「2016夏アニメ実力人気投票」結果発表。1位はKeyの名作配信アニメ「planetarian」。ベスト3を、SF・タイムリープものが独占!

アキバ総研のアニメポータル「あにぽた」にて開催されていた「これを見なきゃソン! 2016夏アニメ実力人気投票」が2016年8月19日に締め切られた。その結果をお伝えしよう。

本投票企画は、「あにぽた」にて2016年7月25日~8月19日の期間で投票を受け付けていた定番の公式投票企画。この夏放送されているアニメの中で、ひとまず数話見た段階で面白いと思った作品に投票してもらうというもの。この結果から、今期夏アニメの現時点での人気や実力度を探ろうというものだ。投票総数は6145票。

気になる投票結果だが、ベスト10は下記の10タイトルとなった。

1位:「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」(931票)
2位:「ReLIFE」(888票)
3位:「タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」(482票)
4位:「この美術部には問題がある!」(451票)
5位:「NEW GAME!」(347票)
6位:「orange」(323票)
7位:「ラブライブ!サンシャイン!!」(301票)
8位:「斉木楠雄のΨ難」(230票)
9位:「おなら吾郎」(229票)
10位:「甘々と稲妻」(168票)

まず、1位に輝いた「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」であるが、本作は、通常のTVアニメではなくWebでの配信作として、この7月に全5回が配信されたもの。「あにぽた」上でも特集ページを組んでいたので、知名度はかなり高まっていたものと思われ、今回の投票でもWebアニメ作品としては珍しく1位を獲得するに至った。なお、本作は、Keyが2004年に発売した同名ゲーム(キネティックノベル)を12年の歳月を経て蘇らせたもので、原作ファンからも非常に評価の高い仕上がりとなっている。

この1位「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」とわずか43票差で2位につけたのは「ReLIFE」だ。本作は、comicoで連載しているwebマンガを原作としたアニメ作品。主人公のニート青年が高校生へと若返り、1年間を高校生として過ごす社会復帰プログラム「リライフ」に参加するというストーリーだ。その設定の面白さ、トムス・エンタテインメントによるしっかりした作画、豪華声優陣など、総合力で評価されたものと思われる。

続く3位になったのは、意外なダークホース作「タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」。土曜日早朝に放送される、子ども向けアニメ作品であるが、構成がかなりしっかりしていて大人でも楽しめるという評価を得ての3位ランクインとなった。声優陣も豪華で、人気声優ユニット「スフィア」のメンバーが勢揃いしている点も、人気の底上げにつながったものと思われる。

面白いのは、ベスト3に入った作品はいずれも、近未来あるいはタイムリープ的な要素を含んだSF作品ばかりであることだ。6位に入った、人気マンガを原作にしたアニメ作品「orange」も、タイムリープ的な要素が盛り込まれており、今期のアニメでは、こうしたSF・タイムリープ作の人気が高いという傾向が出ている。

このほかの注目作としては、4位の「この美術部には問題がある!」、5位の「NEW GAME!」があげられる。「この美術部には問題がある!」は、同名コミック原作の学園コメディであるが、登場キャラクターのかわいさ、豪華声優陣によるテンポのいい演技などから、放送開始以来人気を上げてきており、今期の注目作となっている。いっぽうの「NEW GAME!」は、ゲーム制作会社を舞台にした一種の会社もの。「まんがタイムきららキャラット」連載の同名コミックが原作で、ノリとしては「けいおん!」に近いが、制作現場のリアリティなどが一部から高く評価されており、大ヒット作となった「SHIROBAKO」との類似性を指摘する声もあるなど、大化けする可能性も高い作品となっている。

その他の作品の順位や詳細は下記ページを参照いただきたい。

「これを見なきゃソン! 2016夏アニメ実力人気投票」
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なお、現在「あにぽた」では、2016夏アニメに関連して、「OPテーマ人気投票」と「EDテーマ人気投票」を開催中だ。こちらにもぜひ皆さんの1票を投票してほしい。

「OPテーマ人気投票【2016夏アニメ】」
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「EDテーマ人気投票【2016夏アニメ】」
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