アニメ映画「この世界の片隅に」、観客動員数150万人、興行収入20億円を突破!

公開中のアニメ映画「この世界の片隅に」の観客動員数が150万人を突破した。

「この世界の片隅に」は、こうの史代さんが漫画アクション(双葉社)で連載していたマンガを原作とした劇場アニメ。昭和19年~20年、広島県の呉に18歳で嫁いだ少女・すずを主人公に、戦時中も当たり前に営まれていた人々の暮らしを描く。監督は「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直さんで、6年の歳月をかけて戦中戦後における呉の綿密なリサーチと時代考証を行ったという。
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公開14週目となる2月11日(土)、12日(日)の週末興行成績が約6,200万円、観客動員が4万人で、全国映画週末動員ランキング(興行通信社調べ)では8位にランクイン。これで14週連続トップ10入りとなった。なお、現在までの累計観客動員数は150万人、興行収入は20億円を突破しているとのこと。

各映画賞での評価も高く、2月13日現在で17の賞を受賞している本作。第71回毎日映画コンクールでは日本映画優秀賞、大藤信郎賞、音楽賞の3冠を達成し、2月15日(水)開催の授賞式では、片渕須直監督とすず役ののんさん、コトリンゴさんが表彰式とオープニングセレモニーに参加、さらにコトリンゴさんは表彰式で映画のオープニングテーマである「悲しくてやりきれない」を生演奏で披露するという。

このほか、全世界23の国と市域での配給が決定しているとのことで、日本のみならず世界にもそのファンが拡大していくことは間違いないだろう。