【訃報】「ゴルゴ13」「バロムワン」などの漫画家さいとう・たかをさん、すい臓がんで死去。享年・84歳

漫画家のさいとう・たかをさんが、2021年9月24日午前10時42分、すい臓がんのため84歳で死去した。

さいとう・プロダクション公式サイトに掲載された情報によると、葬儀は新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、近親者の間で執り行われたという。

またあわせて代表作「ゴルゴ13」が連載されている「ビッグコミック」編集部の、「さいとう・たかを先生の生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表します」というコメントを掲載。
お別れ会については「今後の状況を慎重に見極めつつ検討」するとのこと。
「ゴルゴ13」の連載については、さいとうさんの遺志のもと、スタッフと編集部協力のうえで今後も継続する予定。

さいとう・たかをさんは、1936年和歌山県生まれ。1955年「空気男爵」(大阪・日の丸文庫刊)でデビュー。貸本向け漫画誌の中心的な存在として、大阪で精力的な活動を続ける。その後、活動拠点を東京に移し「さいとう・プロダクション」を設立、作品制作過程における分業化をはかり、脚本部門を設けるなど、プロダクション形態の劇画制作システムを構築する。

「ゴルゴ13」「バロムワン」「超人バロム・1」「仕掛け人藤枝梅安」など、アニメ化、特撮ドラマ化、映画化された作品も多数発表。晩年まで精力的な活動をつづけた。

ご冥福をお祈り申し上げます。