多彩なキャラクター商品を扱う「BANDAI SPIRITS」の新商品の展示イベント「TAMASHII NATION 2018」にて、2019年1月放送スタートの新作アニメ「荒野のコトブキ飛行隊」キャストトークステージが開催された。
「荒野のコトブキ飛行隊」は、水島努さん(監督)と横手美智子さん(シリーズ構成)という「じょしらく」「SHIROBAKO」「監獄学園」などのヒット作を送り出した黄金コンビがおくる新作アニメ。凄腕の美少女チームが繰り広げる本格空戦アクションを描く注目作だ。
今回のステージには、鈴代紗弓さん(キリエ役)、幸村恵理さん(エンマ役)、仲谷明香さん(ケイト役)、瀬戸麻沙美さん(レオナ役)、山村響さん(ザラ役)、富田美憂さん(チカ役)、有澤亮哉さん(株式会社バンダイナムコアーツ/プロデューサー)が登壇。一般の観客を前にメインキャストが勢ぞろいしてのイベントは今回が初。さらに会場では、9月に開催された「東京ゲームショウ2018」で配布された「パンケーキうちわ」(キリエの大好物・パンケーキが描かれたうちわ)も配布された。
まずは有澤プロデューサーより作品説明が。最初は「美少女×レシプロ戦闘機」の作品と言いかけたものの、「美少女」のところを言いよどむ。その理由としては、チカ以外は全員20代ということで意外とみんな大人、お酒も飲める年齢だからとのこと。
また荒野を駆ける用心棒であるヒロインたちが、悪いやつらをやっつけるという大まかなストーリーが紹介されたものの、まだまだ言える情報はあまり多くない様子。ということで、キャストからはますます今後の発表が気になるキャラクター紹介が繰り広げられた。
なかでも気になる情報が。瀬戸さんによると、自身が演じるレオナは、冷静沈着なキャラクターだが物語が進むにつれて徐々に新たな一面が明らかになるとのこと。中盤以降の展開に注目だ。
次に、先日公開された第1弾PVをスクリーンで上映。各キャラクターの魅力が伝わる映像は、アフレコ時はまだ完成していなかったらしく、キャストも完成版で初めて目にしたとのこと。毒のある発言が多いというエンマ役の幸村さんによると、収録時はたくさんのセリフをしゃべったそうだが、映像で使用されているものはごくわずか……ということが明らかになった。
アフレコ現場の様子についてたずねられた富田さんは、「和気あいあい。人数が多いので、いつもスタジオがにぎわっている」とコメント。本作には毎回、さまざまなゲスト声優が登場。特にベテランクラスの男性声優が多数出演するとのことで、ヒロインを演じるフレッシュな女性声優陣とどのような演技を繰り広げるのか気になるところだ。
ステージ後半に入ると、新ブランド「Figuarts mini」から発売されるメインヒロイン6人のフィギュアが登場。キャスト一同、じっくりと自分の演じるキャラのフィギュアを堪能した。
有澤プロデューサーによると、このフィギュアは公式サイトに登場しているデフォルメキャラで、公式キャラがそのまま立体化した商品になるとのことだ。
さらに本日解禁の最新情報が。2018年12月12日、新宿ピカデリーにて完成披露上映会が、2018年12月15日、109シネマズ名古屋と梅田ブルク7にて先行上映会が開催されることが発表された。なかでも、12月12日は劇中でキリエ達が乗る戦闘機「隼」初飛行の日とされており、特別な意味のある日となっている。
また、本作のオープニング主題歌を務めるシンガーソングライター・ZAQさんが作詞・作曲を手がけ、メインキャストが歌うエンディング主題歌「翼を持つ者たち」のレコーディングについての話題も飛び出した。完成した歌は、メンバーがそれぞれパート分けされているそうだが、レコーディング時は全員最初から最後までフルで歌ったという。有澤プロデューサーは「皆さんの応援があれば、もしかするとどこかで各ソロバージョンが聴けるのでは」とコメントし、ファンも一緒になって本作を盛り上げてほしいと呼びかけた。
最後に、鈴代さんは「隼の内装もチェックしていただきたい」と本作のチェックポイントを語った。美少女キャラも戦闘機描写も、見どころ満載の本作の放送が今から待ち遠しい!