「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」、栗田貫一、宮野真守登壇の完成披露上映会レポート! モンキー・パンチへの思いを語る…!

2019年5月31日より限定劇場公開が決定しているアニメ映画「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」の公開を記念して本作の完成披露上映会が、4月24日(水)に、新宿バルト9にて開催された。

「LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘」は、2014年に大人向けの「ルパン三世」として制作された劇場アニメ「LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」「LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門」に続く、「LUPIN THE ⅢRD」シリーズ最新作。監督・作画監督は「LUPIN the Third -峰不二子という女-」キャラクターデザインを務めた小池健さん、脚本は2015年に放送された「ルパン三世」第4シリーズのシリーズ構成と脚本を務めた高橋悠也さん、クリエイティブ・アドバイザーは映画監督・石井克人さん、音楽はジェイムス下地さんがそれぞれ担当する。2019年5月31日より限定劇場公開が決定している。
アニメ映画上映スケジュール

公開を記念して本作の完成披露上映会が、4月24日(水)に新宿バルト9にて開催された。
当日はルパン役の栗田貫一さん、ビンカム役の宮野真守さん、そし小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇し、完成を迎えた喜びやモンキー・パンチ先生への思い、峰不二子の魅力について語った。

また、舞台挨拶上で劇場限定版のBlu-rayの発売、Blu-ray&DVD、オリジナルサウンドトラックの発売が決定したので、登壇者のオフィシャルコメントとあわせて紹介する。

【オフィシャルコメント】※敬称略

■栗田貫一(ルパン三世役)

最後にお会いしたのは1年半前くらいで、先生の出身地の浜中町した。食事をして、お酒を酌み交わしながら、イベントにご一緒したのが、残念ながら最後でした。
ルパン三世を演じることになった時、右も左も分からない世界で初めてやることになりましたが、先生が収録の時にいつもガラス越しに笑ってくれたり「お疲れ様」と言ってくれたりしたのが印象的でした。ある時僕が、「こんなものしかできなくて…」と言ったら、「とんでもない、いつもありがとうね」と言ってくれたのも覚えています。
以前モンキー先生からこのルパン三世という作品ができたきっかけをお伺いしたことがあります。編集者に「新作の何かアイデアはないのか」と言われたときに、何も考えていないのに手を挙げてしまって、「007」や「スパイ大作戦」をイメージして話したのがルパンの始まりと聞きました。
今回はシナリオを読んだときから、沢城みゆきの世界が峰不二子にグッと寄っていったように感じていました。子供に対する純粋な愛に勝てない不二子が観れたり、宮野くん演じるビンカムに対する、いわば「愛の毒」のようなものを観ることができ、深い話だと思いました。
峰不二子はやっぱりエロいですね。そこが魅力だと思います。ビンカムと闘っていたのもエロかった!
ご覧いただきありがとうございます。本作はみゆきちゃんが峰不二子の世界にどっぷり入っていったような作品だと僕も感じています。「次元大介の墓標」「血煙の石川五ェ門」「峰不二子の嘘」と、一軒一軒家が建っていっているように感じます。山ちゃんの銭形と僕のルパンも、モデルルームでもいいので並べて建ててほしいな、と思います。
本作ではルパンが愛する峰不二子が艶っぽく描かれています。私も、モンキーさんに預けてもらったルパンという作品を、これからも一生懸命頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

■宮野真守(ビンカム役)

子供のころから知っている、憧れの「ルパン3世」という作品にゲストキャラクターとして呼んでいただいて本当に光栄です。
身近な声優仲間の沢城さん、浪川さん、山寺さんたちのエネルギーに満ち溢れた姿をいつも見ていたので、嬉しかったです。
しかも、小池監督にも「ビンカムはこのシリーズの敵としてはイケメンなキャラクター」と言われました(笑)
「セクシーだなぁ!!」と思っていた峰不二子の奥深い内面の部分が本作では描かれています。その不二子と対峙するビンカムを全力で演じました。ぜひ劇場公開を楽しみにしていただきたいです。

■小池健監督

モンキー・パンチ先生に最後にお会いしたのは、2015年のアニメアワードで賞を受賞したときでした。このシリーズを応援していただいており、あたたかい言葉をいただきました。
一緒にいると幸せになる、温かく包んでくれるような方でした。
このシリーズを始める前に『峰不二子という女』というシリーズがあり、それは山本監督が挑戦的で魅力的な作品に仕上げており、僕自身も不二子をフィーチャーした作品をぜひ作ってみたいという強い想いがありました。その想いを浄園プロデューサーとシナリオチームに話したのが始まりです。
不二子は謎めく女というところが魅力。皆さんが思ってる「美」や「ゴージャス」落とし込んだうえで、今回は違った付加価値が付くよう、カット割りをしました。

■浄園祐プロデューサー

やっと3本目までやってきました。宮野さんのファンも、これからこのルパンを応援していただけたらと思います!(笑)

今まで不二子は「強い女性」ではあるが、単純な肉弾戦では見せ辛い。女性ならではの新たな挑戦が小池監督の中であったと思う。
シナリオでももちろん、美しく見える方法や「不二子の美学」をどう描くか考えました。
今回の不二子は、珍しく感情をあらわにしており、ジーンのシーンとかドキッとして、みゆきちゃんに怒られたいな、と思っちゃいました。(笑)

 

【各種発売情報】
■劇場限定版Blu-ray

全国の各公開劇場にて発売決定!
劇場限定版特典として、小池健監督がこれまでに「LUPIN THE ⅢRDシリーズ」のために描き下ろした様々なイラストを収録したイラスト集が特典として付属!
・劇場限定版Blu-ray:4,800円(税別)


■セルBlu-ray&DVD

2019年8月23日発売決定!

限定版には小池健監督描き下ろし三方背BOXや設定資料集(約100P)、原画集など豪華特典が満載!
・限定版Blu-ray:7,800円(税別)/DVD:6,800円(税別)
・通常版Blu-ray:4,800円(税別)/DVD:3,800円(税別)

 

「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 」オリジナルサウンドトラック

2019年5月31日発売決定!
ジェイムス下地
価格:3,000円(税別)
品番:GBCL-0008
レーベル:good-beat.com

 

【作品情報】
■「LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘」
5月31日(金)より新宿バルト9ほか限定劇場公開
共同配給: ティ・ジョイ、トムス・エンタテインメント

<スタッフ>
原作:モンキー・パンチ
監督・演出・キャラクターデザイン:小池健/脚本:高橋悠也/音楽:ジェイムス下地/クリエイティブ・アドバイザー:石井克人

<声の出演>
栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、宮野真守 ほか

<製作・著作>
トムス・エンタテインメント

<アニメーション制作>
テレコム・アニメーションフィルム

<ストーリー>
不二子は逃げていた。父親が横領した5億ドルのカギを握る少年ジーンとともに。二人はジーンの父・ランディを襲った殺し屋ビンカムに命を狙われていた。呪いの力によって人の心を操るビンカムから一度は逃げ延びるが、拘束されてしまう不二子とジーン。ビンカムの鋭利な爪が今、不二子に襲い掛かる――!

原作:モンキー・パンチ (C)TMS