TVアニメ「エースをねらえ!」「新・エースをねらえ!」の2作がBlu-ray BOXで登場する。
「エースをねらえ!」「新・エースをねらえ!」は、1973~75年に山本鈴美香さんが「週刊マーガレット」(集英社)で連載した同名マンガを原作としたTVアニメ作品。主人公・岡ひろみや“お蝶婦人”竜崎麗香、コーチである宗方仁など印象的なキャラクターたちが繰り広げるドラマは少年少女を中心に人気を博し、一大テニスブームを巻き起こしたほか、「エースをねらえ!」で監督を務めた出﨑統さんによる演出の数々は多くのアニメーターに影響を与え続けている。
今回、そんな2作がBlu-ray BOXで登場することが発表に。両作ともHDリマスターが施され、美しい画質で名作を楽しめる永久保存版となって登場する。「エースをねらえ!」Blu-ray BOXは12月14日発売、「新・エースをねらえ!」Blu-ray BOXは2017年2月15日発売で、価格はともに24,800円+税。
あわせて「エースをねらえ!」から多大な影響を受けたという、庵野秀明さんによるコメントも到着している。商品の仕様詳細については次ページにて。
〈庵野秀明さんコメント〉
僕は「エースをねらえ!」はアニメから入ったんですよ。最初に観たのが、高校のときの旧「エース」の再放送。やっぱり「エースをねらえ!」は出﨑(統)さんのイメージなんですね。旧「エース」は、まずオープニングが素晴らしかったし、話も演出も面白かったし、止めを多用した絵も凄く綺麗だった。不必要な情報を省略していく画のスタイルも新鮮でした。再放送は夕方なので、学校が終わるとすぐに帰って観ましたね。その後、原作にもかなりのめりこみました。当時も夢中になって読んだし、自分がプロになってから「トップをねらえ!」という作品を始める前に、改めて第1巻から読み直したんですが、涙が止まらなくなって、スタジオでボロボロ泣いていました。やっぱり、好きなんですね。ちなみに生涯初のLDBOX購入は旧「エース」でした。それほど、好きなんですね。あと、あれだけの内容を90分に収めている「劇場版」も最高です。映画として素晴らしいですね。
アニメーション監督等 庵野秀明
(C)山本鈴美香/集英社・TMS