80年代のファミコン世代にはおなじみのコナミコマンド「上上下下左右左右BA」を生み出したプログラマー・橋本和久さんが2020年2月25日にお亡くなりになった。
橋本さんの訃報は、コナミ時代の元同僚であるゲームミュージックコンポーザーのテクノウチさんこと竹ノ内裕治さんのツイートにより明らかになった。
コナミコマンド「上上下下左右左右BA」の生みの親であるプログラマーの橋本和久さんが、昨夜、亡くなられたとのこと。ご冥福をお祈りいたします。
— TECHNOuchi ♓️ (@TECHNOuchi) February 26, 2020
在籍時代、一緒のチームになったことはないですが、社内で交流もあり、ほんわかした雰囲気のある優しい方でした。同じ船に乗り、僅かながら時間を共にした者同士として、訃報はちょっと辛いものがありますね。天国でもゲーム作り続けてくださいね。ありがとうございました。
— TECHNOuchi ♓️ (@TECHNOuchi) February 26, 2020
竹ノ内さんは、ツイートにてコナミ在籍時の思い出を語るとともに感謝のコメントを述べている。
なおコナミコマンドは、ファミコン版「グラディウス」で発見された裏技コマンドで、入力に成功すると自機・ビッグバイパーがパワーアップする。本作以降、多くのコナミ作品に登場したほか、他社製のゲームにも採用されるなど世界で最も有名な裏技コマンドである。
そもそもなぜこのコマンドが生まれたのかというと、「グラディウス」があまりにも難しかったため、橋本さん自身が使うつもりで仕込んだ隠しコマンドだったことが生前のインタビューで明らかになっている。
この訃報について、コナミの海外公式ツイッターアカウントもコメントを発表している。
We are saddened to hear about the passing of Kazuhisa Hashimoto, a deeply talented producer who first introduced the world to the “Konami Code”.
Our thoughts are with Hashimoto-san’s family and friends at this time. Rest In Peace. pic.twitter.com/vQijEQ8lU2
— Konami (@Konami) February 26, 2020
ご冥福をお祈りいたします。