「機動警察パトレイバー」のアートワークス70点以上が展示される「PATLABOR artworks展」が、現在、東京・渋谷マルイで開催中だ。
「PATLABOR artworks展」は、「機動警察パトレイバー」プロジェクト発足時から作品に携わり、ロゴ、パッケージビジュアル等のアートディレクションを担当している田島照久さんによる初の展示イベントであり、2021年8月8日(日)~9月5日(日)の期間で開催されている。
本イベントでは、田島さんがこれまでに手がけたアートワークス70点以上を展示。さまざまなスタイルで、「パトレイバー」の世界が描かれている。
今回、アキバ総研編集部も現地を訪問。会場の雰囲気をお届けしたい。
今回の展示の見どころは、まず「デジタルジオラマシリーズ」。プラモデルやフィギュアと実際の風景を合成した、非常に実在感のあるアートワークは必見だ。
「レイバーが実在する、もう一つの日本の風景」の数々は非常にイマジネーションを刺激する。
もう一つの見どころは、過去のアートワークを現代のグラフィック加工技術を駆使してリメイクした、「リミックスシリーズ」である。
「パトレイバー」のアートワークといえば、ホワイトのバックに描かれるキャラクターやメカたち、という印象が強い方も多いのではないだろうか。今回の展示では、そういったアートワークに背景を追加したり、彩色に手を加えたりすることで、イラストに新たな魅力を与えている。
コミック版や発表済のイラストを使ったアートワークも。
これらは発表当時を知っている方こそ、新たな発見と驚きをもって受け取られるはずだ。
そのほか、描きおろしイラストや劇中に登場する企業ロゴデザインなど、「パトレイバー」の世界をより楽しむことのできる展示が並ぶ。
さらに、新作「PATLABOR EZY」のティザービジュアル第2弾も本邦初公開!
最新デザインの「イングラム」の姿が描かれている。どこがどうアップデートされているのか、実際にその目で確かめていただきたい!
そのほか、パーテーションに「ブチ穴」(メカデザイナー・出渕裕さんが多用する、5つの穴の意匠のこと)があしらわれているなど、遊び心も満点。
なお、物販スペースは無料で入場可能。さまざまな「パトレイバー」グッズが販売中だ。
今回の展示からは、「パトレイバー」のビジュアルやアートワークが、いかに時代を先どっていたのか。そして、いかに時代が変わっても色あせない普遍性を持っているのか。さらに、いかに新たな技術との相性がいいのかがうかがえるはずだ。
新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今、直接足を運ぶことはなかなか難しいかもしれないが、もし渋谷に立ち寄ることがあればぜひ足を運んでいただきたい。
【イベント情報】
■「PATLABOR artworks展」
日程:2021年8月8日(日)~9月5日(日)
場所:渋谷マルイ 7Fイベントスペース
時間:11:00~20:00
入場料:1,500円(税込)
※エポスカード、公式ファンサイト「特車・二課分室」の所属証明書(新規入会の方で所属証明書が未着の方はスマートフォンにてファンサイトのログイン後の画面を提示)で200円オフの1,300円(税込)で入場可能
※物販エリアはフリー
※基本営業日は20:00まで、最終入場は閉店の30分前まで
※物販は店舗の営業時間に準じる
※状況により営業時間が変更となる場合あり。
※「3つの密」を避けるため、入場制限などの場合あり。
※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため急遽、中止・営業時間の変更を行う場合あり。
主催:株式会社HEADGEAR・株式会社ジェンコ
制作:株式会社ジーズデイズ
協力:バンダイグループ各社、キャラアート株式会社
<アートワークス集の会場販売に関して>
会場にて展示される数々のアートワークス、そしてHEADGEARの高田明美氏、バンダイ ナムコホールディングスアドバイザーの鵜之澤伸氏との対談も収録。
豪華ケース仕様。
ページ数:約200ページ
サイズ:縦220mm、横224mm
販売価格:5,500円(税込)
※会場にて販売。会期後の事後通販は未定