盛り上がりましたね。

 

なぜか(雲雀役の声優である)いぐっちゃん(井口裕香さん)がやったモブに、「シズエ」っていう名前が付いていたんですよ。

 

それで、「なんでモブなのに名前が付いてるんだろう? シズエって?」という話になって。「シズエはまた出てくるんですか?」ってスタッフの方に聞いても、「今回しか出ないです」って言うから……。だから、みんなガヤシーンの時に(ふざけ半分で)「シズエ」というワードを盛り込んでたら、NGを食らったりしてましたね(笑)。

 

 「ちょっと『シズエ』がフィーチャーされすぎなので、それはなしで……」みたいな(笑)。

 

高木P 実は「シズエ」は、四季の友達として5年前からいるんですよ。電話がかかってきて「あ、もしもし? シズエ?」って言うでしょ?

 

原・原田 えー! そっか!!

 

原田 なんか見覚えがあると思ってた……。

 

高木P 「せっかくなら、出しちゃえ」って感じで、(モブとして)入れちゃった(笑)。

 

原田 「私、シズエだから雲雀の出番がなくても、毎回アフレコに呼ばれるかな?」って、いぐっちゃんがすごい張り切ってましたよ! 「シズエはもう出ない」って言われて、ガッカリしてた(笑)。

 

高木P (笑)。そういったゲーム「閃乱カグラ」を長く遊んでくれた人が、気づくとニヤッとできるような小ネタはいろんなところに散りばめてます。

 

――ファンはそういったところも楽しめそうですね。最後に、みなさんからひと言ずつメッセージをいただければと思います。

 

高木 TVアニメ1期「閃乱カグラ」はすごくピュアに作りましたが、「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」は新しいオリジナルストーリーで、より独自の味付けというか「閃乱カグラ」シリーズの個性が強く出たものになると思います。まだ誰も知らないストーリーが展開されるので、ぜひ毎週楽しみに見てもらえたらいいな、と。正直、めっちゃ面白いと思ってます!

 

 それこそ、5年前から「TVアニメで雪泉ちゃんが見たい」と思い続けていたので、とうとう夢がかなってすごく嬉しいです。

 

雪泉ちゃんというキャラクターは「かわいいですね」と言っていただける機会が、本当に多いんですよ。ゲームでもすごくかわいいところがある女の子ですが、TVアニメでもそのかわいさは炸裂しています。なのでぜひ、最後までご覧いただけたら嬉しいです。

 

原田 飛鳥にとっても、今後の展開は「これはどうなってしまうんだろう?」という感じで、私も楽しみにしています。

 

「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」では雪泉ちゃんとダブル主演みたいな感じですが、飛鳥はずっと「閃乱カグラ」シリーズの真ん中にいさせていただきました。今回のアニメでの飛鳥は、今まで自分が演じてきたキャラクターの中でも初めての転機が訪れるような展開になるみたいで……。それが私自身、本当に楽しみであり、これから飛鳥と共に挑まなくてはいけない、という覚悟を持って向き合っています。

 

すごくかわいいシーンが盛り込まれながらも、すごく熱く面白いストーリー展開になるんだろうな、と期待をしています。ぜひ「閃乱カグラ」シリーズのファンの方も、ご新規の方も楽しんで見ていただけると嬉しいです。「閃乱カグラ」2期、一生懸命臨ませていただきますので、よろしくお願いします!!

 

こうしてインタビューは終了。その直後に行われた「マーベラス×HONEY∞PARADE GAMES『閃乱カグラ』新作発表会 2018」では「出撃パイ街ック ヘブン」と題して、秋葉原の名所・珍スポットをランキング形式で紹介するという企画とともに、「閃乱カグラ」の最新情報を紹介していた。

 

このほか、「閃乱カグラ PEACH BEACH SPLASH SUNSHINE EDITION XXX(キッス)」の新装版紹介や、鋭意製作中の最新作「閃乱カグラ 7EVEN」からは飛鳥の新しいキャラクターモデルを公開。また、ゲームアプリ「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」(通称「シノマス」)の夏イベント情報に加え、満を持してTVアニメ「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」のPVもお披露目となった。さらに、オープニング主題歌を佐咲紗花さん、エンディング主題歌をMia REGINAが手がけることも合わせて発表された。

番組内では、12月13日発売予定の爆乳ハイパーピンボールゲーム「PEACH BALL 閃乱カグラ」にかこつけて、グラビアアイドルの清水あいりさんの「胸」を借りた“乳ピンボール”なるものを用意。ボールを発射し、清水さんの胸を通過させたピンボールで原さんと原田さんが対決をするという企画で、ワル乗り感満載。

 

 

 

ともあれ、さまざまな「閃乱カグラ」シリーズの最新情報も盛りだくさんの内容となっていた。「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」は今年10月スタート予定。今やさまざまなジャンルにまで広がりを見せる「閃乱カグラ」シリーズを楽しんで、放送開始を楽しみにしたいところだ。

 

(取材・文・写真/須賀原みち)