2018年9月20日~23日、千葉・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2018」(TGS2018)。今回は一般公開日初日の9月22日(土)にブシロードブースで開催された「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- スペシャルステージ」の様子をレポートする。
同ステージは、今秋配信予定のスマホアプリ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」(以下、スタリラ)に出演する愛城華恋役の小山百代さん、石動双葉役の生田輝さん、雪代晶役の野本ほたるさん、鳳ミチル役の尾崎由香さんが出演した。「スタリラ」には、華恋たちが通う聖翔音楽学園以外に、3つの舞台少女を育成する学校が登場する。雪代晶と鳳ミチルは3校のひとつ、名門シークフェルト音楽学院に所属する舞台少女で、今回のステージでは他校の生徒とのイベント初共演が実現した。
ステージにはまずは小山さん、生田さんと、「スタリラ」を開発する株式会社エイチームの尾関高志プロデューサーが登場。実機でプレイしながら「スタリラ」の紹介を行なった。「スタリラ」のホーム画面には、Live2Dで描かれた舞台少女たちが表情豊かに登場する。画面の華恋をタッチして台詞や反応を見た小山さんと生田さんは「かわいい!」「名台詞が続く!」とにっこり。同じくホーム画面の双葉については「ちっちゃいね」「頭の上の空間が広く感じる」と、身長差まで表現されていることに注目していた。
「スタリラ」はレヴューパートとアドベンチャーパートをプレイして物語を進めるシステム。ストーリーはボイス付きで、舞台少女たちの完全新作の物語「メイン」と、各学校ごとの完全新作オリジナルストーリー「スクール」に分かれるようだ。家具や舞台少女を自由に配置できる「マイシアター」の紹介パートでは、家具のピアノから再生できる新規楽曲についても紹介。ライバル校・凛明館女学校の楽曲「蝶になってみませんか」は中村彼方さんが作詞、田村ジュンさんが作編曲、フロンティア芸術学校の楽曲「ショウタイム フロンティア!」は中村彼方さんが作詞、佐々倉有吾さんが作編曲を手がける。小山さんが「彼方さんだ、作詞!」と目ざとく見つけていたが、アニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の全曲作詞を担当した中村彼方さんが「スタリラ」の楽曲制作にも参加しているのは嬉しい知らせだ。
舞台少女たちの記憶・思い出をビジュアルで残す「メモワール」の紹介では、美麗な新規ビジュアルの数々が紹介された。なかでも注目を集めたのが、聖翔音楽学園の舞台少女たちが凛々しい騎士に扮したイラスト。華恋、真矢、まひる、なな、双葉が白騎士、ひかり、クロディーヌ、純那、香子が黒騎士の衣裳を着ていて、これは舞台少女たちが劇中で演じる役柄のようだ。いつも一緒の2人が別陣営に配されているのが気になるところ。
そしてステージのメインとなったのが、このステージで初公開された「VSレヴュー」機能だ。これは「スタリラ」に実装されるリアルタイム対人戦モードで、ステージでは聖翔音楽学園VSシークフェルト音楽学院の対戦が行なわれた。ここで、ステージには雪代晶役の野本ほたるさん、鳳ミチル役の尾崎由香さんが登場。入場BGMは、20日開催のステージで公開されたシークフェルト音楽学院の楽曲「プラチナ・フォルテ」だった。
「VSレヴュー」では5人の舞台少女を編成してバトルを行なう。対戦前の編成で、生田さんはメンバーを入れ替えて香子を入れていた。対戦の基本はデッキに入れた5人の舞台少女ごとにAP1〜3のカードがあって(数字が大きいほど強い)、それをシャッフル。手札から数字の大きいカードを配置して勝ちに行くか、小さいカードを並べて手数で勝負するかというのが基本戦略。そこに各キャラ固有のスキルやクライマックスレヴュー(必殺技)、フィニッシュアクト(超必殺技)といった要素が関わってくるようだ。生田さんvs野本さんの初戦は聖翔音楽学園が勝利、小山さんvs尾崎さんの2戦目はシークフェルト音楽学院が勝利。威力が大きいフィニッシュアクトを効果的に使うことがポイントのようだ。小山さんと生田さんからは「バリアが強い!」とシークフェルトの防御系のスキルの強さに驚く声もあがっていた。
告知コーナーでは、9月27日深夜2時13分よりTBSで「スタリラ予習スペシャル」が放送され、愛城華恋役の小山百代さん、雪代晶役の野本ほたるさん、鳳ミチル役の尾崎由香さん、リュウ・メイファン役の竹内夢さん、鶴姫やちよ役の工藤晴香さん、夢大路栞役の遠野ひかるさんが出演することが紹介された。TBSではTVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」第12話(最終話)放送後に放送される。
ラストのMCでは「スタリラ」のゲームとしての楽しさや、キャスト仲間とも一緒に遊んでみたい!という声が多く聞かれた。新キャラクターとしてシークフェルト音楽学院の舞台少女たちを率いる野本さんは「シークフェルト音楽学院は皆さんにとってまだ謎多い学校だと思うのですが、ゲームを通して皆さんと一緒に成長していけたらと思います!」と意気込みを語っていた。
(取材・文/中里キリ)