「銀河英雄伝説」の新アニメプロジェクト公式サイトにて、謎の一文が発表された。
「銀河英雄伝説」は、田中芳樹さんによるSF小説。1982年に第1巻が刊行されて以来、累計発行部数1,500万部を超えるベストセラーとなっており、1988年から制作されたアニメシリーズは、OVA110話、外伝52話、劇場作品3本という圧倒的ボリュームで展開。宇宙を舞台にした壮大なスケールのSF作品として、今なお多くのファンを魅了している。新作アニメは、原作小説から再度映像化の許諾を受け、Production I.Gが2017年に向けて制作する。
2015年12月28日、2016年6月3日に原作小説の一説を引用した謎の一文が掲載されたが、本日(9月30日)再び原作を引用した一文が掲載された。内容は原作小説「銀河英雄伝説1 黎明編」の「第三章 帝国の残照」の一節で、「フェザーンの黒狐」アドリアン・ルビンスキーのセリフの中に、「脚本」というフレーズを織り込んだ内容となっており、アニメの制作状況を示唆している模様。
⇒新アニメプロジェクト「銀河英雄伝説」公式サイト
〈公式サイトに掲載された文章〉
第五代フェザーン自治領主(ランデスヘル)はしばらく、ディスプレイに視線を凍結させていた。
「なかなか興味深い脚本を見たな」
やがて、ルビンスキーはディスプレイの映像を消すよう手ぶりで命じた。