レコード時代から、幾度となく商品化されている「ウルトラマン」シリーズのサウンドトラック盤。リニューアルされるたびに貴重な発掘音源を新たに収録したり、リマスタリングによる高音質を実現させるなど、いつの世もファンの興味を惹きつけてやむことはない。
現在、日本コロムビアにて主題歌&挿入歌のほか、BGMを収めたCD-BOXシリーズが展開しているが、2020年7月29日に発売された「ウルトラマン80/アンドロメロス MUSIC COLLECTION」をもって、昭和のウルトラマンシリーズがついにコンプリートした。
そこで今回、企画から制作までを手がけた、パッケージ・メディア・クリエイターの高島幹雄氏に取材を敢行。「80(エイティ)」放送当時からコロムビアに足を運び、当時の同社の状況も知る高島氏に、「ウルトラマン80/アンドロメロス MUSIC COLLECTION」を中心に、数々の制作秘話をうかがった。
BGMのアーカイブ化の道のり
――近年、高島さんの手による、ウルトラマンシリーズのCD-BOX企画で、主題歌や挿入歌はもちろん、貴重なBGMのアーカイブ化が進んでいますが、昭和のウルトラマンのサントラに関しては、バップ社員でいらした頃に「ミュージックファイルシリーズ」(以下、MF)を手がけられていましたよね。
高島幹雄(以下、高島) ここに至るまでにはさまざまなご縁があり、日本コロムビアさんで自分が手がけた企画だと、まず「ウルトラマンメビウス 10TH ANNIVERSARY SPECIAL BOX」(2017年発売)、「ウルトラマンG ウルトラマンUSA SPECIAL BOX」(2017年発売)がありました。昭和のウルトラマンでは、その後に発売された「ウルトラマンA(エース)」のBOX「ウルトラマンA 45TH ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」(2017年発売)が最初になります。コロムビアでの円谷プロ作品のCD-BOXは自分が関わっていない、「ウルトラQ ウルトラマン 快獣ブースカ 宮内国郎の世界」(16年)が先行していて、「セブン」は5年に一度、BOXが発売されている状況があったのですが、ちょうど45周年のアニバーサリー企画として実現する運びとなりました。バップにいた頃に作った「ウルトラマンA MUSIC FILE」もですがBGMの1曲1トラック収録のCDがまだ発売されたことがなかったということもあります。
――続く「ウルトラマンタロウ 45TH ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」(2018年発売)では、モノラルBGMが初CD化で目玉になるというのも、なかなか意外性がありました。
高島 ふと気が付くと、忘れ去られていることってあるじゃないですか。「タロウ」のBGMは、最初にCD化されたのがステレオ……と言っても、リズムとメロディが左右に別れている特殊なものだったんですけど。
――2チャンネル・モノラルですね。当時のテレビ番組はモノラル放送でしたが、作曲家の日暮雅信さんが、そのほうが音の分離がいいと主張し、この方式が採用された経緯があったそうですね。
高島 ええ。このステレオ音源が最初にCD化されたのが、俗にいう円谷15枚組(「TSUBURAYA PRODUCTION HISTORY OF MUSIC【円谷プロダクション創立30周年記念盤】」/1992年発売)でした。その後、’95年に自分がバップで「タロウ」のMFを制作した際には、曲順構成と解説をお願いしたライターの早川優さんからの助言でステレオ音源を採用したのですが、その後もCD化される度に、ステレオでの収録が踏襲されていたんですよ。そうなると、逆にモノラル音源は、最初のBGM集レコード「ウルトラオリジナルBGMシリーズ(5)ウルトラマンタロウ《日暮雅信の世界》」(1979年発売/キングレコード)や「特撮・オリジナル・BGMコレクション(5)ウルトラマンタロウの世界」(1981年発売/日本コロムビア)と、レコード時代のものしかないなと、ある時、気付いたんです。だいたい映像へのダビング(※主にフィルムに音楽などの音を入れること)に使われているのはモノラル音源が多いですからね。それでDISC1とDISC2、それぞれにステレオとモノラルのBGMをMナンバー(※ミュージックナンバー。制作サイドで用いられるBGMの整理番号であり曲名に代わるものでもある)順に収録する構成にしました。
――続くラインアップは、「帰ってきたウルトラマン MUSIC COLLECTION」(2018年発売)でしたが、特にアニバーサリーと関係なくリリースされたのには何か理由があったのでしょうか?
高島 いや、これも’99年に僕がバップで作った「帰ってきたウルトラマン MUSIC FILE」が現役(廃盤になっていないという意味)で、収録も聴きやすい1曲1トラック(※サントラCDでは、さまざまな事情で2曲以上のBGMをまとめて1トラックに収録することも多い)でしたし、正直、需要がないと思ったんです。それで45周年のアニバーサリー当時は企画を立てなかったんだけど、「A」、「タロウ」と出し続けていたら、ネット上で「『帰ってきたウルトラマン』はなぜ出ないの?」「スルーか!?」と書かれているのを目にするようになって(笑)。実現するまでには、本当に需要があるのか否か、コロムビアさんともけっこう話し合いました。発売が決まって作り始めてから、「’99年盤でできなかったことは何かな?」と考えた時に「帰ってきたウルトラマン MUSIC FILE」を作った時にマスターテープからコピーした素材のDAT(※デジタル・オーディオ・テープ=’00年代序盤まではマスタリング用の音源テープとしても使っていたテープ)があるのを思い出して、まずはチェックしてみようと思ったんです。それでずっと使ってなかったDATのハードを引っ張り出して、ヘッドフォンでチェックしていたところ、なんと、ワンダバのリハーサル・テイクを見つけまして。20年前の仕事で使ったきりのDATなので忘れていました。
――それが「MATのテーマ/ワンダバ誕生」として陽の目を見たわけですね。
高島 そうです。作曲家の冬木透先生には、事前にお電話を差し上げて「ブックレットにはきちんと説明を載せますから」と話して、許諾を得たうえで収録しました。僕が「ウルトラマンネオス」の音楽プロデュースをした時、「ワンダバは時間をかけてリハーサルをしないといけないので、録るのが大変なんですよ」とうかがって、HEARTのワンダバを断念したんですが、リハーサルの音源を通じて、本当にワンダバのレコーディングは難しいんだなと感じながら、元祖ワンダバができあがっていく過程を追体験することができました。
――そして「ウルトラマンレオ 45 TH ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」(2019年発売)で、ついに「帰りマン」から続く、第2期ウルトラマンシリーズのCD-BOXがコンプリートしましたが、こちらに関して制作時のエピソードはありますか?
高島 「ウルトラマンレオ」の第2回録音はギターソロ曲のみで、円盤生物シリーズ(※第40話~第51話)など、後半でよく使われていたのですが、そのうちの何曲かは、何らかの理由でマスターテープ自体が切り出されてしまっていて、この世に存在しないんです。それをBOXではより精度が高い収録内容にすべく、MEテープ(※Music Effectテープ。音楽と効果音をミックスしたもの)音源を用いて補うことにしました。効果音を収録する部分の構成と解説を書く秋廣泰生さんから、効果音もMEテープ音源から抜き出したいとの提案がありました。「レオ」のMEテープは、LD-BOXの副音声に収録されていて、これもさっきのDATの話じゃないけど、久々にLDプレイヤーをまわして、カセットやLDから直接CD-Rに落とす機材で必要なエピソードの音を全てコピーしたのですが、プレイヤーもディスクも古いからキュルキュル鳴ったり、ツツツツツ~ってデジタルエラーが入ってしまうこともあって(苦笑)。それで何度か録り直しをしたりして、素材を揃えていきました。「レオ」が一番制作期間が短く、物理的にも怒涛のような作業をしていましたね。
そんな中、他作品からの使用曲の収録にもこだわりました。
それと、第14話以降の主題歌「戦え!ウルトラマンレオ」の当時に発売されたレコードの音を初めてCD化したことですね。今まではレコードとは別のテンポが若干遅いバージョンの音源がCD化されてきたのです。マスターテープが現存していないので、状態がいいレコードを知人から借りて素材にして、マスタリングではできるだけノイズを除去してクリアな音にできました。レコードから収録したことはBOXの告知でも明かして、解説書に詳しく書いてあります。
――劇中ではモロボシ・ダンが出ることもあり、「ウルトラセブン」をはじめ、他にも冬木先生が音楽を手がけた「ミラーマン」や「ファイヤーマン」のBGMが流用されていますね。
高島 ほかからの使用曲のほとんどが「ミラーマン」ですが、大変だったのが「セブン」。「セブン」のBGMの一部が「レオ」のBGMでリメイクされているんですよ。映像の中のBGMと音源とを実際に聴き分けてこの場面でどちらが使われているかなと。そういった部分も可能な限り調べてブックレットに載せるデータに反映させています。
コロムビア発のウルトラマンミュージック
――「ザ☆ウルトラマン」(以下、ザ☆ウル)に関しては、当時、「完全収録達成」とブックレットでうたっていた「THE ULTRAMAN MUSIC COLLECTION」(1997年発売)が廃盤となって久しく、一部の楽曲を収録した「ウルトラマン生誕40周年記念 ウルトラサウンド殿堂シリーズ(8) ザ・ウルトラマン」(2006年発売)も10年以上前のリリースですし、気付いたら楽曲の全貌が容易に聴けない状況になっていました。それもあって「ザ☆ウルトラマン 40th ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」(2019年発売)は、タイミングも含めて、まさに待望のBOX化でした。
高島 「ザ☆ウル」は、放送中にサントラ(「組曲 ザ☆ウルトラマン」)や「ヒット曲集」がリリースされた初めてのウルトラマンなんですよ。それまでのBOXは過去音源の体系的なアーカイブと掘り起こしでしたが、「ザ☆ウル」は、日本コロムビアからのリリースでしたし、「ザ☆ウルトラマン 40th ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」では、当時のカタログの再現を念頭に置き、当時のジャケットも復刻しています。本放送当時のレコードに未収録だったBGMが掘り起こされたCDが何度か発売されるうちに、当時のジャケが忘れられた存在になっていきました。特に「ヒット曲集」のジャケはカッコいいので、ぜひCDサイズで復刻したかったんです。もう1枚の「組曲 ザ☆ウルトラマン」は、「ANIMEX 1200シリーズ」ではLPレコード内の封入カードにあったプロデューサーのコメントやミュージシャン・リストなどの文字要素は載らなかったのですが、2004年にLPと同じジャケで一度復刻されました。そこに関しては、コロムビアのプロデューサー・遠藤亮輔さんの拘りが大きかったですね。「1200」ではベタッとした普通のカラーで、今回の「ザ☆ウルトラマン 40th ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」」も同じカラーではあるんだけど、LPのタイトル文字の光沢感が出るようにスキャニングしてくださいました。
これはもう並べてみると全然違いますよ。後はマキシケースの特性を生かして、左端のスペースでLPレコードについていた当時のオビも再現しました。現物の幅の太さによって長さも変わるけど、雰囲気は十分感じて貰えるかと思います。
――そして、「ザ☆ウル」とくれば、次は当然「ウルトラマン80」というわけで、この程、「ウルトラマン80/アンドロメロス MUSIC COLLECTION」がリリースされましたが、「80」本放送の頃には、高島さんはすでにコロムビアへ出入りされていて、当時の状況をご覧になっていたそうですね。
高島 ちょっと遡るけど、中2くらいから、「アニメのBGM集ばかりじゃなくて特撮も出してください」とか、週1くらいでコロムビアに電話をかけていたんですよ(笑)。それで「君、面白いことを言うから遊びに来ない?」と言われて、中3の夏休みに遊びに行ったのですが、たぶん、あれがなかったら、今この仕事をやってないと思います。あの時に行ったか行かなかったかがまさに運命の分かれ道でしたね(笑)。その後、高校受験に受かって、春休みに再びコロムビアを訪れたのですが、その際にもらったサンプル盤の1枚が「80」の主題歌シングルでした。(主題歌アーティストの)TALIZMANについては、当時、レコード屋で毎月もらっていた情報誌にコロムビアのアニメと歌謡曲のセクションが1ページずつ広告を打っていて、そこでミュージカル「ヘアー」の音楽を担当してアルバムを出すとか、「ドラえもん のび太の恐竜」と同時上映された際の「モスラ対ゴジラ」のイメージソングを歌っていたことは知っていたので、「そのグループが新しいウルトラマンの主題歌をやるんだ!」といった驚きがありました。番組自体は1980年4月2日からの放送スタートでしたが、その前に見本盤をもらっていたから、実は主題歌を聴いたのが先だったんです。サンプル盤を手にして家に帰るまでのワクワクした時間も忘れられないし、いざ、レコードに針を落とした際には「いや、これはカッコイイ!」と思いましたよ。
――番組自体はご覧になってどのような印象を持たれましたか?
高島 当時の高1は、普通なら(特撮は)観てない年頃だったけど(笑)、オンエアも当然観ていました。実写ウルトラマンは5年ぶりという期待感もあったし、放送当時に賛否両論あった初期の「学校編」についても全然抵抗はなかったですね。というのも、ちょっとエモい話になるけど(笑)、中学時代の片思いのコと別の高校になっちゃってそれを引きずっていて、そんな感じで中学を卒業したばかりだから、物語の舞台となった桜ヶ岡中学の出来事に感情移入できてたんですよ。特にホーの回(第3話「泣くな初恋怪獣」)で、矢的猛先生が自分がフラれた経験をあげて、失恋した生徒を励ます場面はめちゃくちゃ刺さりましたね。あの回を観て「なんて泣けるんだろう……」と思った高1の自分がいました。
余談ですが、このCD-BOXの制作時期は復刊ドットコムから8月に出る「城野エミ写真集」の編集もあって、チェック作業のためにDVDで全話を何周も観てたばかりなのに、公式配信で改めてこの回を観たら矢的先生のセリフでなぜかまた涙腺にきましたね(笑)。そういうわけで、「学校編」のベストエピソードをあげるとすれば、今も間違いなくホーの回になります。
――音楽関連でほかにご記憶のエピソードがあればお聞かせください。
高島 「80」放送中にだんだんとコロムビアに通うようになり、「今度、制作の人も紹介するよ」と販促の人に言われて出会ったのが当時、「宇宙戦艦ヤマト」や「80」を担当されていた松橋繁さんというディレクターでした。ある日、その松橋さんから「スタジオでトラックダウンをしているからおいでよ」と誘われて行ったら、子どもの声で「ウルトラマ~ン♪ ウルトラマ~ン♪」って聴こえてきて「?」と。当時はどういう状況でトラックダウンの音を立ち上げていくか分からなかったけど、最初はドラムの音から始まり、子どものコーラスが入り、段々と音楽になっていったところで「これは何ですか?」と質問したら、松橋さんが「『80』の新しい主題歌だよ」って。
――第40話から使われた、後期主題歌「がんばれウルトラマン80」のトラックダウンだったと。
高島 ええ。スタジオには、当時の円谷皐社長や円谷音楽出版(現・円谷ミュージック)の玉川静さんもいらしてたんですけど、思わず、「え、子供のコーラスが入っちゃうんですか? せっかく今のがかっこいい主題歌なのに残念です」と言っちゃって(笑)。当時まだ高校生で、今思うとなんとも生意気でしたねぇ(苦笑)。
それと歌で言うと、挿入歌の「心を燃やすあいつは―矢的 猛の歌―」も外せない名曲ですね。歌っているのは、ぬまたこうじさんという歌手ですね。僕と同い年のアーカイヴァー・音楽ライターの鈴木啓之さんが「長谷川初範が歌っているのかと思ってましたよ」と言っていたのですが、そのくらい矢的猛先生のキャラクターとリンクしている楽曲だと思います。
――BGMについては、「ウルトラマン80テーマ音楽集」(1980年発売)を当時聴かれていたと思いますが、いかがでしたか?
高島 BGMは「ザ☆ウル」の後半に続いて、冬木透先生というのも大きかったですね。しかも今回はワンダバもありますしね。「テーマ音楽集」には、冬木先生とプロデューサーの満田かずほ(※禾へんに斉)さんによる「ワンダバ対談」(※今回のCDにも転載)が掲載されていたり、ワンダバが「ワンダバUGM」という曲名にまでなっている。その印象は強くありました。それから「宇宙戦艦ヤマト」で、有名な川島和子さんのスキャット曲。あれが第2回録音だったのは後々発売されたBGM集のCDで知るわけですが(笑)。
あと「テーマ音楽集」は、曲名もいいんですよ。「遙かなるM78星雲―平和と危機―」「心を燃やすあいつ―矢的 猛の歌―」といった具合に、ハイフンを挟んでサブタイトルを付けるのは、自分が制作したBGM集で曲名を付ける際にも影響を受けていますね。
さまざまな工夫を凝らしたBOXの全貌
――ここからは「ウルトラマン80/アンドロメロス MUSIC COLLECTION」の仕様や構成についてうかがっていければと思います。当時もコロムビアからリリースされていたこともあり、アルバム復刻の部分では、「ザ☆ウル」のBOXを踏襲している部分もありますね。
高島 ええ。「ザ☆ウル」以前の作品は放送当時に音楽集としてのサントラ盤がなくて、後追いで音源を発掘してアルバム化されましたが、「80」も放送当時にサントラ盤があった作品なのでコロムビアからリリースされた状況を再現しつつ、BGMを補う形で全体を構成できたらいいのかなと。「ザ☆ウル」のCD-BOXからはそういう作り方に変えていったところがあります。
――今回、DISC1の「ウルトラマン80 テーマ音楽集 特別盤」で「テーマ音楽集」、DISC4の「ウルトラマン80/アンドロメロス in 1981」で、「特撮・オリジナルBGMコレクション ウルトラマン80の世界」(1981年発売)を、それぞれ復刻されていますね。
高島 「テーマ音楽集」の主題歌「ウルトラマン80」は、ジャケに記載された曲名からだとわからないけど、メインタイトル(※BGMのMナンバーでいうと「M-70」)がレコード用のフルサイズの前に組み込まれているんですよね。今回、チェックしてみて思い出したのですが。そこで、DISC4の「ウルトラマン80の世界」の頭に収録されていたフルサイズの主題歌の単独音源は元のLPレコードの通りに入れました。「レッツ・ゴー・UGM」のフルサイズは同じものが「テーマ音楽集」にあるので、「ウルトラマン80の世界」からは外しました。「ザ☆ウル」の復刻ではOP、EDのフルサイズが他のディスクと重複した個所をメロオケに置き換えたりしましたね。
――アルバムとしての体裁と、個々の楽曲の網羅性のバランスをいかに成立させるかの苦労がうかがえますね。
高橋 ええ。まさにパズルみたいなものですよ(笑)。
――DISC4の「ウルトラマン80/アンドロメロス in 1981」の「アンドロメロス」は後程うかがうとして、このディスクで復刻されている「ウルトラマン80の世界」は放送後にリリースされたサントラなんですよね。
高島 「特撮・オリジナルBGMコレクション」というシリーズで、「ウルトラマン」~「80」までの8作品が、81年の11月と12月に4枚ずつリリースされていて、「ザ☆ウル」と「80」もすでに後追い作品となり、ジャケットも全て統一デザインになっています。当時、驚いたのは「テーマ音楽集」のBGMはステレオだったけど、これはモノラル音源が収録されていたことですよ。当時は「テーマ音楽集」の収録分だけ、レコード用にステレオミックスしていて、映像に使われるBGMは全てモノラルで「ウルトラマン80の世界」はそこから選曲していたと思っていたんです。
それが後のCD時代になってから発売された「ザ・ウルトラマン ウルトラマン80音楽集 冬木透の音楽世界」(1988年発売)で、全曲がステレオ録音されていた事を知り、さらに驚きましたね。
ちなみにモノラルで収録していたのは、当時のレコードの製造工程で、そのほうが曲数を多く入れられたからだったそうです。逆に当時は「モノならテレビサイズの主題歌を入れてほしかった」とか「なぜ、使われた回数が多いほうのメインタイトルが入ってないんだ」なんて思ってましたが(笑)。それと、「ウルトラマン80の世界」は「テーマ音楽集」では記載されてなかった楽曲ごとのMナンバーもきちんと掲載されていました。
選曲&構成は特撮BGMのレコード化の黎明期から活躍されてきた、特撮映画研究家の故・竹内博さん(※ペンネームの酒井敏夫で記載)と、ノンクレジットでしたが西脇博光さんのお2人の仕事です。お名前が載っていなかった西脇さんが参加していたのを知ったのは、近年のことです。
で、これもパズルだったのですが、「ウルトラマン80の世界」に未収録のモノラルBGMをDISC3の空きスペースに「未収録モノラルBGM選集」として入れています。増補の基本は第1回録音のBGMにしています。最初の(トラック22)M-13は第2回録音分ですが、これは「心を燃やすあいつ」のアレンジ曲で、それが頭にくるのも収まりがいいかなと思って選んでみました。
――そして、DISC2とDISC3が、それぞれ「オリジナルBGMアーカイヴス 1」と「オリジナルBGMアーカイヴス 2」で、ステレオ録音されたBGMが1曲1トラックで全曲収録されていますが、こちらの構成についてはいかがでしたか?
高島 「80」のBGMは、第1回録音と第2回録音に分かれていて、マスターテープをたどっていくと、第1回録音の歯抜けのMナンバーが、第2回録音に含まれている曲が多いのと、さらに第1回と第2回録音では、曲は違うけど重複するMナンバーがあるんですよね。第1回と第2回録音を混ぜてM1から通しで収録する案も考えたけど、そうするとキャパ的(CDの収録許容時間的に)に1枚で収まらないし、Mナンバーが重複してしまう弊害があります。過去に出た2つの2枚組CD(※前述の「冬木透の音楽世界」と「ULTRAMAN80 MUSIC COLLECTION」(1998年発売))では、ストーリーのイメージで構成していて、当然第1、2回録音の楽曲が混在するので、「M20-2」とか独自附番(※-2が第2回録音をさす)されているのですが、それもちょっとややこしいと思って。それで、第1回録音をDISC2、第2回録音をDISC3と2枚に分けたら、独自附番しなくても済むし、当時の録音状況を再現したディスクとしてわかりやすいかなと、そういう構成に落ち着きました。後は余ったキャパでいろいろと肉付けもしていて、DISC2にはボーナストラックとして、「ザ☆ウルトラマン 40th ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」で未収録だったモノラルBGMを補遺していて、中でも「怪獣レイクイエム」のメロオケは「80」でも頻繁に使われていたので入れる意味があったと思います。それと使用頻度が高いので、「ザ☆ウル」のCD-BOXと1曲だけかぶりますけどサービスとして、「スクランブルテーマ」(※M-27)も試しに入れてみたのですが、仮マスタリングの時点でキャパが足りなくて断念しました。まぁ、楽曲自体はステレオ&モノラルともに「ザ☆ウルトラマン 40th ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」で聴くことができますので。
――そして、DISC3が、主題歌関連を中心とした第2回録音がメインですが、トラック45に収録されている、第1話などごく初期に使われた「ウルトラマン80」のメロオケの別テイクは大発見ですね! 既出のリストでは、第2回録音は4月14日のレコーディングとされていて、そうなると、4月3日放送の第1話でメロオケが使われているのはおかしいわけですが……、いや、これは全く目から鱗でした。
高島 CD時代になってステレオ音源のテープから収録されたものが発売されましたが、CDで使うステレオのテープの内容だけをチェックして、モノラルのテープも借りてきてはいなかったんでしょうね。CDへの収録に使うものだけを用意するのは当然ですが、そこが盲点だったんでしょうね。後で話しますが、今回は「心を燃やすあいつ」のメロオケを探すためにも、ステレオとモノラルの両方のマスターをチェックしようと考えてデジタル化していただき、さらにテープの箱に書かれたインデックスなどの資料も全てデータ化して送ってもらったのですが、第1回録音分のステレオとモノラルの両方を比べてみると、曲数が違うんですよ。それで当時に書かれたものかどうかはわからないけど、モノラルテープのインデックスの最後に「ウルトラマン80」と英語で曲名を書かれた「レッツ・ゴー・UGM」の2曲にメロオケと書かれていて。これらを実際に聴き比べて確認してみたところ、「ウルトラマン80」のほうは第1話と第2話で使われていたメロオケだとわかりました。これだけでも今回のBOXをやった甲斐がありましたね。
――おそらく間に合わせで用意していたんでしょうね。
高島 ええ。頭のトランペットメロがちょっと微妙な演奏で(笑)、それで映像ではカットして使っていたんだと思います。それと、「レッツ・ゴー・UGM」のメロオケの別テイクは劇中では未使用ですが、同じく今回の新発見です。最後の「ギュイーン」をフェードアウトしてないので、ラフミックス、あるいは別ミックスかもしれないですね。その辺りは推測でしかないんだけど、自分も実際にレコーディングを経験してきた感触からなんとなく。それとTALIZMANって、ゴタイゴのプロジェクトで弟分としてデビューしたバンドだし、かなりとがったアーティストだったはずなんですよね。それもあって、最終的に完成したミックスのオケを使ってメロを録り直した、というのも想像できますね。
――後は「心を燃やすあいつ」のMEテープからのメロオケ再現も必聴ですね。およそMEテープとは思えない再現度です。
高島 メロオケ自体は残念ながら見つけることができなかったけど、これはほとんど奇跡でしたね。これまでも「ウルトラマン」の最終回用のBGMがMEテープから抜粋されたり、自分もバップ勤務時代に「ルパン三世」1stシリーズのMEテープを編集してCD1枚分のサントラを作った経験がありましたが、どうしても効果音が被る前提の商品ですよね。今回は円谷プロサイドの協力もとても大きくて、先方でも調べてくださって「第×話で使われています」と4~5パターンくらいのMP4素材を送ってくださいました。その中で1ハーフを使っているのが2回ほどあり、効果音が少ない素材をベースにして繋いで再現しました。また、イントロ部分はMEにはなかったのですが、マスタリングエンジニアに相談したうえで、レコード用カラオケからイントロを移植してもらいました。映像で使われている場合って、尺に合わせるためにテープの再生速度を変えている場合もあるんですよね。だからスピードが合わなければイントロはなしでも仕方ないかなと思っていましたが、なんとかハマりました。
――テープの時代はよくありましたよね。それでピッチがおかしかったりして(笑)。
高島 幸いにもそこはうまく繋いでもらうことができました。よくよく聴くと歌のメロディの出だしとか、ちょっと怪しい部分もあるにはあるけど、足音やガヤの類はほとんど入っていませんからね。これは当時の作品の中での使い方が良かったんですよ。音楽メインで効果音を被せずに使ったシーンがあったからこそ再現できたことです。なので「奇跡的」なんです。
――DISC3には「ウルトラマン80 名場面集」として、LPレコードの音源からも3曲収録されています。
高島 「名場面集」は、プロデューサーの満田かずほ(※禾へん+斉)」さんみずから構成を手がけているのが、当時の他のドラマ編との決定的な違いとしてあげられます。満田さんと言えば、当時、出始めていた特撮のムック本を通じて、ファンには知られていた名前で、オビにも「構成:満田かずほ(※禾へん+斉)」と記載されているんですよ。今回、このアルバムも復刻したかったのですが、そうすると6枚組になってしまいますし、現在では権利上の問題もあるので、せめて雰囲気だけは味わってもらいたいと思って3か所だけ抜粋して収録しました。時報に続いて始まるタイトル曲は、本放送当時を思い出させてくれるし、UGMメカの出撃シーンで、ジェット音がスピーカーの左右に流れるのは、当時、レコードに針を落として「おおっ!」と感動したんですよ。今回は台詞がない音楽と効果音だけの場面を抜粋していますが、ステレオドラマの雰囲気はぜひ体感してほしいですね。
――最後のDISC5が、なんと「アンドロメロス」初のサントラです。音楽自体は「ザ☆ウル」の海外版「THE ADVENTURES OF ULTRAMAN」の流用で、存在自体は、円谷15枚組に掲載されていたリストで知られていましたが、今回、その全貌が明らかになったという意味でも、注目の1枚です。
高島 実は「ザ☆ウルトラマン 40th ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」を出した際にも「海外版の音楽を入れてほしかった」との意見をネット上で見かけていたのですが、宮内国郎先生でも冬木先生でもなく、まして海外のクリエイターに作らせた打ち込み主体の音源でしょう。それに海外版が製作されたのは1981年で、「ザ☆ウル」当時からは時期もちょっと離れるし、そもそも海外版を観た人がほとんどいない(笑)。日本国内で公開されているのって、1990年代に発売されたLD-BOXの特典映像のダイジェスト版だけなんですよ。「アンドロメロス」は1981年に雑誌連載が開始したので来年が40周年だし、サウンド的にも1980年代ということもあり、この機会に「80」とあわせてCD化することにしたんです。逆に「アンドロメロス」だけとなると、関東ローカルの番組でしたし、単品でサントラを出すのはさすがに厳しいですしね。
――「アンドロメロス」自体が「80」の後を埋めるコンテンツとしてスタートした側面がありますし、今回のBOXに組み込んだのは納得できるものがあります。実際の選曲や構成についてはいかがですか?
高島 実は5枚のディスク中、最初に手を付けたのが「アンドロメロス」の作業でした。まずBGMを計算してみたら、1曲あたり2分台の曲も多くて、全曲を入れるとなるとディスク1枚で収録できるかできないかの量。主題歌を入れる余地もなく、これは予想外で目の前が真っ暗になりました(苦笑)。先に劇中での使用分も調べて、使われている曲だけに絞って収録しようとしたのですが、これもほぼまんべんなく使われていて、最終的に未使用曲を可能な限り入れつつ、主題歌のテレビサイズ+劇中での使用BGMという形でメドを付けました。今回の未収録は、楽器やメロディがほかの曲に取り込まれている2曲だけです。構成に関しては、今回は初出ですからMナンバー順にはせず、劇中での初出順としました。ただこれを調べるのがけっこう大変で、たとえばリズム楽器の入り方が違うだけの似たような曲が多く、1話5分弱という短い番組なのに、映像の中の音楽と音源とを聴き比べて1曲を特定するのに1時間くらいかかったりもしましたが(笑)、初出分を含む全話分の主な使用場面をブックレットに記載してあります。それと、ディスクタイトルをどうするかも、ちょっと頭をひねりました。「アンドメロス」としては初のBGM集だけど、もともとは「THE ADVENTURES OF ULTRAMAN」のために作られた音楽なので、今回は「アンドロメロス BGM集(『THE ADVENTURES OF ULTRAMAN』より)」としています。これは音源の権利も含めて同じ会社だからできたことですね。
――レコードサイズの主題歌とCW曲の「帰って来いよアンドロメロス」と、それぞれのメロオケやカラオケはDISC4に収録されていますが、これはディスク5枚における収録時間の問題ということでしょうか。
高島 そうですね。DISC4のタイトルは当初「特撮・オリジナルBGMコレクション ウルトラマン80の世界 特別編」とするつもりでしたが、「アンドロメロス」の歌フルサイズ2曲とそのカラオケ、メロオケ をDISC4に入れないとならなくなったので、「ウルトラマン80/アンドロメロス in 1981」とタイトルを変えました。これは後付けではあるけど、「特撮・オリジナルBGMコレクション ウルトラマン80の世界」は1981年12月のリリースなんですけど、実は同じ月に「アンドロメロス」のシングルも発売されているんです。
――ああ、なるほど。そのあたりの紐づけ方が実に見事ですね!
高島 テレビの放送自体は1983年で、今はその印象が強いかもしれないけど、もともとは1981年に雑誌やイベント展開がスタートした際のイメージソングとして発売されたもので、だからテレビサイズもレコードサイズからの編集なんですよね。あと主題歌のメロオケは円谷15枚組で、BGMと同じトラックで収録されていたけど、今回は単独で収録し、劇中でも使われていた「帰って来いよアンドロメロス」のメロオケは初収録となります。
映像のみならず、音楽についても注目!
――以上、全5枚のディスクの全貌について語っていただきましたが、ほかにこだわった部分はありますか?
高島 ブックレットの中ページはモノクロなので、その分、当時のレコジャケの内部などは極力カラーで見てもらいたいと思い、各ディスクのジャケットの裏面を用いて、それぞれ適したものをなるべく掲載するよう配慮しました。たとえば、DISC1では、割と珍しい「テーマ音楽集」のミュージックテープのジャケットの表と裏面を掲載していて、これはアーカイヴァーの鈴木啓之さんの提供によるものです。DISC2は、主題歌のジャケの表だけでなく、三つ折りの見開きも載せています。ジャケにはよく見ると「テレビ映画」と書いてあるのも当時ならではでしょうか。フィルムで撮影されテレビドラマだから「テレビ映画」なんですよね。それと「80」の主題歌は通常のシングルのほかに「カラーポート・レポート」と銘打たれたピクチャーレコードも発売されていて、そのジャケとAB面の盤面も掲載しています。カラーポート・レポートは、当時の売れ線のアニメや特撮……「ドラえもん」とか「怪物くん」なんかも発売されていましたね。DISC3にはさっき話した「ドラマ名場面集」のジャケを載せていて、ちょっとサイズは小さいですけど、オビに「構成:満田かずほ(※禾へん+斉)」と記載されているが確認できるかと思います。後は新主題歌「がんばれウルトラマン80」のジャケです。見開きのナイトシーンで構えた「80」の写真もカッコイイですし、何気に新隊員のフジモリ&イケダが紹介されているのも細かいですね。DISC4は、イメージソングとしてリリースされた際の「アンドロメロス」のシングルのジャケがメインで、テレビ化された際のジャケはDISC5に掲載しました。それと当時のレコード販促用のポスターは、これも鈴木さんの提供で、自分も当時コロムビアへ行った際に貼られていたのを見た記憶があります。あと、シングルのジャケが変更された件はよく話題に出るんですけど、「アンドロメロス」がメインのLPレコード「特撮テレビ映画ベストヒット16」のジャケは、これまであまり掲載される機会がなかったのではないかと思います。
――いよいよ発売の運びとなりましたが、改めて完成したBOXを手にして思われることはありますか?
高島 本当に作りたい形で実現できたと自負していますが、それにはメーカー側の理解が不可欠なので、日本コロムビアの担当の方には感謝しかありません。自分もバップでメーカーディレクターをやっていた時を思えば、社員なら予算を気にしつつ、諸事情を忖度しながら好きに作れますけど、フリーランスだったら、そういうわけにもいかないので。むしろ作りたいようにできない可能性のほうが高いわけです。「80」まで辿り着けたことは、近年のコロムビア発売のCD-BOXができる頃になると、次回のCD-BOXの企画構想を、「A」以降のBOXで効果音集の構成と解説をお願いしている秋廣泰生さんと話し合ってきたことも大きいですね。
――では、最後に「アキバ総研」の読者へ向けてメッセージをお願いします。
高島 「アキバ総研」をご覧になっている方にもさまざまな層がいると思いますが、ビギナーからマニアまで、とにかく裾野を広げていきたいので、ひとりでも多くの方に商品を手に取ってほしいですね。それこそ、「マニアなら常識」というコアなサントラファンの方はもちろん、1980~83年にかけて、「80」や「アンドロメロス」を観て育った、かつての子どもたちにも、当時を思い出しつつ、聴いてもらえれば嬉しく思います。ちょうど、今、YouTubeでは「80」が公式配信されていますし、この機会に映像のみならず、音楽についてもぜひ注目してください。
――本日はありがとうございました!
(取材・文:トヨタトモヒサ)
【プロフィール】
高島幹雄
たかしま・みきお
1965年1月25日生まれ。東京都出身。高校時代よりコロムビア、ファンハウスなどで宣伝、制作の基礎を学ぶ。87年バップ入社。92年より「ミュージックファイルシリーズ」を開始。同社在籍中にサントラやコンピCDなど合計250タイトル以上を企画制作。現在はフリーとしてCDやDVDなどの企画制作、出版企画やラジオDJなど幅広く活動中。
【商品情報】
■ウルトラマン80/アンドロメロス MUSIC COLLECTION
・発売中
・価格:11,000 円(税込)
・CD5枚組
・型番:COCX-41138~42
・レーベル:日本コロムビア
プレゼントキャンペーン概要
<賞品>
■インタビュー記念!CD-BOX「ウルトラマン80/アンドロメロス MUSIC COLLECTION」プレゼント!
<応募要項>
・応募期間:2020年8月27日(木)~2020年9月3日(木)23:59
・当選人数:1名様
・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
・賞品発送:順次発送予定
・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付
- <注意事項>
- ・応募には会員登録(無料)が必要です。
- ・応募はひとり1回に限らせていただきます。
- ・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
- ・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
- ・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
- ・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
- ・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
- ・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
- 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
- 不正なアカウント(同一人物の複数アカウントなど)を利用して応募した場合
- ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
- ご登録いただいたご連絡先・お届け先情報の不備により、賞品がお届けできない場合
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