【直前レポート】新たなプレイモードやキャラクターを追加! 「Apex Legends」新シーズン「英雄の軌跡」の新要素とは?

Electronic Arts(EA)は、2021年4月21日のオンライン会見で、PCやPlayStation 5/PlayStation4、Xbox Series X|S/Xbox One、Nintendo Switchなどで、展開中の人気ゲーム「Apex Legends」の新シーズン「英雄の軌跡」に関する情報を公開した。

3対3での純粋な実力勝負! 新モード「アリーナ」

5月4日(日本では5日)に開幕する新シーズンで大きな注目なのが、3対3ラウンドベースでのプレイが楽しめる「アリーナモード」の実装だ。

通常のバトルロイヤル形式と違い、ローテーション制で選ばれる狭い新マップで対戦が行われる。そのため、単純な運の悪さで不利を背負う確率や、いわゆる「漁夫」と言われる、苦労して1部隊を倒した直後に、潜んでいた別の部隊に襲撃されるということがなくなっており、展開はスピーディーで、自身の実力がより試されるモードとなっている。また、アリーナ専用のイベントや報酬もあり、バトルパスレベルも上げることが可能だ。勝利条件は3ラウンド先取となっており、タイブレーカーやサドンデスモードも搭載している。

アリーナではバランス調整のため、アビリティは価格や買える数などで調整されている。しかし、アビリティをバトルロイヤルとアリーナで変更するということは、絶対にしないというのが当初の目標としてあったため、キャラによっては若干の能力調整はあるものの、ほとんどのアビリティはバトルロイヤルとほぼ同じになるそうだ。

飛行することのできる新レジェンド「ヴァルキリー」

もうひとつ大きな注目となっていたのが、新レジェンド「ヴァルキリー」の登場だ。

「Titanfall 2」に登場したタイタンパイロット「バイパー」の娘という設定で、ジェットパックによるタテ方向えの移動や、12発のロケットで範囲攻撃し、ダメージとスタンを与える戦術アビリティ「ミサイルスワーム」が特徴となっている。

 

アイテムを使わず、飛ぶという行為をするキャラクターは初実装となるが、オンラインで行われたプレゼンでは、担当者が「ほかのプレイヤーとの公平性をどうするかが非常に難しい作業だった」と明かした。ゲームバランス配慮するため、常時飛べるわけではなく、飛行時間には制限があり、飛行中は武器の使用も不可。かつ飛行音も大きくし、すぐに場所が判明するようにしたそうだ。

スタン効果のあるミサイルに関しても、ダメージを小さくし、スタンの持続時間は短くしているため、大きなダメージを与えるためにはチームメイトの協力が不可欠だという。基本的には単独行動し、偵察をするのに適したキャラクターだが、敵が近くにいる場合はジェットパックの使いどころを注意しないと、動きが鈍いため、ただの的になってしまうようだ。

 

同ゲームでは初めてとなる弓型の武器は中距離で威力を発揮

新武器としては「コンパウンドボウ」という同ゲームでは初めてとなる、弓型の武器が登場する。中距離では非常にクールな武器とのことだ。中距離向けの強力なスナイパー武器で、弓タイプであるため、消音性がかなり高く、攻撃時に隠密性が確保でき、弓を適切なリズムで発射すると特殊な連射ができるようになる「デッドアイズテンポ」、ショットガンのように弓矢が拡散する「シャッターキャップ」の2つのホップアップスロットを同時に使うことで効果が増す。

ただ、便利なことばかりではなく、ゲーム開発側からの予想でも、スナイパーライフルの倍は練習の必要性があるようで、うまく扱える人にはかなり強力な武器なるが、弓を引きながらエイムするのに慣れないプレイヤーには合わない、人を選ぶ武器になりそうだ。

ほかにも、マップ「オリンパス」のリニューアルや、今後の展開なども発表された。オリンパスは輸送船「Icarus」に積まれていた未知の寄生植物が大成長し、景観が大きく変化している。また、研究員の死体があり、ランダムスポーンするキーカードを入手できる。

また、今回のヴァルキリー登場によりタテ方向での戦術バリエーションが増える予感もあるが、担当者は「今後の展開を考えるうえで重要な要素ではある」と話したものの、今回の「英雄の軌跡」では、大きな変更はないと語った。

さまざまな新要素が満載の新シーズン。5月4日まで心待ちにしておこう。

【ゲーム情報】
■Apex Legends
対応機種:PS4/PS5/Switch/Xbox One/Xbox Series X|S/Origin(PC)/Steam
ジャンル:シューティング
プレイ人数:1~60人 ※オンライン専用
発売:ELECTRONIC ARTS
CERO:D(17歳以上対象)
※PS4で利用できる機能の一部は、PS5では利用できない場合がある。

(C) 2019 Electronic Arts Inc.