カプセルトイコンシェルジュ「ワッキー貝山」がお届けする「最新ガチャガチャ探訪」。
年度末ということもあり、バタバタしておりますが、カプセルトイ業界は、ますます攻めアイテムを放出していますよ。一期一会にビビッと来たら、即ハンドルを回すことをお勧めします!
「1/24 モンキー&ゴリラ コレクション」 アオシマ文化教材社 300円
昨年度のMVC(Most Valuable Capsuletoy)に輝いた同社のカブに続き、またもやバイクのコレクションが登場!
同時期に軽トラのサンバーコレクションというマニア垂涎のアイテムを発売したアオシマ(こちらもいい~)が、これまたカプセルトイ業界初(私の記憶が正しければ!)のマニアックなバイクを商品化!
思えば、同級生のチョッパー野郎がこのバイクの話していたなあ~。ちょい乗りできて、気軽に楽しめる、友達みたいなバイクでした。
そんなアイツを思い出しながら、手に取るのが今回のアイテム。
制作者のこだわりがギュッと詰まってます。このディテールの細かさは何なの? 300円で作れる? ひょっとして採算を度外視して作ってしまったのではないかと心配になってしまいます。バイクメーカー・ホンダのライセンス刻印からも、その本気ぶりが伝わります。
また、特有のこじんまりした感じが見事なまでに再現されています。タイヤのギザギザやぼてっとしたシートの辺り、広がったミラーや血管状に広がるマフラー、ハンドルが動く点やタイヤがきちんと回るところなど、いじっていると思わずニンマリしちゃいます。
それでは、全5種のラインアップをひとつずつチェックしていきましょう。まずは「モンキー ノーマルA」から。
2003年式で、ボディのカラーはシルバーとブラック。燃料タンクの朱色の縁取りがなんとも鮮やかですね。
続いて「ノーマルB」。
2001年式でホワイト&シルバーとスカーレット、燃料タンクにブルーのライン。さらに、ホイールがブラックというのもモンキーチック(ワイルド)で素敵じゃないですか!
そして2005年式の「モンキーカスタム」は、なんとマフラー界の重鎮「ヨシムラ」監修のもと、カスタマイズされたもの。
チョッパー野郎が大喜びしそうだ! スケールモデルのノウハウがあるからこそ、カスタムバイクもラインアップされているんだろうなぁ。
モンキーの派生として登場したバイクが「ゴリラ ノーマルA」。
2001年式で、より野性味のある造形が特徴。走りたくてウズウズしている感じが出ています。燃料タンクのホワイト部分に黄色のロゴがマジカッコいいんですけど~。
そして「ゴリラ ノーマルB」(2002年式)。
全体的に渋いカラーリングで、ディープグリーンのタンクにはロゴマーク。まさに野生のゴリラだね。一番ワイルド感がただよっています。
今回は懐かしのバイクを振り返ってみましたが、どれもネーミングセンスがありますねぇ。身近なちょい乗りバイクが、またもてはやされる時代が来るといいなあ、と感慨にもふけるのでありました。古に思いをはせる。まさに今回はタイムカプセルトイですね。