アキバ総研で、2019年6月25日~2019年7月11日まで開催していた「今期完走したアニメは?2019年春アニメ人気投票」の投票が終了した。少し時間が空いてしまったが、その結果をレポートしよう。
1位:進撃の巨人 Season 3 Part.2
12723票
2位:RobiHachi
5019票
3位:八月のシンデレラナイン
2143票
4位:鬼滅の刃
1508票
5位:ワンパンマン(第2期)
1419票
6位:さらざんまい
1164票
7位:文豪ストレイドッグス(第3シーズン)
1146票
8位:KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-
988票
9位:真夜中のオカルト公務員
740票
10位:ひとりぼっちの○○生活
644票
数ある2019春アニメの中で、ダントツの1位となったのは「進撃の巨人 Season 3 Part.2」だった。全投票数31595票のほぼ3分の1にあたる12723票を集めての、ぶっちぎりの第1位には、改めて、本作の人気とクオリティの高さを思い知らされる結果となった。特に今シーズンは、パラディ島での物語がいよいよ佳境に入り、世界の謎が明らかになっていく大事なパート。敵のしかけた罠にはまり絶体絶命状態に陥る調査兵団の最後の戦いを、実にダイナミックかつ感動的に描ききった、そのクオリティの高さに多くの方が共感したのは実に自然なことだったろう。ぶっちぎりの1位も実に納得の結果であった。
1位の「進撃の巨人 Season 3 Part.2」があまりにもダントツであったために、2位以下の作品とはかなりの得票差が開いてしまったが、そんな中で、5,000票以上の票を集め、単独2位になったのが「RobiHachi」だ。春アニメ放映前に開催した「来期は何を観る!? 観たい2019春アニメ人気投票」でも3位と、高い期待値を示していた本作であるが、その期待を裏切らない内容で、見事2位の座を獲得した。近年少なくなったオリジナル作品であったことから、開けてみないと内容がわからなかった部分もあったが、さすがは「銀魂」などのギャグ作品を数多く手がけてきた高松信司監督作品だけあって、「宇宙版・東海道中膝栗毛」とでも言うべきハチャメチャコメディをしっかりまとめ上げたというところか。
これに続く3位には、2143票で「八月のシンデレラナイン」がランクインした。こちらも、開始前の期待値が高く、「来期は何を観る!? 観たい2019春アニメ人気投票」では4位につけていた注目作だが、女子ばかりのほのぼの学園ものでありつつ、熱血野球ものとしてもしっかり仕上げた良作といえそうだ。
4位の「鬼滅の刃」は、週刊少年ジャンプで連載中の人気コミックが原作だけに、安定した人気を博した。ufotableによる作画もレベルが高く、原作ファンも納得の仕上がりだった。また、5位の「ワンパンマン(第2期)」は、評価が高かった第1期に続く第2期作品。こちらも開始前から注目度は高かったが、安定の人気といったところ。続く6位は、鬼才・幾原邦彦監督による新作「さらざんまい」。内容の見えない完全新作だけに、「来期は何を観る!? 観たい2019春アニメ人気投票」では27位と、放映前の期待値はそれほど高くはなかったものの、さすがの幾原ワールドにより、放送開始後から徐々に話題性が伸びていった感じだろうか。そして、7位には、女子に圧倒的な人気を誇る「文豪ストレイドッグス(第3シーズン)」が入った。「来期は何を観る!? 観たい2019春アニメ人気投票」では5位という注目度の高さだったが、ややランクを落としてのベスト10入りという結果となった。
逆に、8位から10位までの「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」「真夜中のオカルト公務員」「ひとりぼっちの○○生活」の3作は、期待値ではベスト10圏外にいたものの、順位を上げてベスト10入りした作品。なお、ベスト10圏外ではあるが、13位の「キャロル&チューズデイ」も、期待値では31位と低かったものの、大幅にランクアップした結果となった。
以上のように、2019春アニメは、とにかく「進撃の巨人 Season 3 Part.2」の圧倒的な強さが印象に残る結果となった。
なお、11位以降の作品については、下記リンクからご確認いただければと思う。