アニメ映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」より、5月23日に行われた初日舞台挨拶のレポートが到着した。
「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」は、赤塚不二夫さんの生誕80周年を記念して制作される、「天才バカボン」初の長編映画。「秘密結社鷹の爪」のFROGMANさんが監督・脚本として、「天才バカボン」「フランダースの犬」という名作アニメ2作をバトルで融合させる。制作はDLE。フジオプロ、ぴえろ、日本アニメーションが制作協力として参加する。物語は日本中に感動を呼んだ「フランダースの犬」のラストシーンからスタート。しかし、ネロとパトラッシュは天使の手を振りほどき、悪の手先となって現代に蘇り、自分たちを虐げてきた人間への復讐の鬼となり悪事を繰り返すことに。そこで、バカボン一家が馬鹿さを武器に彼らに挑むこととなる。瀧本美織さん、犬山イヌコさん、ダチョウ倶楽部・上島竜兵さん、村井國夫さん、岩田光央さん、FROGMANさんの愛犬という豪華キャストでも話題になっている。
公開初日の5月23日に新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶には、主演・監督を務めたFROGMANさんをはじめ、瀧本美織さん、濱田岳さん、犬山イヌコさん、上島竜兵さん(ダチョウ倶楽部)、村井國夫さんといった声優陣が参加。会場は満席で、圧倒的な熱気と声援に包まれた。以下、レポート。
MC:まずは皆様から一言ずつ、『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』公開初日を迎えられた感想をお伺いしていきたいと思います。ぜひ役柄の声でお願いできたら嬉しいですね!
FROGMAN:こにゃにゃちわ。パパじゃなくて、FROGMANなのだ。今日はお客さんがたくさんいて、「鷹の爪」とは大違いなのだ。皆、ありがとうなのだ。
犬山:バカボン役をやった犬山イヌコです。パパー、今日はこんなにたくさんのお客さんが来てくれたよ。(皆から普段の声と変わらないと突っ込まれる)。
瀧本:ネロ役をやった滝本美織です。ここはどこ?閉店後のアップルストア?疲れただろう、パトラッシュ…。
濱田:役の声ですよね。結構声ハリますよ…。(やろうとして)やっぱダメだ(笑)
上島:今日は皆さん、映画館にお出かけですか~?レレレのレ~。皆さん、ちゃんと出てたの覚えていますか?レレレのおじさんをやった上島です!
村井:やっぱり現場でないとどんな声でやったか思い出せないですが、渋い声でダンテをやらせていただきました、村井國夫です。
と、それぞれのキャラクターとセリフで挨拶をし、会場を沸かせました!
MC:皆さん、もしバカボン一家の誰かと一緒に住むとしたら、パパ、バカボン、ママ、ハジメの中で誰が良いですか?
FRGOMAN:ハジメちゃんかな。頭もいいし、一番老後を助けてくれそうなので。
犬山:ママですね。家に帰ったら「おかえり」って言って欲しい。
瀧本:私はパパについて行きたいです。パパにめちゃめちゃにされてもいい(笑)。だって、この映画のパパ格好良くないですか?
濱田:ママがいいです。美人だし、包容力あるし。ママ、いいっす(笑)
上島:ママでしょう。ママと色んなことしたい。ほら、岳君も言ってたけど、包容力もあるし(笑)。ちなみには、僕はドMです(笑)
村井:私もママですね。キレイですしね。ちなみに、僕もドMです(笑)
MC:まさにバカてんこ盛り、とも言える本作ですが、皆様の”最近やってしまったバカな事”をテーマに伺いたいと思うのですが、エピソードを教えて下さい。
FROGMAN:映画のスタッフをやっていた若い頃、夜中に富士の自衛隊演習場を真っ暗の中運転してたんですね…。暗くて寝てしまった瞬間にどこかに落ちて、車が縦になってしまったんですよ。それをスタッフ3人で出して、奇跡的にボディは無傷だったのですが、車のお腹の部分がガリガリに傷ついていたんですよ…。何も言わず返却した1ヶ月後にレンタカー屋さんから電話かかってきましたね(笑)
犬山:カップラーメンを食べようとしてお湯を入れて準備していたんですが、机をキレイにしようとして一旦お盆にのせたカップラーメンをソファに置いたんですね?そのまま別のことをやってしまって、戻ってきてソファに座ろうとしたらカップラーメンの上に座ってしまって…。バカだなぁって思いました(笑)
瀧本:イヤフォンで音楽を聴いていて、イヤフォンをはずしてだいぶ経ってから、まだイヤフォンのゴムの部分(カバー)が耳に残っていたみたいで、出てきたときはビックリしました(笑)
濱田:東京生まれ・東京育ちの僕が、中学1年生の頃、FRGOMAN監督が住んでいた島根に遊びに行ったとき、風呂に入っていたらカエルが出て、怖くて、奥様もいたのにフルチンで出て行ってしまったんです。初めての裸一貫勝負でしたね、僕の(笑)
FRGOMAN:どんだけ大きいのが出たのかと思ったら、ちょっと前までおたまじゃくしだったんじゃないかと思う、2cmくらいの小さい雨蛙だったからね(笑)
上島:え~、僕が初めてフルチンになったのは…(笑)。じゃなくて、先日、お酒を飲んでベロベロの状態で夜中に焼き肉を食べに行ったんですね。汚い話、色々美味しく食べたんですが、気持ち悪くなっちゃってトイレで吐いていたら、消化しきれてない牛タンが出てきて、自分の舌がとれたのかと思って、ビックリして焦りました(笑)
村井:僕が初めてフルチンになったのは…(笑)。最近カード類を全て失くしてしまい、再発行しました。その時に暗証番号を変更したのですが、その番号を忘れてしまって、それ以来失敗すると怖いのでお金をおろしに行ってないです。入力を二回失敗すると停止しちゃいますからね(笑)
MC:それでは、最後に皆様から一言ずつ頂きたいと思います。
犬山:皆様、本当にありがとうざいました。感想をぜひ広めていただければと思います。
瀧本:今日は初日に来てくれて、ありがとうございました。映画の感想をぜひ友達に拡散して欲しいのだっ!
濱田:フォトセッションのときに、前列はずっと中腰だったんですが、隣で上島さんがずっと「ん~…ん~…」って言ってて、今は横で息がきれています(笑)
上島:1回と言わず、2~3回観てください~、ねつ!
(上島さんが「ね!」のタイミングで足を床に叩きつけると、他キャストがその振動でジャンプするやりとりが2回ありました。)
村井:年寄りにそういうことをさせるな(笑)皆さん、ぜひ映画の宣伝をしてください。
FRGOMAN:『天才バカヴォン』の声優陣は、この方たちにお願いしたいと思い、自分で選んでオファーをさせていただきました。
ダンテ役の村井さんは、結構渋い悪役だったのに最後の崩れっぷりは見事なもので素晴らしかったです。
上島さんもね、なんとなく頑張ってくれました(笑)
(このコメントに怒った上島さんが監督に詰め寄り1回目のキス)
岳、笑い過ぎだから!今日はお前の役割だろそれー!
(そうだよ!と詰め寄る上島さんと濱田さんで、2回目のキス)
岳は、島根が舞台の『白い船』という作品の主演で、その時に一緒に仕事をしたんですね。今や金太郎(かねたろう)と言えば濱田岳くらい有名ですが、十数年ぶりに一緒に仕事ができて嬉しかったです。
瀧本さんは、山陰出身でずっと気になっていた女優さんでした。また『風立ちぬ』がすごい良かったので、ネロ役は瀧本さんしかないと思ってオファーしたので、受けてくれたときは嬉しかったです。
バカボンの声は何十人とオーディションをしてもピッタリの人が見つからず、最後に登場したのがボスキャラの犬山さんですよ。完璧でした。赤塚不二夫さんの娘さんも「バカボンがかわいい」と何度も褒めてくださって。
音楽も最高です。観ればきっと良さが分かると思います!ぜひ、皆様よろしくお願いします。本日はありがとうございました。