コミックマーケット89(C89)、3日間で52万人が来場! マルイが初参加

世界最大のオタクの祭典「コミックマーケット89」(C89)が12月29日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。開催は31日まで。

“コミケ”こと「コミックマーケット」は、8月(通称:夏コミ)と12月(通称:冬コミ)の年2回行われる世界最大の同人誌即売会。国内最大級のコンベンション施設である東京ビッグサイトを3日間に渡って全館借り切った状態で行われる「オタクの祭典」であり、今や世界的なイベントとなっている。近年は、3日間合計の出展個人サークル:3.5万組、コスプレイヤー:のべ2万人前後、総入場者数:のべ50万人超といった規模で、昨年冬は冬コミとしては過去最高となる56万人が参加した。

2015年夏コミの様子
2014年冬コミの様子

 

炎天下or極寒といった厳しい気候と想像を絶する混雑のなか、一般参加者は目当ての本やグッズを買いに向かうが、人気サークルや企業ブースでは数時間の列並びは日常茶飯事。そのため、徹夜での入場待ちといった問題も深刻化。会期中は会場近辺を含めてまさに「オタクの聖戦」となる。さらに、近年はこれらの過酷な環境のみならず、開場前からの”高度な情報戦(※)”も繰り広げられている。

※ライバルを少しでも減らすために、人気ブース/サークルに向かおうとしている他の参加者に、”偽の情報”(例:「○○はもう完売したから今から行ってもムダ」「○○は搬入量が多いから午後からでも余裕で買える」など)を流して揺さぶりをかけること。近年はTwitterの普及で情報戦も激化している。