【Steam】時間を忘れてお米を数えたい人、必見!? お茶碗のごはん粒を数えるシンプルシミュレーションゲーム「かぞえ飯」

アキバ総研をご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ゲーム買いすぎちゃう系ライターの百壁ネロでございます。突然ですが皆さま、しっかりごはんを食べてますか? 「食欲の秋」とはいうものの、遅れてきた夏バテで毎日食が進まないなんて方もいるかもしれませんが、今回は、ズバリ「ごはん」がテーマのゲーム、「かぞえ飯」をご紹介します。

茶碗の中のごはん粒をひたすら数えよう!数え方はプレイヤーの自由だ!!

本作は、非常にシンプルな操作と画面構成で楽しむ、シミュレーションゲームです。

ではいったい何をするシミュレーションなのかというと、タイトルのとおり「ごはん粒を数える」という異色の作品なのです。ゲームを起動すると、まずはモード選択画面になります。「お手軽モード」「通常モード」「至難モード」の3種類があり、それぞれ数えるお米の量が違うのですが、まずは一番カンタンな「お手軽モード」に挑戦してみるのがオススメです。

 

 

ゲームをスタートすると、プレイヤーの目の前には木目のフィールドが広がります。どうやら、木製の机を真上から眺めたような状態のよう。机の上には、お茶碗らしきものに入った無数の白い粒と、数字4桁が書かれた、ボタン付きの四角い箱があり、お茶碗のそばにはお箸もあります。プレイヤーの目的は、ズバリ「お茶碗に入った米粒の数を正確に数える」こと。数えたら、四角い箱のカウンターに数字を入力し、赤いボタンを押して答え合わせになります。

では、無数のお米粒をどうやって数えていくのかというと、「箸」を使います。数え方は人それぞれ自由ではありますが、基本は、箸でお茶碗から米粒をひと粒ずつ取り出して、机の上に並べていき、数えるというのがスタンダード。箸の移動はマウスと連動しており、左クリックで箸をおろして米粒をつまんだり、置いたりできます。

つまり、箸で米粒を持って、並べて、数字を数えていく……というのが本作の流れ。実際にやってみるとわかるのですが、この作業、非常に心を無にできます。そのプレイ感は、まさに「禅」の領域……。そして、なぜだか一度やりはじめると、夢中になり、やめられなくなってしまいます。淡々とした作業をすることに快感を覚える人というのは少なくないとは思いますが、本作はそういった人にはドンピシャのゲームと言えると思います。

ちなみに本作は、中断セーブ機能が完備されているので、途中でお米粒数えをやめて、いつでも再開することが可能となっています。ただし、中断前には数をカウンターに入力するなど、せっかく数えたお米粒の数を忘れないようにくれぐれも注意!

机の上に米粒をどのように並べていくのか、そしてどういった間隔でカウンターに数を入力していくのかは、プレイヤーごとの個性が現れるところ。ちなみに筆者は、10粒を一列に並べて、その都度、カウンターに数字を入力し……という流れを繰り返しました。なかなか堅実派かもしれません。

50粒のかたまりにする、100粒のかたまりにする、並べ方やまとめかたは気にせずにただただひたすらひと粒ずつ並べて数字を頭の中で記憶するなどなど、自分にあったやりかたで、思う存分、自由にお米を数えられるという「幅の広さ」が、本作の魅力のひとつと言えるかもしれません。ちなみに、並べたお米を使って「絵を描く」という、一風変わった楽しみ方も可能ですよ!

米粒数えに役立つ多彩なスキル!アンロックに必要なのは「梅干し」!?

茶碗のお米粒をすべて数えるという、非常にシンプルなゲームの本作ですが、意外(?)なことに、スキルやアンロックといった、ゲームらしい要素も存在しています。

そのために必要となるのが「梅干し」です。ゲーム中、どこからともなく、まれに机の上に転がってくる梅干しを箸でつつくとゲットできます。それにしても、ごはんに梅干しとなると、自然と口の中にツバが出てきてしまいますね……。

ゲットした梅干しを使ってできるのが、「箸」のアンロック。

箸の「素材」と「柄」の2種類をアンロックできるのですが、それぞれプレイに役立つスキルが設定されており、ゲーム内で使用することが可能。一気に複数粒の米粒をつかめるようになったり、千の位の正解がわかるようになったりなど、シンプルなゲーム性ながら多彩なスキルが設定されています。よりよい「かぞえ飯」ライフのために、自分に合ったスキルを選ぶのも本作の醍醐味のひとつ。アンロックのためにも、ゲーム中に登場した梅干しは忘れずにゲットしておきましょう。ただし、梅干しに気を取られすぎて、何粒まで数えたか忘れないように注意しましょう!

「かぞえ飯」は、秋の夜長のまったりプレイに最適!?

というわけで、「かぞえ飯」をご紹介しました。

 

ただひたすら、黙々と米粒を数えるだけなのに、いつの間にやらやめられなくなってしまうという、中毒性バツグンの「かぞえ飯」。レベルがいちばん上の至難モードでは、なんと4000~8000粒を数えることになるという大ボリューム! それだけに成し遂げた際の達成感はハンパじゃありません。記事執筆時点で299円という、低価格も大きな魅力。気になる方はぜひぜひ実際にプレイして、秋の夜長にゆっくりのんびりと米粒を数えてみてください!

  • 【タイトル情報】
  • 「かぞえ飯」(oyajinojiike)
  • ジャンル:シミュレーション
  • 2023年8月4日発売
  • 価格:299円(2023年9月25日現在)
  • コピーライト:(C) 2023 oyajinojiike
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