声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!
■泰勇気のトイ遊々記 第36回 MPG「トレインボットセイザン」後編
トレイン形態を紹介した前編から続く後編では、ロボット形態のレビューをお届けします。ちなみに左側がMPG版、右側がもととなったダイアクロン版です。
寡黙な戦士ということで、マスクタイプのフェイスなのでしょうか。瞳などの塗装もばっちりです。
ダイアクロン版はかなり小さい頭部ですが、雰囲気はMPGとよく似ています。頭部の左右のブロックは、MPGでは背中のブロックとして処理されています。
胸部、両腕、腰など、細かい部分のラインがダイアクロン版によく似ているので比べて見てみましょう。
共通点がたくさんありますね。よくそこまで拾ったなぁという部分もあります。
脚部周りもダイアクロン版から採用されている個所が見られます。
膝や足首の甲の形状など、細かい部分もよく拾ってアレンジされています。
さすがに背負っているものの大きさは違いますが、前回触れたようにキャノン砲に見立ててある部分があります。これはダイアクロン版ではミサイルギミックのための形状でした。
ダイアクロン版では、ボタンを押すと車両の先頭部分が発射されるギミックがありました。
「え、ここまで!?」と思ったのが腰部サイトアーマー。MPG版だと、ここはビークル形態でも表に出てこないところなのですが、車両の窓のような形状になっています。これはダイアクロン版の腰の造形をリスペクトしたものでしょう。
MPG版の可動についてはアクションポーズをとらせながらご紹介していきますが、特にこの肩関節付近は文字にすることが難しいほどのヒンジの塊。扱いにはご注意ください。ただこのヒンジの塊のおかげでだいぶ表情を付けることができます。
こういった変形前の姿に由来するメカが見えるのが、僕にとってのトランスフォーマーの好きなところです。
ロボットモードでは腰にジョイントを接続可能です。
それではアクション!
腰部のアーマーは前後左右とも展開するので、股関節の可動は優秀です。膝は90°くらいまで曲げられますし。腰にもロール回転軸があります。
片膝立ちも可能です。
プレインレーザーを持たせてみました。ライデンに合体した時の可動部を使って、上体を左側にだけ傾けることができます。肩の可動範囲にもご注目を。
ライデンキャノンも両手に装備可能。また肩のパネルを側面に持ってきて、シールドのように見立てることも可能です。足首の接地性にも注目してください。
バックパックのキャノンは腕部に取り付けることも可能です。
ライデン用光剣は、右手にのみ取り付けが可能。クリアブルーの刀身が美しい……。
セイザンはこの剣を持ったことで、だいぶ印象が変わります。かっこよすぎます。
当時の司令官であるフォートレスが、マスターソードを引き抜いたところを真似してみました。顔が結構上に向けられるので、様になっているのが面白い。
ここまで発売されてきたトレインボットたち。いやぁ、やっぱりいいですな! トレインボット!!
で、トレインボットといえば重連合体戦士ライデン。なので、ここからはセイザンの合体準備をご紹介。こちらもだいぶかいつまんでお届けします。
重連合体戦士ライデンへの合体ギミック!
まず手首を収納し、両足を揃えます。つま先は出したままです。
首の下にある手首を展開するため、一度両肩のパネルなどを避けておきます。
ライデンの手首を展開したら、肩のパネルと胴体でライデンの前腕を形成する準備をします。
パネルを展開してセイザンの腕部などを収納し、膝をつく姿勢にして変形が完了。
正位置にするとこのようになります。かなりいかつい腕をしておりますね~。合体が楽しみです。
バックパックはライデンの脚部両サイドのブロックに変形。
四角いブロック状にまとめます。
キャノン砲を再び取り付けて変形完了。
ライデンに合体し、右腕に! ゴッツイイイ!!!!
脚部ブロックは右足に合体! いよいよ……いよいよここまで来ました!!
手で上半身を持ってみて、大体こんな感じかなと完成後の大きさをシミュレート。
2024年2月下旬に発売されるカエンをそろえれば、重連合体戦士ライデンが完成します!
本当に……、僕はなぜカエンのタカラトミーモール限定ボックスセットを買い逃したのか!! 今年一番の後悔といっても過言ではない……! 時を戻せたならどんなにいいか……。
しかし、通常版も一般販売されますので、そちらは何としてもゲットしたいところです!
ここまで追いかけてきたトレインボットレビューも完結が迫ってきました。読者の皆さん、もう少々お付き合いください! そして重連合体戦士ライデンの姿をともに見届けましょう!
【商品情報】
■MPG-05 トレインボットセイザン
・発売中
・メーカー希望小売価格:22,000円(税込)
・対象年齢:15才以上
・メーカー:タカラトミー
「無敵超人ザンボット3」放送開始2日前生まれ。幼少期より玩具(特にロボット)を愛し、小学生からプラモを組むようになる。声優となってからもロボット玩具・プラモ好きは変わらずアキバ総研でライターデビュー。