2019年7月18日、京都府にて発生した「京都アニメーション」の放火事件から1週間が経過。再起を目指す京都アニメーションへの支援の輪が広がっている。
世界中に広がる京都アニメーション支援の輪
業界内外に大きな衝撃と悲しみをもたらした京都アニメーションの第一スタジオへの放火事件。事件発生から1週間が経ち、徐々に事件の状況や真相が明らかになってきているが、34名という多くの人命が失われる大惨事となってしまった。
そんな中、2019年7月24日、京都アニメーションは公式サイトにて世界中のアニメファンから寄せられている応援や支援に対しての感謝のコメントとあわせて、スタジオ再建に向けての支援金預かり窓口を設置したことを発表した。
今回の支援金は、亡くなられた社員とその家族・親族、療養中の社員とその家族・親族、および会社再建に使用されるとのことで、後日収支報告もされるとのこと。報告時期については現在検討中とのことで、決まり次第発表されるそうだ。
支援金の振り込み先などの情報は下記の通りとなる。
<株式会社京都アニメーション 支援金預かり専用口座>
銀行名 京都信用金庫
銀行コード 1610
支店名 南桃山支店
店番号 048
口座種別 当座預金
口座番号 0002890
口座名義 株式会社京都アニメーション 代表取締役 八田英明
※ 表示名「カ)キヨウトアニメーシヨン」
詳細は下記の公式ページを確認していただきたい。
また、京都アニメーション作品に縁のある自治体も募金活動を開始している。「Free!」のロケ地となった鳥取県岩美郡岩美町は、県内10か所のほか、県東京本部などにも募金箱を設置。映画「聲(こえ)の形」で舞台のモデルとなった岐阜県大垣市でも募金コーナーが設置されている。
日本動画協会も今回の事件を受けて、支援の義援金を募ることを決定。口座が設置され次第、詳細は発表される予定。
京都アニメーション支援の輪は海外にも広がっている。
米国のアニメ配給会社「センタイフィルムワークス」は、京都アニメーション支援のためクラウドファンディング(#)を開始。日本時間7月25日午後18時時点で2,177,490ドル(日本円にして2億3543万円)の寄付が集まっている。
なお、現在国内に設置されている京都アニメーションに対する募金箱は以下の通り。
・京都精華大学本館2階
・京都国際マンガミュージアム内
・全国アニメイト各店店頭
・鳥取県県庁、県東部庁舎、県中・西部総合事務所、岩美町観光会館など
・岐阜県大垣市 市総合福祉会館1階ロビーなど
・京都府宇治市 観光センター
これら各団体で行われている京都アニメーションへの募金活動については、同社で確認が取れ次第、公式サイトでも順次提出していくとのこと。