本日、7月28日(金)公開の実写映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」はユニバーサル・スタジオの名作モンスター映画をリメイクした「ダーク・ユニバース」シリーズの第1弾作品で、人気俳優トム・クルーズを主演に迎えた娯楽大作だ。
日本語吹き替え版のキャストが豪華なことでも、吹き替えマニアや声優ファンから注目を集めている本作だが、今回、アキバ総研では主人公ニックを演じるトム・クルーズの吹き替えを担当する森川智之さん、ヘンリー・ジキル博士を演じるラッセル・クロウの吹き替えを担当する山路和弘さんのお2人にインタビュー。本作の魅力や吹き替え版の見どころを語っていただいた。
疲れている人にもオススメ(!?)な、エンターテインメント大作
――まさに王道の娯楽大作といった本作ですが、ずばりこの映画を観た感想はいかがですか?
森川 「ダーク・ユニバース」プロジェクト第1弾で、名作のリメイクであったり、トム・クルーズ主演であったりということで、最初は身構えていたのですが、観ているうちにそういう前情報をすっかり忘れて映画に没頭できましたね。なにしろ飽きさせない展開と迫力の映像で……これは絶対に大きなスクリーンで観ないともったいない出来だと思いました。怖いシーンがあったりバトルがあったり、カーアクションや飛行機でのアクションもすごいし、ちょっと変身しちゃったり、なおかつ恋愛もあったり……。もういろいろとてんこもりで、すべてのエッセンスが入った「ザ・エンターテインメント」です。この夏観る映画として最高にオススメですよ。興行収入とかも世界的にすごいことになっていますので、そういう情報からも、みんなが楽しめる映画だとよくわかりますね。
山路 毎日の暮らしとか仕事とかで、ちょっと疲れて中だるみしている人が観るといいですよ(笑)。スコーンと気持ちよく観られます。ところどころ力が入るところがあるいっぽう、だいたいは「はぁえ~っ」と脱力して気楽に観られる、すっきりした冒険活劇だと思いますね。
――その力が入るシーンというと、山路さんのご担当シーンもそうですよね。
山路 それもそうだけど、序盤のトムの飛行機のところとかね。あのへんは緊迫感があって、どうしても脱力しては観ていられないもんねぇ。
――吹き替えの場合、各声優さんごとに別録りで収録されることが多いそうですが、今回はいかがでしたか?
山路 今回は、たしか僕が先で森川くんのほうがあとから収録したんじゃなかったかな。
森川 先に収録した方の声を聞かせてもらうことはありますけど、山路さんと僕はもうお付き合いが長いので「だいたいこう来るだろうな」と予想しながら演じましたね。
山路 お互い想像はつくよね(笑)。