「あの花」の岡田磨里が脚本!! 劇場アニメ「キミだけにモテたいんだ。」10月25日公開決定!

オリジナル劇場アニメ「キミだけにモテたいんだ。」が、2019年10月25日(金)に公開決定! これにともない、ポスタービジュアルと特報PV、主要キャストが解禁となった。

「キミだけにモテたいんだ。」は、「さよならの朝に約束の花をかざろう」の監督・岡田麿里さんが脚本構成を担当する、オリジナル劇場アニメ。不器用でどこか“残念”な男子高校生たちが、ぐるぐる空回りしつつも「キミ」との出会いをきっかけに変わっていく――はじめての恋と、そして友情の意味を知る青春純情ストーリー。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」「空の青さを知る人よ(10月11日公開予定)」など心の機微を丹念に描き出す名手が、本作では「モテメン甲子園」という意表を突いた設定で、多感な男子高校生たちの葛藤と成長をコミカルにもリリカルにスケッチ。これまでよりもポップにして奥深い、新境地を拓く。

キャラクター原案を務めるのは、動画投稿サイトで関連動画の総再生数が4億回を超えるクリエイターユニット「HoneyWorks」のイラストレーター・ヤマコさん。岡田さんが描き出す青春模様と、美麗かつエモーショナルなヤマコさんのビジュアルによるコラボレーションにも注目が集まる。

アニメーション制作は、「バースデー・ワンダーランド」「走り続けてよかったって。」「ひるね姫~知らないワタシの物語~」などを送り出した SIGNAL.MD。そして監督には「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」「ハンマーヘッド」の助監督などを務めた新進気鋭の久藤瞬さんが務める。

▼公開となった特報PV▼

まだ本当の恋愛を知らない時夫たちの前に現れたホリコ。1通のメールをきっかけに、彼女と出会い、変化していくピュアでまっすぐな5人の男子高校生たちの姿が爽やかに描かれた特報PVが公開となった。

声の出演には、斉藤壮馬さん、内山昂輝さん、富園力也さん、松岡禎丞さん、梅原裕一郎さん、石川由依さんといった注目声優陣が集結。軽快かつ繊細に、新時代にふさわしい青春ストーリーをみごとに演じているという。

さらに、監督・久藤瞬さん、脚本構成・岡田麿里さんによるスタッフコメントと、主要キャスト6人によるコメントも到着。さっそく紹介する。


<スタッフコメント>

■監督/久藤 瞬さん

5人の高校生たちがひと夏に、経験したことのない感情たちと出会い、受け止め、そして答えを導き出していきます。
そういった一つひとつの気持ちの動きをていねいに描くよう心がけました。

また、昨今多くある青春群像劇の作品の中でも、チャレンジングな表現を多く取り入れており、見応え十分な映像となりました。
5人の成長していく姿を、ぜひ劇場でご覧ください。
よろしくお願いいたします。

■脚本構成/岡田麿里さん

今回のお話をいただいたとき、企画書に書かれたタイトルに「おお!」となりました。
テンションの軽い『モテたいんだ』に『キミだけ』がつくと、いきなり不器用で前のめりな印象になるなぁと。

モテという状況以前に、『誰かを好きになる』ことにすら手探り。恋への理想はあるけれど、今はまだ男同士でバカ騒ぎするのが楽しい……そんな少年たちの夏が、久藤監督と熱意あるスタッフたちの手で、暑くて熱い映像作品になりました。

ぜひ、劇場でお楽しみいただければ幸いです。


<キャストコメント>

■古田 時夫(ふるた ときお)役/斉藤壮馬さん
クールなルックスに落ち着いたオーラを持つが、実際はただの女子が苦手な陰キャラ。
女子につねに冷たい態度をとり、それが『中二をこじらせている』と噂されモテない。

・役柄について
トキオは、周りから中二病をこじらせていると思われていて、自分でも人とフランクに関わるのが少し苦手だと思っている男の子。人との距離感を測りかねているからこそ、誤解を受けることも多くて。でも、モテメン部のメンバーと出会い、活動していくことによって、だんだん気持ちが外に向かっていきます。

・作品の見どころ
最初に、監督から“この物語は、男の子たちが一緒に頑張ることで成長を遂げることが軸のひとつになっている”と説明を受けたました。努力することで 100%うまくいくということはないかもしれないけれど、なにか目標を持って努力する様や過程を見せることが大事だということかなって思います

■葦田 茂一(あしだ しげかず)役/内山昂輝さん
細身の筋肉質。フレンドリーな性格で一見モテそうだが、盛り上がると他人を高い高いしたり、牛乳を目から出したりなど、『子供すぎる』行動がドン引きされ、モテない。

・役柄について
僕が演じたアシモは、ちょっとバカっぽいところもあるんですが、とにかく元気で、熱血で。年齢のわりに幼いところがあると説明を受けていたのですが、僕自身はこれまでそういう役柄をあまり演じてきたことがなかったので、今回、新たなチャレンジになりました。

・作品の見どころ
モテメン部のメンバーは、基本的に巻き込まれる形でモテる努力をしていくけど、後半は女生徒からもチヤホヤされるようになっていく。でも、それって幸せなことなのかなって疑問を持つようになるんですよね。最初は軽薄な始まり方だったのに、難しい問題にぶつかるんです。

■戸島 幸太郎(とじま こうたろう)役/富園力也さん
彼はフェミニンなルックスを持ち、小学校時代から何度も告白するも、そのたびにフラれている。幸太郎の瞳をうるうるさせた上目遣いに女子から「なんでそんなに可愛いのよー!」と女性たちのプライドをずたずたに引き裂き、まわりまわって今はモテない。

・役柄について
コータローは、小学校の頃から女の子からもかわいいと言われてきたような見た目の男の子。かわいすぎて、逆にモテないキャラクターです。男らしくないことにコンプレックスを持っているのですが、モテメン部の仲間や、ヒロインのホリコと出会うことで気持ちの変化だったり、成長を感じさせてくれる役柄だと思います。

・作品の見どころ
今回、僕にとって初めてのアフレコだったのですが、周りの先輩方にいろいろとアドバイスもいただき感謝しかありません。亜紀役の禎丞さんとは、幸太郎と亜紀の掛け合いがあるので、ぜひ注目していただきたいです。

■佐橋 亜紀(さはし あき)役/松岡禎丞さん
高身長で、独自のマイペースなオーラを持ち、それなりにモテそうではあるが、あまりに周囲の女子に、というより人間そのものに興味をもてないため、モテない。というより、自らがそこに意味を見いだせない。

・役柄について
今回、亜紀くんを演じさせていただきました。あまり女性に興味がないというか、かと言って男性が好きというわけでもないキャラクターというか……。外見からはチャラいイメージがある彼ですが、熱くなるような場面でも、意外と冷静だったりするので、じつは周りをしっかり観察しているんだと思います。チャラい外見に騙されないようにしてもらいたいですね(笑)。

・作品の見どころ
この物語は、“モテメン甲子園”っていうのが存在する世界線なんだなって納得しました(笑)。野球の甲子園のように全国でバトルが行われているって考えたら、おもしろいですよね! 実際にキャキャー言われているようなアイドルの方々の葛藤も垣間見ることができるのではないでしょうか。

■後藤田 駿(ごとうだ しゅん)役/梅原裕一郎さん
大人びたルックスで、女子からは大人気の存在。執事的存在として幼いころからホリコ(堀ノ宮早紀子の愛称)のそばに付き従う。

・役柄について
物語序盤の駿はほかのキャラクターより大人びている印象があると思います。モテメン部結成の理由を握るキーパーソンであり、執事という立場もあったりして。ただし、そんな彼にも未熟なところはあって、感情もコロコロ変わっていきます。心理状況を語られることが多いキャラクターでもあったので、演じやすかったですし、観客のみなさんに見てもらいたいポイントでもあります。

・作品の見どころ
まず、台本を読んだときに思ったのは、“モテメン甲子園”というワードの強さ! 昨今、投票を使ったエンタメコンテンツも多いので、そういうことが好きな人も楽しめるんじゃないかなと思います。

■堀ノ宮 早紀子(ほりのみや さきこ)役/石川由依さん

凛々しい瞳をした美しい少女で、お金持ちのお嬢様。素直で真っ直ぐな性格が魅力的で5人を惹きつける。

・役柄について
お金持ちのお嬢様で、お嬢様ならではの強烈な発言もあったりもしますが、本人にはまったく悪気はなく、思ったことを真っ直ぐに伝えられる、素直な子なんだと思いました。

・作品の見どころ
モテるために一生懸命になる男の子…これだけ聞くとちょっとおバカな感じがするかもしれませんが、きっと高校生男子からすると、結構重要なことだったりするんですよね。こういうことに必死になれるのは青春だなと思います。

 

【作品情報】※敬称略
■劇場アニメ「キミだけにモテたいんだ。」 10月25日(金)全国公開
監督:久藤瞬
脚本構成:岡田麿里
キャラクター原案:ヤマコ(HoneyWorks)
脚本:岡田麿里 和場明子 樋口七海
キャラクターデザイン:まじろ
モニターグラフィックスデザイナー:松根マサト
美術監督:峯田佳実
色彩設計:田中美穂
3D ディレクター:中島竜生
撮影監督:杉山大樹
編集:本田優規
音響監督:えびなやすのり
アニメーション制作:SIGNAL.MD
企画協力:Vizm
製作:「キミモテ」製作委員会
配給:東宝映像事業部

<キャスト>
古田時夫:斉藤壮馬
葦田茂一:内山昂輝
戸島幸太郎:富園力也
佐橋亜紀:松岡禎丞
後藤田駿:梅原裕一郎
堀ノ宮 早紀子:石川由依
司会:梶 裕貴

© 2019「キミモテ」製作委員会