【最新プラモレビュー】ついに3体目の超重神降臨! 衝撃のMODEROID「ゴッドΣグラヴィオン」を声優・泰勇気が徹底レビュー!前編

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第76回スタート!

 

泰勇気の週末プラモ 第76回 MODEROID ゴッドΣグラヴィオン 前編

 

発売から少々時間が経ってしまいましたが、とうとう「超重神グラヴィオンツヴァイ」より、ゴッドΣグラヴィオンをレビューさせていただきました! どうして記事公開がここまで遅くなったのかは最後に言い訳させてください。

 

ゴッドΣグラヴィオンは、物語の終盤でサンドマンが使用していた超重神で、コアにグランΣを使用し、黒いグランディーヴァと合身し完成します。

さらに先行して発売された「ゴッドグラヴィオン」「ソルΣグラヴィオン」、そしてこの「ゴッドΣグラヴィオン」を揃え、パーツを組み合わせることで、なんと最終話にのみ登場した「最凶合神アルティメットグラヴィオン」に最終合身させることもできます!!

 

今回の記事は、ゴッドΣグラヴィオンとアルティメットグラヴィオンの実質2体分のレビューとなってしまったので、かなり駆け足気味にいかせていただきます!

パッケージには、地球をバックに立つゴッドΣグラヴィオンの姿が。もしゴッドグラヴィオンとソルΣグラヴィオンの箱をお持ちでしたら、ぜひ並べて見てください!

 

背面にはキットの紹介に加えて「最凶合神!」の姿が! 今回は、パッケージのご紹介はここまでにしておきます。

 

本商品は、ゴッドΣグラヴィオンに加えて、アルティメットグラヴィオン用のパーツも含まれているので、ランナーは意外と多めです。クリアパーツも豊富ですね。細かい色分けを再現するためのシールも付属しているので、ストレートに組み立てるだけでも遊べるプラキットになっています。

 

説明書は3冊で、それぞれ「ゴッドΣグラヴィオンを構成する各マシンの組み立て」「ゴッドΣグラヴィオンへの合体」「アルティメットグラヴィオンへの合体」が掲載されています。

 

それではまず、合体前の姿をご紹介していきましょう。

 

 

グランΣの形状は、過去に発売されたソルΣグラヴィオンと全く同じ。ただし1か所だけ塗装の色が異なります。

 

頭部もソルΣグラヴィオンと同様ですが、今回の記事が初見という方もいると思うので、改めて可動範囲を見ていきます。

頭部はボールジョイント接続で、首周りには障害物はないのでグリグリ動きます。そして顎の色が赤く塗装されています(ソルΣグラヴィオンは黒でした)

左目周辺の、ダメージ表現塗装の細かさも健在です!

 

二の腕でロール回転、肘は90°ほど曲げられます。

 

手首は軸接続ですが、変形の可動を使えばスナップをきかせることもできます。

 

胸部あたりで横方向への可動個所があり。

 

腹部の上で前屈可動できます。

 

腹部と腰部の軸接続で、360°の回転も可能。

 

前後左右の開脚は、それぞれ180°近く可能。かなり優秀です。

 

太ももの上にロール回転軸あり。形状の都合もあり360°回転ではありませんが、十分な可動範囲です。

膝も二重関節でかなり深めに曲げられます。

 

足首は合体時に収納される都合などもあり、小型ながら意外と動きます。足首の関節の向きを変えれば、接地性は相当高くなります。

 

 

「Gシャドウ」は、小型のステルス戦闘機。合体時には胸部装甲と背中のスラスター、兜部分を担当します。コクピットなどにはクリアパーツを使用。主翼や赤いラインはシールによるカラー再現になります。

成型色もシールも、おそらくクリアパーツに至るまで、「ゴッドグラヴィオン」のものと同一かと思われます。

 

 

「Gドリラー」。コクピットのクリアパーツにも細かいディテールが入っています。ドリルは塗装済みパーツ。車体側面の赤い部分はシールでの再現となります。

こちらも恐らくGシャドウ同様「ゴッドグラヴィオン」のものと全く同じものになります。

 

 

「Gアタッカー」。キャノピーは無色のクリアパーツ。主翼は塗装済みパーツとなっています。それ以外はシールも使わず、ここまでカラーリングを再現しています。機体の黒い部分は、「ゴッドグラヴィオン」では青の成型色でした。

 

「Gストライカー」。Gアタッカーとは機首の形状が若干異なります。それ以外はアタッカーと全く同じです。

 

ゴッドグラヴィオンと合体方法はほぼ同じですが、ゴッドΣグラヴィオンの合体シーンを軽く妄想しつつおさらいしていきましょう。

 

両腕を外側に持ち上げ、手首を収納するためのカバーを展開します。

 

手首を前腕の中に格納して二の腕を胴体に押し込みつつ、胴体を左右に広げます。

 

足首はつま先を持ち上げて、合体準備完了。

 

Gドリラーは車体後部の合体ジョイントカバーを取り外し、左右に分割。

 

車体下面を開き、ドリルをいったん取り外し……

 

ドリルが内側に入るように向きを変えて、再度取り付けて合体準備完了。

 

Gシャドウは兜パーツを取り付けるパーツを取り外し、アームを展開して合体準備完了。

 

Gアタッカー、Gストライカーは主翼を閉じ、機首を少し縮めて……

 

さらに機首を持ち上げて、膝を形成し合体準備完了。

 

グランΣの前腕外側にある黒いジョイントに、Gドリラーを合体。

 

GストライカーとGアタッカーは、Σのすねのジョイント穴にドッキング。

 

Gストライカー、Gアタッカーのふたを閉じてグランΣのかかとを固定。

 

Gシャドウは、グランΣのバックパックの切り欠きと首元のジョイントで固定。

 

グランΣの耳飾りを取り外し、兜パーツを交換。これですべての合体が完了!

 

超重神ゴッドΣグラヴィオンの完成です! メインカラーが青から黒に変更となったことで、ヒロイックなイメージから高貴なイメージへと変化しています。

 

後ろから見ると色以外は、ほとんどゴッドグラヴィオンと変わらないようにも見えますが、腰部のスカートアーマーや脹脛あたりなどに違いが見られます。

 

頭部の可動範囲。基本的にはグランΣ同様かなり自由度は高いのですが、頭部飾りとGシャドウのパーツが干渉するため、横方向へ頭を傾けることはできません。

 

前後方向の回転では真上まで持ち上げることができますが、合体させたままの状態だと、腕を水平方向へ大きく持ち上げることはできません。

Gシャドウの主翼は、腕部の可動を避けるように動かすことができます。

 

二の腕の合体部分でロール回転可能。肘は二重関節で、ここまで曲げられます。手首はボールジョイント接続です。

 

 

腹部周りの可動はグランΣ譲り。

 

 

脚部は全体的にボリュームアップしましたが、開脚は前後左右ともグランΣ同様に柔軟です。

 

膝関節も、グランΣの時と同様に深く曲がります。

 

足首はボールジョイント接続。つま先も大きく持ち上がり、接地性は高そうです。

 

グランΣの上半身をアクション胴体に交換すると……

 

肩の接続部がボールジョイントになるので、前後へのスイングが可能に。

 

また水平方向への腕の可動が、大幅にパワーアップします。

 

左右の平手も付属。当然「THEシンプルスタンド」を使ったポージングにも対応しています。

 

グラヴィトンランサーの刃はクリアパープルで塗装済み。左右の武器持ち手首に持たせることができます。

 

胸部にグラヴィトンソードのパーツがありますが、劇中でも使用されず、キットにもソードは付属していません。しかしそれを補って余りある長さの、専用武器なので全く不満は感じません。

 

ランサーはセンターの接続用パーツを取り外せば2本に分割することも可能。

武器のモードが変更できるということは、ポージングの幅も広いということ。いろいろとかっこよくクールなポージングに挑戦してみてください。

 

シールドを武器持ち手首に持たせることも可能。このシールドはアルティメットグラヴィオンの胸部に合体するものです。

 

これまでにレビューで使用したゴッドグラヴィオンとソルΣグラヴィオンとの3体揃い踏み。いやまさかこの3体がお手頃サイズのプラキットで手に入る日がくるなんて……。っと感慨にふけっている場合ではありません!! むしろ本番はここからなのです!!

 

後編ではアルティメットグラヴィオン、塗装に挑戦!

【製品情報】

■MODEROID ゴッドΣグラヴィオン

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

・価格:7,500円 (税込)

・発売中

・仕様:組立て式プラスチックモデル

・ノンスケール

・全高:約170mm

・原型制作:Mr.田(GOD BRAVE STUDIO)

・制作協力:瑞穂町デザインチーム

 

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)