「僕のことすっかり忘れたのか~い?」なんて言わせない!「クリスマスを盛り上げるゲーム原作恋愛アニメ人気投票【女性向け】」、結果発表!

アキバ総研にて、本日2020年12月4日より12月18日まで開催された公式投票企画「気分はいつでも超リア充! クリスマスを盛り上げるゲーム原作恋愛アニメ人気投票【女性向け】」、その結果が出たのでお伝えしよう。

1位:ダメプリ ANIME CARAVAN…277票

2位:あんさんぶるスターズ!…30票
3位:アイドリッシュセブン…27票

4位:「遙かなる時空の中で」シリーズ…18票

4位:DYNAMIC CHORD…18票

6位:明治東亰恋伽…12票

7位:「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ…11票

8位:恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~…9票

9位:「金色のコルダ」シリーズ…8票

9位:緋色の欠片 ~逃れられない運命~…8票

 

ということで、圧倒的得票数で1位を飾ったのは「ダメプリ ANIME CARAVAN」だった。
原作の「DAME×PRINCE」は、2016年3月にNHN PlayArtから配信されていた恋愛アドベンチャーゲーム。2018年1月にアニメ化された際にはギャグ要素も多く盛り込まれ、ギャグと逆ハーレム要素を盛り込んだ作品となっていた。視聴者が思わず「いやおかしいだろ!?」と突っ込まずにいられない多種多様な設定を持った「ダメ」な「プリンス」たちに対して、ヒロインが視聴者に代わってツッコミを入れてくれる爽快感が、他のゲーム原作恋愛アニメにはなかなかない良作だった。原作のゲームは残念ながら2019年6月28日(金)12時をもってアプリサービスが終了してしまったが、終了後にも熱いファンの声によりデジタルギャラリーが配信されたりもした本作、結果としてそんな熱いファンの思いが集まり、2位となんと200票以上の差をつけ、文句なしの1位を獲得した。

2位には2015年4月にHappy Elements カカリアスタジオより配信中の、スマホ向けアイドル育成アプリゲームが原作の「あんさんぶるスターズ!」が登場。当初2017年のアニメ放送が予定されていたが、2019年に延期、タイトル変更も起きるなど、紆余曲折を経て7月~12月に連続2クールで放送。登場キャラ数の多い本作だが、メインユニットであるトリックスター以外のユニットメインのエピソードもあり、どのキャラクターを好きでも楽しめるアニメとなっていた。アニメを機にゲームをプレイした人も多かったのではないだろうか。

その「あんさんぶるスターズ!」と接戦を繰り広げ3票差での3位となったのは、2015年8月よりバンダイナムコオンラインから配信中のスマホ向けリズムゲーム「アイドリッシュセブン」。「アイナナ」と呼ばれ親しまれている本作は、大型アップデート後の「あんさんぶるスターズ!!Basic」と、新作アプリとしてリリースされた「あんさんぶるスターズ!!Music」の合計ダウンロード数が500万を突破している人気ゲーム。キャラクター原案を「神風怪盗ジャンヌ」「満月をさがして」の種村有菜さんが担当しており、ゲーム配信前にチェックしていた人も多かったのではないだろうか。アニメは第1期が2018年1月~5月、第2期が2020年4月~12月にワンクールより少し長めの放送期間をとって放送され、原作ゲーム同様、熱いストーリーが描かれ、さまざまな困難を乗り越えていくアイドルたちの姿を見守ったファンも多かったのではないだろうか、納得のTOP3入りとなった。

ソシャゲタイトルとしてはほかにも8位に「恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~」が入っている。こちらは全世界9000万ダウンロードを突破している世界中で愛されている作品だけあって、アニメ化への期待も高かった。アニメでは恋愛要素は少し薄めで、超能力者同士のバトル要素が強めに描かれており、ストーリー的にも「まだまだこれから!」ということころで終わってしまったので、続編を見たいという期待も込められたランクインではないだろうか。

そして、コンシューマーゲーム原作のタイトルも多数ランクイン。まずは、コーエーテクモゲームス(旧コーエー)より発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム「遙かなる時空の中で」シリーズが4位となった。コーエーテクモゲームスのゲーム開発チームであるルビー・パーティーが開発した、女性向け恋愛ゲームの金字塔「ネオロマンスシリーズ」の第2作のシリーズだ。異界の京に龍神の神子として召喚されてしまった主人公の少女が、元の世界に帰るため、八葉と呼ばれる8人の男性と共に京を鬼や怨霊から守る内容。「アンジェリーク」シリーズから一転し、古代から大正の日本を思わせる世界を舞台とした和風SFファンタジーだ。
さらに9位にも同じくネオロマンスシリーズ第3作となる「金色のコルダ」シリーズがランクイン。こちらはシリーズ初の現代日本を舞台とした作品となっており、主人公が学内音楽コンクールに出場する学園生活が描かれる。

そして6位、7位にはブロッコリーより発売された恋愛アドベンチャーゲーム「明治東亰恋伽」そして「うたの☆プリンスさまっ♪」がランクイン。
明治東亰恋伽」は明治時代を舞台とし、森鷗外や泉鏡花、小泉八雲など、文化人が多く登場。ゲーム、劇場版、TVアニメともに菱田春草役のKENNさんが主題歌を担当しており、ゲームの世界観を引き継いでのアニメ化が好評となった。「うたの☆プリンスさまっ♪」はヒロインとキャラクターたちが距離を縮めるエピソードが丁寧に描かれたことで、ゲーム未プレイの視聴者も話に入り込みやすいアニメになっていたのではないだろうか。さらにキャストの人気、そしてElements Gardenが担当した音楽も高い人気となり、キャスト陣が総出演したイベントはプレミアムチケットとなった。

9位に入った「緋色の欠片 ~逃れられない運命~」は、2006年7月にアイディアファクトリー(オトメイト)より発売された恋愛アドベンチャーゲーム。同じくオトメイトの「薄桜鬼」シリーズも12位となっており、乙女ゲームを築き上げたメーカー原作の作品がランクインする、納得のランキングとなったのではないだろうか。

そんな中、忘れてはならないのが、「遙かなる時空の中で」シリーズと同じく4位にランクインした「DYNAMIC CHORD」である。原作のゲームはもちろん人気の作品だったが、いざアニメ化され、放送が始まってみれば、下馬評を色んな意味で覆し、女性向けゲームのアニメ化において、ある意味の革命を起こした作品と言えるだろう。毎週、先行カットの発表をこれほど心待ちにした女性向けゲーム原作のアニメ作品があっただろうか、いや、ない。そう断言できるほど、突出した作品だった。女性向けゲーム原作のアニメでありながら、これほどまでに毎週視聴者に笑いを与えてくれる作品は、きっと後にも先にもこの作品だけであろう。(そうであることを願いたい、いろんな意味で。)作画も、音響も、演出も脚本も、アニメを構成するすべてがダイナミック!「ダイナミックシティ」「ダイナミックビル」「ダイナミック滝行」「Why字路」など、さまざまな用語も生まれた。視聴の際には、BD&DVDはもちろんのこと、ぜひ一挙配信などでTV放映版もご視聴いただきたい。できればBD&DVDとTV放映版を見比べていただきたい。

なお、11位以下の作品の結果については、下記を参照いただきたい。