2018年期待のニューカマー・halcaが、2ndシングル「スターティングブルー」をリリース。読売テレビ・日本テレビ系テレビアニメ『逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season 2』のエンディングテーマで、アップテンポでポップな曲調と爽やかなボーカルがすでに話題を呼んでいる。普段の天然な雰囲気も魅力の彼女。「スターティングブルー」の歌詞に驚きの解釈をしているので、このインタビューは必読です!
歌詞を読んで、「事件が起こってる!」と思いました
── 2ndシングル「スターティングブルー」は、読売テレビ・日本テレビ系テレビアニメ『逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season 2』のエンディングテーマです。楽曲の第一印象はいかがでしたか?
halca 爽やかでかっこいい曲だなと思いました。AメロBメロには葛藤があるんですけど、サビで明るく力強くなっていくんです。「逆転裁判」も最初は悪いことをしてないのに疑われちゃう人がいて、悲しい気持ちから始まるんですけど、主人公の成歩堂くんが問題を解決してくれて、すっきりした気持ちになれるので、「スターティングブルー」と似てるなと感じました。
── 歌詞の中には、裁判を連想させる言葉がうまく散りばめられているように感じたのですが、halcaさんの印象はいかがでしたか?
halca 今となっては笑い話なんですけど、私は最初に歌詞を読んだとき、この中で事件が起こってるのでは! 思ってしまったんです。妄想ですね(笑)。男の人と女の人がいて、男の人が浮気をするところから始まるんです。「スクロールする画面が告げた」という1番のBメロは、ドラマとかでよくある、恋人のスマホの画面を盗み見てしまうシーンなんじゃないかなと思って。そして、女の人は「許せない!」って気持ちになって、2番になると「こんな想いが続くなら キミごと消えればいい」って思うんです。
── たしかに、そういうストーリーを読み取ることができそうです。
halca 悔しくて泣き明かした夜があって、その半面、好きという気持ちもまだあって、悩みに悩んだ後に、「もういなくなってしまえ!」と。そしてついに、男の人を車でひいちゃうんです。事件です!(笑)。
── もしかして、「流れだす車の波 反対を歩くキミ 飲みこんでいく」のところですか?
halca はい。男の人は怪我で入院してしまうんですけど、最後には退院できて、2人は仲直りするんです。それで、「キミとの未来」を信じて終わっていくんです。そんな感想を長文にして、作詞をしてくださった宮嶋淳子さんに送ったんですね。「私はこんなストーリーを想像してみたんですけど、こういうことですか?」って。そしたら、「んー、全然違うかな?」って(笑)。
── あははは(笑)。
halca 「すごい想像をしたね」って言われて、恥ずかしかったです(笑)。
── たしかにすごい想像力だと思います(笑)。
halca 宮嶋さんはデビュー曲の「キミの隣」も作詞してくださったんですけど、そのときの曲の世界は、「ヲタクに恋は難しい」の物語にすごく寄り添っていたんです。だから今回も、そうなのかなって。もしかしたら、「逆転裁判 Season2」にそういうエピソードがあるんじゃないかなって。でも、ちょっと考えすぎだったみたいです(笑)。
── レコーディングはいかがでしたか?
halca サビが何度も繰り返されるので、毎回変化をつけて時にはやさしく、時には力強く歌いたいなと思ってレコーディングに臨みました。特にラストのサビの、「もっと」というところに一番力をこめました。
── 「もっと」と歌った後に、一瞬ブレイクが入るんですよね。そこでハッとさせられました。
halca はい。自分のイメージ通りに歌えたので、ここは注目していただきたいです。
── ボーカルには、全体的に明るさと力強さを感じました。
halca しっかりと体の重心を下げて、声を張って歌いました。私にとってはマックスの力強さです。AメロBメロをあえて抑えて歌っているので、メリハリが出せたと思います。