アキバ総研にて、2020年12月11日より12月25日まで開催された公式投票企画「気分はいつでも超リア充! クリスマスを盛り上げるゲーム原作恋愛アニメ人気投票【男性向け】」、その結果が出たのでお伝えします。
1位 School Days 42票
2位 Kanon 27票
3位 ef-a tale of memories. 9票
4位 アマガミSS 8票
4位 リトルバスターズ! 8票
6位 ワルキューレロマンツェ 7票
6位 下級生 7票
8位 CLANNAD 6票
8位 To Heart 6票
10位 AIR 5票
今年はコロナ禍の影響もあり、大勢でワイワイというよりも家族や一人でクリスマスを過ごした方も多いのではないでしょうか。ちょっぴり人肌恋しい今年のクリスマスをホットに盛り上げてくれる、ゲーム原作の男性向け恋愛アニメ投票ではどんな作品が人気を集めたのか……?
というわけで、見事1位を飾ったのは「School Days」!……ってお前ら本気か!?
本作は2000年代を代表する恋愛ゲーム原作アニメであり、アニメ史上最凶のバッドエンド作品である。主人公・伊藤誠くんは作品に登場するさまざまな女性キャラと大人な関係を結び、あげくメインヒロインのひとりである世界から刺殺され、首ちょんぱされちゃいます。これ、恋愛アニメの説明ですからね。
ちなみに最終回の最速放送直前に発生した殺人事件の影響を受けて、最速放送予定だったtvkでは番組を紀行番組に差し替え。そこで放送された、フィヨルドをゆくフェリーのキャプチャ画像が掲示板に貼られ、「Nice boat.」というコメントがついたことが大きな話題を呼んだことを覚えているそこのアナタ。けっこういいお年ですね?
ちなみにABEMAでは、2016年より毎年12月24日に本作の一挙放送を行っています。ある意味クリスマスの風物詩となっているので、この順位も納得!?
2位は泣きゲーの元祖こと「Kanon」。
東映アニメーション版、京都アニメーション版の2作が存在し、それぞれに見どころがありますが、どちらにも共通しているのが美しい北国の風景です。寒い季節に本作を見れば、きっと誰もが温かな気持ちになるはず。そして無性にたい焼きを食べたくなり、「うぐぅ」と言いたくなること必至。
そして、主題歌「Last reglets」を聴きながらひっそりと涙を流しましょう。
3位は「ef-a tale of memories.」。
正確には第1期の本作と第2期の「ef-a tale of melodies.」をあわせて、一つのストーリーです。物語はクリスマスの夜から幕を開け、そこから壮大な群像劇が展開します。
アニメーション制作はシャフト。後に「魔法少女まどか☆マギカ」などで見せる、キレッキレの演出も必見です。
個人的には宮村みやこのウザかわいいキャラが大好きでした! 特に「ef-a tale of memories.」第10話は全編見どころと言っても過言ではない神回でしたね。徐々に減っていくテレホンカードの度数と反比例してテンションがあがり続ける下野紘さんと田口宏子さんの熱演は、アニメ史に残る名場面です!
4位は「アマガミSS」。ヒロインごとにルートが分岐し、それぞれにエンディングが用意されているゲームを、どのようにアニメ化するかという課題は、ゲーム原作アニメにつきまとう問題ですが、本作はそれを「オムニバス形式でそれぞれのヒロインとの物語を描く」という力業で解決しました。
この構成が功を奏し、主人公・橘淳一は毎回、各ヒロインと濃厚な恋愛を展開。終始テンション高めな恋愛模様が描かれる、ラブコメの満漢全席のような仕上がりとなりました。同時に、淳一の心優しく紳士的な性格ながら、特殊な性癖と時折発揮する異様な行動力ゆえに、半ば強引にラッキースケベ的な状況を作り出す特異点のようなキャラクター性にも話題が集中しました。
同票数で4位にランクインしたのは、「リトルバスターズ!」。こちらは2位の「Kanon」、8位「CLANNAD」、10位「AIR」と同じくkeyブランドのゲームを原作とした作品。企画、脚本は2020年秋アニメ「神様になった日」も手がけた麻枝准さん。恋愛要素もあるものの、ノリはどちらかというと青春群像劇といったところか?
他の麻枝作品同様にハイテンションな日常シーンと、予想の斜め上をいくアクロバティックなストーリー展開。そしてエモいサウンドと、人気の要素をすべて押さえている佳作です。
6位の「ワルキューレロマンツェ」も、恋愛ありの青春ドラマが魅力のアニメでした。馬上槍の一騎討ち競技「ジョスト」を題材に、主人公とヒロインたちの熱いドラマが展開。単なる恋愛感情のみならず、人として選手として認め合った男女の織りなすロマンスは、ほかの恋愛ゲーム原作アニメでは見られない要素と言えます。
同じく6位は、恋愛ゲームの古典ともいえる「下級生」。原作ゲームは1996年発売、TVアニメ版は1999年放送だから実に21年前の作品! 読者の中には、まだ生まれていないという方もいるのではないでしょうか。
どこにでもいそうな、普通の学生たちのさまざまな恋模様を描いた本作は、ある意味地味だが、同時にリアルな恋愛ドラマとも言えます。この年末年始に、ぜひ観直していただきたい作品です。
8位は「人生」という異名を持つ「CLANNAD」。東映アニメーション制作の劇場版、京都アニメーション製作のTVアニメ版が存在します。
父親になるということ、家族を持つことをシビアに描いた本作は、やさしくも痛い作品です。本作でも雪が印象的に使われることが多く、そういうビジュアルイメージと、切ない物語ゆえに、この季節になるとふと思い出す忘れ得ぬ作品と言えるでしょう。
同じく8位にランクインしたのは、これまた恋愛ゲーム原作アニメの古典「To Heart」。マルチという伝説的なヒロインを生み出した功績は、美少女キャラクター史にといて特筆すべき点でしょう。
1997年に発売された原作ゲームは、それまでサスペンス調の作品が多かったビジュアルノベルというジャンルに、ライトノベル的な軽さを持った学園ドラマという新風を吹き込み、一大センセーションを巻き起こしました。
アニメ版は2作存在し、特に第1作目の千羽由利子さんによる端正なキャラクターデザインは大好評でしたね。
そして10位は「AIR」! もはや語るまでもない名作ですね。ひとまず国歌とも言われるOPテーマ「鳥の詩」を聴いてください!
というわけでいい感じにオチがついたので、もうゴールしてもいいよね?
なお、11位以下の作品の結果については、下記を参照ください!