「劇場版 サイコパス」、初日舞台挨拶レポート! 関智一:「僕は期待していますので、また続編でお会いしたいと思います!」

1月9日公開のアニメ映画「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」だが、初日舞台挨拶の様子をご紹介しよう。

大ヒットを記録した刑事ドラマ/映画「踊る大捜査線」シリーズの本広克行さんを総監督に、「劇場版BLOOD-C The Last Dark」の塩谷直義さん(監督)、ゲームなどでもおなじみの虚淵玄さん(シリーズ構成・脚本)、「REBORN!」原作者の天野明さん(キャラクター原案)という豪華スタッフによる近未来警察機構の物語として2012年10月~2013年3月に放送された「PSYCHO-PASS サイコパス」。ノイタミナ作品らしい深い人間ドラマと先の読めない展開で人気を獲得し、10月にスタートした第2期は第1期の最終話から1年半後を舞台にした物語となっている。そして、劇場版は完全新作ストーリーとなる。

 

1月9日新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶には、花澤香菜さん、関智一さん、野島健児さん、神谷浩史さん、塩谷直義さんといったメンバーが参加。公安局をイメージした黒いスーツやジャケットでの登場で、作品について以下のように語った。

 

・花澤香菜(常守朱 役)
是非、女子には狡噛さんのカラダを凝視してほしいなと思います(笑)。私が演じた朱は、第2期ではみているこっちが心配になるほどの事件がたくさん起きたりしましたが、劇場版では自分のペースをつかんだというか、安心してご覧頂けると思います。朱の活躍も楽しみにしてくださいね。

・関智一(狡噛慎也 役)
SFは設定が複雑だったりしますが、塩谷監督がすごいのは、なんとなく見ても自然と設定も理解できる、物語の構築がうまいところだと思います。難しく考えずに見ていただければ、最後には『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界をしっかり楽しんでもらえると思います。是非、肩の力を抜いて、純粋な娯楽作品として楽しんで頂きたいです。僕は期待していますので、また続編でお会いしたいと思います!

・野島健児(宜野座伸元 役)
私は1期、2期、劇場版と参加させていただいていますが、この劇場版は1、2期を見ていない方でも楽しめます。気がついたらのめり込んでしまう作品です。フラットな気持ちで、一度観ていただければ、2度3度と観たくなる作品だと思います。是非、何度も劇場に足を運んでくださいね。

・神谷浩史(ニコラス・ウォン 役)
SFの定義が複雑になっている昨今において、『PSYCHO-PASS サイコパス』は原点に立ち返るようなSFです。一流のスタッフの手にかかるとエンターテイメント作品として素直に楽しむことができる作品になります。是非、劇場という贅沢な環境で楽しんでいただきたいと思います。

・塩谷直義(監督)
劇場版はTVで出来ないことをやろうと思って作りました。1、2期、劇場と続いてきたそれぞれのキャラクターたちが、どのように思い、動くのか、狡噛と朱はどう出会うのか、確かめていただければと思います。現場のスタッフを代表して言えるのは「限界までつくりました」。僕はちょっと裏表がありまして(笑)、現場では結構ひどいことも言ったりして、“鬼” って言われています(笑)。でも、それに応えてくれるスタッフがいるというのは、こんなに幸せなことはありません。2期を経て、劇場版の初日を迎え、すごく感じています。『PSYCHO-PASS サイコパス』は恵まれています。この作品が話題になれば、この先の可能性は広がると思います。スタッフ、キャストが精一杯作った映像をどうか劇場でご覧ください。