【アキバこぼれ話】は、取材時にアキバ総研スタッフが見つけた、ちょっと気になるPCパーツやデジタルガジェットなどをご紹介する不定期連載コーナーです。
触れないところの温度が測定できる放射温度計の新モデルが、東映無線ラジオデパート店にて販売中です。ラインアップは、-50~+500℃まで測定できる「IR-211」と、-50~+330℃まで測定できる「IR-210」の2モデル。
放射温度計は、物体から放射される赤外線や可視光線の強度を測定して物体の温度を測定する温度計。接触せずに温度が測定できるため、CPUやピザ釜など、触れないところの温度を手軽にチェックできるのが特徴です。さらに、レーザーマーカー機能も搭載しており、測定ポイントがわかりやすいのもポイントとなっています。
主な仕様は、センサータイプが赤外線センサー。測定範囲は温度:-50~+500℃(IR-211)/-50~+330℃(IR-210)で、分解能が0.1℃。測定精度は±2%rdg または ±2℃の大きい方(0~+500℃)、±4℃(-50~0℃)。そのほか、サンプリング:1回/秒、放射率設定:0.95固定、測定エリア:12:1(例:100cm離れた距離に対しφ8cmの対象物を測定)、測定波長:8~14μm。使用温湿度:0~+50℃、10~95%RH(ただし、結露のないこと)、保存温湿度:-20~+60℃、80%RH以下(ただし、結露のないこと)。電源は9V形乾電池 ×1個で、電池寿命が約12時間。
本体サイズは36×134×88.5mmで、重量が約114g(電池含む)。
非接触タイプの温度計のため、衛生上接触させたくない食品の温度から、高温で接触できないピザ釜やオーブンまで、さまざまなところの温度が測定できるのは、なかなか新鮮。散歩がてらに気になる場所の温度を測定したり、お子さんの夏休みの自由研究に活用してみてはいかがでしょうか。
価格は、-50~+500℃まで測定できる「IR-211」が5,980円(税込)、-50~+330℃まで測定できる「IR-210」は4,980円(税込)です。