最新の新幹線「ALFA-X」が『シンカリオンZ』に登場! 「Z合体 シンカリオンZ アルファエックス」でZ合体させまくってみた!【泰勇気のトイ遊々記 第18回】

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

今回は! その名の通り、玩具も進化し続けている『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』より、タカラトミーの「シンカリオンZ アルファエックス」をご紹介します!

「シンカリオンZ」といえば3月までTVアニメが放送されておりましたが、今回のアルファエックスはアニメ本編には登場していない玩具オリジナルロボということで、気合い入れて遊んで……いや、レビューさせていただきたいと思います。

 

まずはパッケージ画稿から。

 

銀色とライトグリーンのボディが大人っぽいといいますかクールといいますか、とにかくカッコイイっすね~~!!
大きく開いた翼や、光を放っている装備にも興味をひかれます。

 

背面には本商品のギミックや、ほかの『シンカリオンZ』シリーズと連動させた遊びの案内が載っています。これは揃えて遊びたくもなりますな!

 

両サイドには、セット内容とアルファエックスの車両のイメージイラストが。シャープなフォルムです。

 

天面と底面、フタになっているこの両面については同じデザインで、コンパクトな面積の中に商品の名前などの情報がぎゅっと詰まっています。

 

箱からブリスターを取り出すとこのような形で収まっています。

初期のプラレールシンカリオンシリーズよりもさらに「合体」要素を楽しめるものに進化しているため、パーツの分割が多くはなっていますが「対象年齢3歳以上」ということもあり、複雑になり過ぎないように配慮された構成になっているようです。絶妙なバランス!!

 

そのほか、武器や台車パーツが袋に入れられておりました。

まずはこれらのパーツを組み合わせて、アルファエックスを「新幹線試験車両E956(ALFA-X)」にしてみましょう。

 

シンカンセンモードで遊ぼう!

まずは1両目ボディの変形。ブリスターに収納の状態から頭部と腹部を収納し、胸部のカバーを閉じます。
どのロックもかっちりしています。

 

次に1両目アームAおよびBを左右で組み合わせて、ボディ後方のジョイントに接続します。

 

これだけでかなり車両らしくなっていますが……

 

車体底面、前側に台車B、後ろ側に台車Aを取り付けて1両目の完成となります。

 

「ALFA-X」のイメージがばっちり再現されていますね。ボディ形状、ボディのカラー、グリーンのライン……これまで数え切れないほどのアイテムを送り出してきたプラレールならではのデフォルメが、今回も見事に発揮されております。

 

実物と比べたら前後の長さはかなりアレンジされているのですが、それでもひと目で「ALFA-X」とわかる横からの姿。「ALFA-X」のマークもしっかり印刷されています。

 

後ろから見ると少しSFメカらしさもうかがえます。ジェットノズルのようなディテールが燃えます。もちろん連結器は通常のプラレールのものと共通なので、組み合わせて遊ぶことができます。

 

続きまして2両目。この3つのパーツで構成されます。

 

2両目カバーの内側に、クリアグリーンの「エックスマスク」を取り付けて……

 

2両目シャーシに被せれば、2両目の完成。

 

天井の模様はシールによる再現。この車両に装備品をマウントさせていきます。

 

こちらはバックパックとエックスキャノンを組み合わせたブロック。

 

こちらはエックススピア2本、グレートエックスソード、アルファブラスターを組み合わせたブロック。

 

各ブロックを、2両目の四角い窓部分の穴に取り付けて完成です。

 

そして3両目。主に下半身のパーツで構成されております。

 

3両目ウエストパーツを中心に3両目フットAおよびB、3両目カバーAおよびBで包み込むように合体させていきます。

 

合体させたら、1両目と同じように台車Bと台車Cを底面に取り付けて完成です。

 

ちゃんと1両目とはデザインが違います。

こちらも後方にディテールが施されていて、隙がありません。

 

3両すべてを連結させると、このような感じです。

2両目の装備品のブロックがSFチックですね。

 

2両目の装備をはずせば、すっかり通常のプラレール! 動力車はないので転がし遊びにはなりますが、この状態でプラレールとして遊べます。

 

シンカリオンモードに変形!

さぁ、それではシンカリオンらしくシンカンセンモードからシンカリオンモードへと変形させていきましょう!

 

1両目アームをそれぞれ展開し両腕を形成します。

各部のロックもしっかりしていますし、腕部装甲がスライドするなど、シンプルながらも凝った動きのギミックが組み込まれています。

もちろん、塗り分けもすばらしいです。

 

1両目ボディを最初の状態に戻して、頭部の横辺りにある接続ジョイントにアームパーツを取り付けます。

 

これで上半身が完成。簡単ですよね~。

 

3両目を最初の状態にまで分解。

 

3両目フットのパーツは、後部や両サイドのパネルを展開して膝から下の脚部を形成。

 

立たせるとこうなります。ここへ3両目ウエストパーツを接続します。

 

3両目ウエストの腰前面のパネルを忘れずに起こして、下半身の変形完了!

完成した上半身と下半身を、五角形のジョイントで接続!

 

本体の次は装備品です。

 

両腕外側にエックススピアを取り付けます。

 

左手には、エックスキャノンとアルファブラスターを組み合わせたアルファエックスキャノンを持たせて……

右手にはグレートエックスソードを持たせます。

1パーツなのにディテール豊富なバックパックを背中に取り付けて

3両目カバーを翼のように取り付ければ、

シンカリオンモードの完成です!!
変形玩具にありがちな「複雑さ」や「関節のもろさ」は全く感じられず、快適に変形・合体させることができました。

後姿。細身のボディからは伸びる、オーバースケール気味な翼がまたダイナミックでいいんですよ~。
広げた足とあわせて見ると、「X」のシルエットにもなっていることがわかります。計算しつくされた形状なんでしょうね。

 

可動範囲もすばらしいです。

頭部はおそらくボールジョイント接続。上下左右の傾きに加え、ある程度横を向かせることもできます。

 

腕は水平方向へもある程度上げることができますし、肩の軸回転で腕を上に上げることもできます。

 

二の腕でロール回転。さらに手首でもロール回転可能。肘はかなり深くまで曲げることができます。

 

ロックをはずせば肩アーマーを下ろすこともできます。

 

腰は360°の回転が可能。

 

脚は前後左右に、大きく展開可能という優秀な可動。

 

太ももの上でロール回転。膝は二重関節で深く曲げられます。

 

脚部側面のプレートは、スタビライザーのようにポージングに合わせてある程度動かすことができます。

 

足首の接続はボールジョイントで、なかなか保持力も高いです。変形ギミックの恩恵でつま先を持ち上げることもできます。設置性はかなり高いです。

 

翼は接続部で、上下にスイングさせることが可能。下に下ろせば格納状態にも見えます。

 

それではこの優秀な可動と豊富な装備を見ながら、ポーズをとらせていきましょう。

まずはエックススピアをかまえるアルファエックスから。

 

細身のスピアなので、脚部を少し後ろに下げてスマートなポーズを決めてみました。

 

素早く下から上に斬り上げたポーズ。この姿勢で自立しています。

スピアは回転して後ろに向ければ、収納状態のようにもなります。

 

また、両手に持たせることもできます。これは両方逆手に持たせてクナイを扱うようなポーズ。

 

バックパックの軸にスピアをマウントさせておいたりもできます。

次はグレートエックスソード。刀身が太めの剣です。

 

柄の部分と刀身の部分とで別パーツなのが豪華です。クリアの刀身がさわやか。

 

つま先の可動も生かしたポーズ。これで自立してしまうのだから、各部の保持力がいかに高いかが伝わるかと思います。

 

続いて射撃系装備。アルファエックスキャノン。

二連装のキャノン砲かと思いきや、その下にはさらに四連装のブラスターが! 一斉射の威力が大きそうです。

 

説明書には載っていませんし、バランスをとるのが結構難しいのですが、台車をローラースケートのように足裏に取り付けて「ローラーダッシュ」なんてこともできます。
ひっくり返らないように気をつけてください。

アルファエックス単品だけでもかなり遊べるのですが、レビューはまだまだ折り返し地点です。
ここからはパッケージ背面にも載っていた、別売のシンカリオンZやザイライナーと組み合わせて遊ぶ「Z合体」に挑戦していきます!