多彩なキャラクター商品を扱う「BANDAI SPIRITS」の新商品の展示イベント「TAMASHII NATION 2018」にて、2018年12月より放送・配信スタートの新作アニメ「聖闘士星矢 セインティア翔」スペシャルステージが開催された。
「聖闘士星矢 セインティア翔」は、1985年12月に車田正美さんが週刊少年ジャンプで連載を開始し、アニメ版やキャラクターグッズなど数々の大ヒットを記録してきた、伝説的人気シリーズ「聖闘士星矢」(セイントセイヤ)の外伝マンガ。原作・車田正美さん、作画・久織ちまきさんのタッグにより、「チャンピオンRED」(発行:秋田書店)にて連載中。女神アテナこと城戸沙織の身辺の世話や警護等を担う特別な聖闘士「聖闘少女(セインティア)」のひとりである子馬座(エクレウス)の翔の活躍を描く。車田正美さんの描いた、「聖闘士星矢」の“銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)編”と“聖域十二宮編”と時を同じくして、城戸沙織(アテナ)や聖闘少女たちに巻き起こる闘い、葛藤、そして、それぞれの成長の物語が紡がれる。
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ステージに登壇したのは、田中秀幸さん(獅子座のアイオリア役)と置鮎龍太郎さん(双子座のサガ役)。MCの鷲崎健さんとともに愉快なトークを繰り広げた。
「ライトニングボルト!」(田中さん)、「ギャラクシアンエクスプロージョン!」(置鮎さん)と、それぞれの演じるキャラの必殺技を叫びつつ登場したお2人。
ステージではまず初公開の新キービジュアルが解禁となった。主人公の翔子を中心に姉・響子やスコーピオンのミロなど麗しいメインキャラクターが描かれたビジュアルに、「今までの『星矢』と違って、華やか」と田中さん。
続いて初公開の予告編PVを上映。多彩な女性キャラたちの活躍が描かれる映像では、メインキャストを務める女性声優たちが歌う主題歌もバックで流れており、こちらも「星矢」シリーズ史上もっとも華やかな印象。しかし、本編に負けず劣らずの激しいバトルシーンや熱いセリフが次々と飛び出し、いやがうえにも期待感が募る。映像を観た田中さんは「翔子ちゃんのひたむきさが出ているね」とコメントした。
また本作は、車田正美先生が描く原作「聖闘士星矢」の、銀河戦争編(ギャラクシアンウォーズへん)や十二宮編の裏で起こっていたバトルが描かれるということで、「星矢」ファンである置鮎さんは、「このシーンを使うんだ、と発見があった」そうだ。また置鮎さんは、2003年発売のOVA「聖闘士星矢 冥王ハーデス編」より、故・曽我部和恭さんからサガ役を引き継いでいる。そのため映像で「セインティア翔」の時代のサガを演じるのは初めてということで、かつてひとりの視聴者として観ていた時代のキャラクターを演じることに感慨もひとしお、といった様子だった。
そして、翔子役の鈴木愛奈さん、響子役のM・A・Oさんからのビデオメッセージも公開された。
姉妹である翔子、響子を演じるお2人は、本当の姉妹のように仲よくトーク。アフレコ現場の様子については、田中さん、置鮎さんら先輩声優たちから「やさしく見守っていただいている」とコメント(それを受けて、田中さん、置鮎さんは「そんなこと言ったっけ?」と照れ隠し(?)していた)。
最後に鈴木さんは「小宇宙(コスモ)を燃やしてがんばりたい」と意気込みを語った。
さて、「聖闘士星矢」といえば、キャラクターが着用している聖衣(クロス)を実際に着脱できるフィギュア「聖闘士聖衣神話(セイントクロスマイス)」シリーズも忘れてはいけない。もちろん「セインティア翔」からも新商品が予定されているということで、「子馬座(エクレウス)の翔子」をはじめ、本作に登場する黄金聖闘士(ゴールドセイント)の「セインティア翔」バージョンがステージに運ばれてきた。
ここではフィギュアに声を当ててみよう、という企画が行われ、それぞれの持ちキャラだけでなく、置鮎さんが翔の声を当てるという、ほかでは聞けないレアな演技が会場を沸かせた。
最後に「今まで描かれなかった黄金聖闘士の一面も観られます」(田中さん)、「『聖闘士星矢』を知っていれば知っているほど楽しめます。うまいこと(原作の)隙間を埋めている作品なので、『星矢』を探求したのち『翔』も楽しんでほしいです」(置鮎)と本作の見どころについて語り、イベントは終了した。
なお本作は12月10日よりAmazon Prime Videoチャンネル (スカパー!アニメセット for Prime Video)、ANIMAX on PlayStation(PS4)にて配信が、12月24日よりアニマックスで放送がスタートする予定だ。