アニメ「コードギアス 亡国のアキト」より、5月2日に劇場上映が始まる第3章「輝くもの天より堕つ」の先行上映会レポートが到着した。
アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の第1期と第2期の間を時代背景にした最新作として 4章構成で劇場上映される「コードギアス 亡国のアキト」。2012年8月に第1章「翼竜は舞い降りた」が、2013年9月に第2章「引き裂かれし翼竜」が劇場上映され、人気を博した。第3章「輝くもの天より堕つ」は2015年5月2日、第4章「憎しみの記憶から」 は7月4日に上映開始となる。
今回、第3章「輝くもの天より堕つ」の先行上映会レポートが到着。先行上映会は4月26日に東京・大阪・名古屋の3都市で行われ、東京会場の新宿バルト9には、声優とスタッフも参加した。以下、レポート。
なお、BD/DVDは6月26日に発売となる予定。
イベントには日向アキト役の入野自由さん、シン・ヒュウガ・シャイング役の松風雅也さんのキャスト陣を始め、サンライズの河口佳高プロデューサー、そして赤根和樹監督がスペシャルゲストとして登場し、観客から大きな拍手で迎えられた。注目のトークショーでは、いきなり松風さんが「レイラ・マルカル役の坂本真綾です」とボケの挨拶をかまし、入野さんが「おいおい」とツッコミを入れる一幕も。会場が大いに盛り上がる中、ここで河口プロデューサーから「第2章上映後、第3章すぐにやりますと言っておきながら、凄く長い間お待たせしてしまって申し訳ございません。クライマックスに向けての盛り上がりを最高の形でお届けするために、お時間を頂くことになってしまいました」と、制作が遅れてしまったことへのお詫びとその経緯が説明された。
第3章について聞かれた入野さんは「第3章は今までに比べると戦闘シーンも少なめで地味に見えるかもしれないですけど、キャラクターたちの人間関係だったり、アキトやシンの心情や内面が丁寧に描かれています。そういう意味ではクライマックスに向けて、とても重要な話だと思います」と語った。松風さんは「ジュリアスやスザクと絡むシーンでは、演じていて、とてもやりがいがありました」と手応えを感じていたことを明かした。一方、赤根監督は「第1章と第2章が世界観の説明から入っているので、今回はキャラクターを掘り下げたいと思っていました。でも、アキトは自分の本心を語らないキャラクターなので、周りのキャラクターでそれを表現できればと。なので、アキトの周りにいるリョウ、ユキヤ、アヤノ、そしてレイラたちの表情の変化を見て、アキトの心情を想像して頂ければと思います」とコメント。また、注目シーンとして「アキトたちがお婆さんたちと別れて輸送機で帰る時に、アキトが『いつかみんなで日本に行ってみたいですね』とレイラに言って、ニコッと笑うんです。それがとても良い表情になっていると思います」と、今まで笑顔になることのなかったアキトが初めて笑みを見せるシーンをポイントにあげて
いた。
第3章のパッケージに収録される音声特典オーディオコメンタリーの話になると、松風さんが「やっぱり鬱陶しかったのか、第1章と第2章の時は呼んでもらえず、第3章で初めて呼んでもらえました」と告白。すると、すかさず入野さんが「真綾さんが少し嫌がっていた(笑)」と乗っかり、息の合ったトークを展開。さらに、「コメンタリーの時も、真綾さんと二人で『松風さんってあの役にピッタリだよね』って話していて、何が合ってるんだろうとなった時に、真綾さんが『松風さんの声って、何かニヤついているのよね』と言っていたのが印象的でした」と冗談めかしく話した。それに対し、松風さんは「褒める際には使わないワードですよね、ニヤついているというのは(笑)」と返し、会場は大爆笑に包まれた。
イベントの最後には登壇者が一人ずつコメント。河口さんは「これだけお待たせしてしまったにも関わらず、これだけ多くのファンの方から応援して頂けるのはスタッフにとっても励みになりますので、今後とも宜しくお願いします。本日はありがとうございました」。赤根監督は「第3章に続いて第4章でも色々とアイディアを練って、面白い映像とストーリーを組み込んでいますので、楽しみにしていてください」。松風さんは「ここにいるファンの方の期待を裏切らないような作品になっていると思います。ぜひ第3章を楽しんで頂いて、第4章までお付き合い頂ければと思います」。入野さんは「劇場に足を何度も運んで頂きたいですし、ファンの方と一緒に『亡国のアキト』を盛り上げていけたらなと思いますので、今後とも宜しくお願いします」。それぞれがファンへ感謝の言葉を述べ、プレミア先行上映イベントは幕を下ろした。
なお、BD/DVDは6月26日に発売予定。