前作から3年ぶりとなる、TVアニメ『ゆるキャン△ SEASON2』。オープニングテーマとエンディングテーマは、やはりこの2人しかいない! 元気いっぱいの亜咲花が歌うOP「Seize The Day」と、佐々木恵梨が作詞・作曲・歌唱するED「はるのとなり」は、新たな『ゆるキャン△』の世界を両面から描いた2曲に。飼い犬や身延町の話も飛び出す、楽しいインタビューとなった!
山梨に行く電車の中で、恵梨さんと親睦を深めました(亜咲花)
── アキバ総研では、『ゆるキャン△』放送開始のときもお2人に対談していただきました。ちょうど3年前ですね。
亜咲花 覚えています! まだ、『ゆるキャン△』ポーズがなくて、2人でなんとなく三角を作って写真を撮っていただいたんですよね。あれから3年、恵梨さんとは何度も『ゆるキャン△』のイベントで共演させていただきました。移動もご一緒させていただくことが多くて、電車の中で2時間ずっと話したり(笑)。それで自然に親睦が深まりました。
佐々木 山梨のイベントに行くときは、だいたいそんな感じだよね。
亜咲花 主題歌を歌わせていただいただけでなく、イベントなどでたくさんの方と交流できたのが、『ゆるキャン△』の素晴らしさでした。
佐々木 私はうれしいことに、身延町の町の歌「おかえりなさい 少年たちよ」を歌わせていただいて、観光大使にも任命していただきました。九州出身ですし、『ゆるキャン△』に出会うまでは山梨県に行ったことすらなかったので、本当にご縁を感じています(笑)。
亜咲花 私もです。『ゆるキャン△』の前までは、フルーツがおいしいというイメージがあったのですが行ったことはなくて(笑)。今では身延町だけでなく、ほかの市や町ともご縁ができて、いつか山梨県でワンマンライブを開催してみたいです。
佐々木 身延町にいいホールがあるよ(笑)。
亜咲花 さすが観光大使(笑)。
── お2人一緒にいるときは、どんな話をしているんですか?
佐々木 最近は犬の話をすることが多いですね。私がずっと犬を飼っていて、亜咲花ちゃんも飼い始めたので、お互いの息子の写真を見せ合っています(笑)。
亜咲花 「かわいいー!」って言い合いながら(笑)。恵梨さんはアーティストとしても先輩ですが、犬の飼い主としても先輩なので、いろいろアドバイスをいただいてます。マジメに音楽の話もしているんですよ、「恵梨さんは、どうやって曲を作るんですか?」とか、まだ世に出ていない曲を聴かせていただいて、「これ、めっちゃいいです!」とか。
佐々木 亜咲花ちゃんが私に書いてほしい曲についての話を聞いたりね。
── 『へやキャン△』の主題歌「The Sunshower」は、佐々木さんが作詞・作曲した曲を亜咲花さんが歌いましたよね。
佐々木 あのときは純粋にコンペだったんです。作家名を隠した状態で亜咲花ちゃんが選んでくれたのが、たまたま私の曲でした。仮歌は私が歌っていたけど、気づかなかったんだよね?
亜咲花 いつもとは歌い方が違っていたので、全然気づきませんでした。英語の発音がうまい方だなあと思ったくらいで。後から恵梨さんの曲だと知って、すごくうれしかったです。
佐々木 私も曲のよさだけで選んでもらえて、うれしかったよ。レコーディングにも行って、ディレクションさせていただきました。そして、亜咲花ちゃんの録りが終わった後に、私がコーラスを入れて。たくさん声が重なっていると思いますが、バックは全部私が歌っているんです。
亜咲花 それもうれしかったです。やさしいって思いました。
── まさにお2人の共作ですね。
亜咲花 そうですね。もうひとつ、共作と言えば、去年の自粛期間中に作った『ゆるキャン△』おうちキャンプのテーマ「この場所で。」という曲があります。私が作詞して、立山(秋航)さんが作曲して、恵梨さんが歌っているんです。私にとっては自分が書いた歌詞を、ほかのアーティストの方に歌っていただいた初めての機会だったので、すごく楽しくて。今後も歌詞の提供をやっていきたいなと思いました。