劇場版「進撃の巨人」後編、初日舞台挨拶レポート! 「それぞれのキャラクターがキャストの皆さんのキャラに似てきましたね」

6月27日公開のアニメ映画「劇場版 進撃の巨人 後編~自由の翼~」だが、初日舞台挨拶が新宿バルト9で行われた。

「進撃の巨人」は、人食い巨人と彼らのエサと化した人間との戦いを描いた諫山創さんによる人気マンガを原作としたアニメ作品。2013年4月~9月に放送されたTVシリーズは、「DEATH NOTE」などの荒木哲郎さんが監督を、「ジョジョの奇妙な冒険」などの小林靖子さんがシリーズ構成を担当。放送開始前は激しいアクションシーンを不安視する声が多かったが、いざフタを開けてみれば原作ファンも唸る圧巻のデキ。放送が終了した現在でも話題は絶えることなく、累計販売部数4,000万部突破という凄まじい売上を誇る原作マンガに勝るとも劣らないほどの人気となっている。そして、ファン待望の”劇場版”は実写映画とアニメ映画が同時進行中。2016年内には、TVアニメ第2期がスタートする。

 

TVシリーズ第14話~第25話の新ダビングによる5.1chリマスター総集編となる本作。初日舞台挨拶には、全国から4万人を越える応募があったとのことで、そのなかから見事当選した420人が第1回目の会場を埋め尽くした。そして、開始早々、エレン・イェーガー役の梶裕貴さんが客席から登場し、マントを放り投げるパフォーマンスで場内はヒートアップ。「テレビ放送開始から3年経って、やっと作品を客観的に見れるようになりました。特にこの主役の声をやっている人、叫びまくっているけ ど、声大丈夫かなって(笑)」と語った。監督の荒木さんは、キャラクターの成長も感じ取っていたようで「キャストの皆さんがそれぞれのキャラクターに似てきたと言うより、 それぞれのキャラクターがキャストの皆さんのキャラに似てきましたね」と会場の笑いを誘った。

さらに、大ヒットを記念して約1メートルの巨人型くす玉が登場。会場全員でのカウントダウンのあと、梶裕貴さんの「進撃開始!!!」という号令で割られると、大きな拍手が巻き起こった。なお、舞台挨拶は、大阪や名古屋など、17カ所で行われる。