2023年の幕開けと同時に続々と放送・配信をスタートしている2023年冬クールアニメ。
期待の続編ものから、気になる新作など64タイトルがひしめき合う中、果たしてアキバ総研ユーザーは、どの作品に注目しているのか……？ ということで、2022年12月9日～23日にかけて「どれが観たい？2023年冬アニメ投票」が実施された。
その結果は、アキバ総研史上最高にカオスなものとなってしまった！

1位　Buddy Daddies　86票
1位　とんでもスキルで異世界放浪メシ　86票
3位　Call Star -ボクは本当にダメな星？- 日本語吹替版　57票
3位　D4DJ All Mix　57票
3位　REVENGER　57票
3位　UniteUp!　57票
3位　お兄ちゃんはおしまい！　57票
3位　シュガーアップル・フェアリーテイル　57票
3位　トモちゃんは女の子！　57票
3位　もののがたり　57票
3位　冰剣の魔術師が世界を統べる　57票
3位　吸血鬼すぐ死ぬ2　57票
3位　転生王女と天才令嬢の魔法革命　57票
3位　魔道祖師 完結編 日本語吹替版　57票

なんと1位が2タイトル、そして3位が12タイトル並ぶという前代未聞の珍結果となってしまった今回の投票！
かなりレアな結果となったが、そんな中でも上位にランクインした作品をご紹介しよう。

1位「Buddy Daddies」は、男性バディもののオリジナルアニメ。殺し屋コンビと最強のターゲットたる少女の物語がえがかれるという。バディものに駄作なし、と言ってもいいくらい鉄板ネタということでかなりの期待値の高さである。女子のハートを射止めるイケメンの絆あり、男もしびれる熱いブラザーシップが描かれたりとバディものならではの展開だけでなく、ターゲットの少女とどんな丁丁発止が描かれるのか。注目である。

もう一方の1位「とんでもスキルで異世界放浪メシ」は、タイトルからお察しの通り。「なろう系小説」原作の異世界もの。異世界に転生したサラリーマンが、固有スキル「ネットスーパー」で現世からいろんな食材を取り寄せて……という、もはや「異世界転生とは」と本質的な問いかけをしたくなるような設定だが、それゆえにここからどんなドラマが展開するのか、興味もわいてくるというもの。制作は「チェンソーマン」などを手がけるMAPPAということで、絵のクオリティにも注目だ。

ここから先は3位。なんと12タイトルのアニメが、同票数で並ぶという結果となった。

DJに青春を燃やす女子たちの活躍を描く「D4DJ All Mix」、史上最弱の吸血鬼・ドラルクとバンパイアハンター・ロナルドのトンチンカンなやりとりが最高に楽しい「吸血鬼すぐ死ぬ2」といった、安定のシリーズもの。

転生もの×女子バディもの×ファンタジーという面白くなりそうな要素満載の「転生王女と天才令嬢の魔法革命」、一流の“銀砂糖師”を目指す主人公のアンと、護衛の戦士妖精シャルの恋と旅を描く「シュガーアップル・フェアリーテイル」、魔術学院に入学した世界最強の魔術師と仲間たちの物語を描く「冰剣の魔術師が世界を統べる」といった、ライトノベル、ジュブナイル小説原作もの。

妹に飲まされた薬で女の子になってしまったダメニートの兄の日常を描く「お兄ちゃんはおしまい！」、ボーイッシュな女の子と幼なじみの男子による淡い恋模様を描く「トモちゃんは女の子！」、人と心を宿した器物“付喪神”の物語を描く「もののがたり」といった漫画原作もの。

「魔法少女まどか☆マギカ」等の虚淵玄さんが約10年ぶりにTVアニメのストーリー原案を手掛ける「REVENGER」、ソニーミュージックグループによる多次元アイドルプロジェクトのアニメ展開作品「UniteUp!」といったオリジナルアニメなど、いずれも気になる作品ばかり。

「Call Star -ボクは本当にダメな星？- 日本語吹替版」「魔道祖師 完結編 日本語吹替版」といった中国産アニメが並ぶのも、非常に今っぽい結果と言える。