2018年3月24日（土）～25日（日）、東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2018」avexブースにおいて、声優ユニット「Run Girls, Run！」のステージイベント「Run Girls, Run！ 位置について、よーい！ AnimeJapan！ ステージ」が行われた。

Run Girls, Run！は「avex×81produce Wake Up, Girls！ AUDITION 第3回アニソン・ヴォーカルオーディション」で約2000名の候補者から選ばれ、第1回「i☆Ris」、第2回「Wake Up, Girls！」に続くユニットとして誕生。メンバーは林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さんの3人だ。

 

2017年10月より放送されたTVアニメ「Wake Up, Girls！ 新章」にWUGに憧れるリアルと同名の新人ユニット・Run Girls, Run！のメンバー役として出演したほか、TVアニメ「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」のOPテーマ「スライドライド」を担当するアーティストとしてメジャーシングルデビューを果たしている。

⇒新人声優ユニット「Run Girls, Run！」、「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」のOPテーマ「スライドライド」でCDデビュー！リリース記念インタビュー（前編）

⇒新人声優ユニット「Run Girls, Run！」、「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」のOPテーマ「スライドライド」でCDデビュー！リリース記念インタビュー（後編）

 

 

今回のAnimeJapanでは、2018年4月スタートのTVアニメ「キラッとプリ☆チャン」でOPテーマ「キラッとスタート」をRun Girls, Run！ が担当することで注目を集めていた。

 

ステージに登場して「いちについてよーいどん！」の掛け声で声を揃えた3人は、「こんもちわ(•ө•)」（森嶋優花＝もっちー）、「ここんにちはー！٩( ‘ω’ )و」（林鼓子）、「ごきげんよう＊*」（厚木那奈美）とそれぞれの挨拶を披露。Run Girls, Run！（以下、ランガ）としてTVアニメ「キラッとプリ☆チャン」の主題歌「キラッとスタート」を担当することを紹介すると、会場は大歓声に包まれた。

 

今回のステージの目玉となったのは、何と言っても「キラッとスタート」のライブ初披露だ。ランニングで駆けていくような元気な振り付けはランガならでは。足をあげるステップワークを多用した、浮遊感さえ感じる軽やかさな振り付けは、歴代「プリティー」シリーズの先輩たちの系譜をたしかに感じるものだ。

 

 

エアギターをキメながら見せた林の笑顔や、「ハッピーをつなげよう」の歌詞に合わせて視線が一瞬交錯する感じは、表情の面でも初披露とは思えないほど楽しそうで伸びやかだった。歌い終えた3人は「初披露でありえないぐらいドキドキした！」「よかったね！」と会心の初ステージを喜びあった。

 

楽曲については厚木さんが「女の子のかわいさやキラキラが詰まった楽曲なんです！」とアピール。森嶋さんはMV撮影について、「こんなに大きなパフェを食べたんです！」と、撮影の楽しさを身振り手振りを交えて語っていた。

 

続く楽曲はTVアニメ「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」のOPテーマ「スライドライド」。アイドル作品発のユニットのデビュー曲に、独特の世界観を持ったハードロックな風味を持ってくるのはまさに広川恵一節という感じだが、「キラッとスタート」との落差の大きさにガツンと殴られる感じ。表情やソロパートでそれぞれに空気の違いを出していくのは3人編成のランガならではで、特に林さんのうねるような落ちサビには彼女だけのオリジナルを感じた。

 

告知コーナーでは、WEBラジオ「Run Girls, Radio!!」が4月よりリスタートすることや、2018年4月7日（土）にサンシャインシティ噴水広場で「キラッとスタート」発売記念ミニライブ＋握手会を行なうことが発表されていた。

 

最後の挨拶に立った3人からは「嬉しかった！」「楽しかった！」の言葉が次々と。がんばって準備してきた「キラッとスタート」の初披露は、彼女たちにとっても素晴らしい経験になったようだった。

 

（取材・文：中里キリ）