【独占取材!】アイドルの世界で天下とったるんじゃー!! 「Back Street Girls -ゴクドルズ-」ヒットを祈願し、ゴクドルズがガチンコ滝行! 密着レポート!!

2018年7月3日より放送がスタートした今期大注目の異色作、TVアニメ「Back Street Girls -ゴクドルズ-」はもうチェック済みだろうか? 極道渡世に身も心も捧げた生粋の極道3人組が、性転換&全身整形してアイドルデビューすることが命じられるという、「“仁義なき”アイドル渡世コメディ」である。見た目はかわいいアイドル、でも中身は極道でおっさんという、とんでもない設定なのだが、序盤からかなりぶっ飛んだエピソード展開で楽しませてくれている。

第1話を観た方は、生粋の極道3人組がとてつもなく“苦しい修行”を経てアイドルへと変身していったことはチェック済みのはず! タイでの性転換&全身整形から帰国すると、3畳の部屋に閉じ込められ1日15 時間のアイドルビデオ鑑賞による洗脳、声質改善のための滝修行、滝の中での歌の特訓などなど。血の滲むような苦行を乗り越えてできあがったアイドルが、「ゴクドルズ」である。

5月28日よりスタートしたTwitterとの連動した挑戦企画“ゴクドルズ「アイドルへの道」”では、ゴクドルズのメンバーを演じる貫井柚佳さん(山本アイリ役)、前田佳織里さん(立花マリ役)、赤尾ひかるさん(杉原チカ役)の3人に数々の試練が与えられ、挑戦し続ける様子が公開されている。

今回はメンバーが口を揃えて「一番辛かった…」と話す、壮絶な“滝行” の様子をお伝えしていく。



手元の温度計では、午前中にも関わらず35度を記録。ギラギラと日差しが照りつける中、元気に登場したゴクドルズメンバーの3人。滝行&お百度参りというかなりハードな修行セットが予定されていることが告げられると、気合を入れ直し「がんばります!」と宣言。キツイであろう修行を前に、まずは腹ごしらえということで、近くのお店へと移動し、とれたての山女魚(ヤマメ)に舌鼓を打った。

 

写真を見てすでにお気付きの方もいるかもしれない。メンバーの一人・赤尾さんが、右腕を骨折中ということで、今回の滝行&お百度参りへの参戦は貫井さん、前田さんのみとなり、赤尾さんは応援での参加となった。「滝行やらないのに、食べるんかい!」という貫井さん、前田さんのツッコミに、「今日は食べに来たんだもん」とニッコリ笑う赤尾さん。この後、壮絶な修行が待ち受けていることを、このときの3人はまだ知らなかったのである。つかの間の笑顔の写真をじっくりとご覧いただきたい。

 

貫井さんは、「修行に向けてしっかり腹ごしらえができました!」と嬉しそうに話す。山女魚初挑戦という前田さんは、「さっぱりしていて食べやすかったです!」とコメントした。利き手をケガしている赤尾さんも、「綺麗な景色を見ながら、みんなで食べるとよりおいしいです」と感想を述べた。

 

さて。食事処から移動し、いよいよ修行準備へと突入! 今回は、西多摩郡檜原村にある天光寺というお寺での修行体験となる。白い滝衣に着替えた 3人の表情が引き締まって見える理由は……。

 

お百度参りと滝行の前に行われた、説明&指導を受けた後だから。約1時間に渡り、お百度参り、滝行の心得などをしっかりと伝授され、身も心も引き締まったのだ。ここで一言付け加えておきたい。「ちょっと、滝行とお百度参りを体験してみよう!」という気楽なコースではない。これはアニメ本編にも負けないかなり“ガチ”な修行コースなのだ!

 

お百度参りは、炎天下の中、裸足で行われた。立っているだけでも汗が滴るような気温の中、貫井さんと前田さんがド根性を見せつけてくれた。お百度参り開始前に地面に撒いた水は、開始早々乾いてしまい、足の裏を真っ赤にしながら黙々と走り続ける2人の姿を赤尾さんが心配そうに見つめる様子が印象的だった。

 

 

お百度参りは、お経を唱えながら進めていく。暑さと疲れで、一般の参加者の方に「もっと声を!」と檄が飛ぶ中、さすがは声優! 山の向こう側まで届きそうな大きく澄んだ美しい声を響かせていた。

 

 

 

お百度参り後には、感想を訊くのも気がひけるほど、疲れ切っていた貫井さんと前田さん。「途中、何を言っているのかわからなくなっていた」と感想を話す二人に、最初から最後まで綺麗なお経が聞こえていたことを伝えると、「よかった!!」とホッとした表情を見せていた。

お百度参り後は、ゆっくり休む間もなく滝行の場所へと移動。お百度参りでは水ぶくれまでできてしまった二人の足を冷やすのにちょうどいい! なんて甘い考えは、滝行が始まった瞬間にブッ飛んでしまった。いや、滝行の場所に移動する前にというのが正しい表現かもしれない。というのも、滝行の場所までの山道が、とにかく険しいのである。お百度参りを見学していただけでも、フラフラしながら登っていく山道だったのだ。これを、あの壮絶なお百度参り後に行うなんて……根性あるぞ! ゴクドルズメンバー! と感心しきりだったことをお伝えしておこう。

 

 

頭から水をかぶった後に、いよいよ入滝。まずは立ったまま滝に打たれてお経を唱えていく。叩きつける滝の水圧により痛みを感じ、「痛いー!ムリー!」と出てきてしまう一般客もいた。しかし! 赤尾さんの分までがんばりたいと気合が入っていた貫井さんと前田さんの二人は、「ラブラブピョンピョン」と繰り返し叫び続けていた。

 

滝に慣れてきたところで、今度は胸の高さまで水に浸かっていく。ここでリタイアの声をあげる人もいたのだが、二人は踏ん張り続けた。「『ゴクドルズ』大ヒットさせるぞー」「武道館に行くぞー」「タイに行くぞー」など次々と野望を叫び続けた。「つらい」「ムリ」と感じたら、滝から出てもいいというルールなのだが、二人は「やめ!」の声が出るまで入り続るという根性を見せつけてくれた。

 

 

滝に打たれている間、「アニキー」「気合だー」「負けるなー」「まだまだー」など、アイドルというよりは、極道寄りの声がけをしている様子が印象的だった。本編さながらのゴクドルズの絆が見られた瞬間である。

 

 

気合の入った声が響いているものの、滝行の辛さは手に取るように伝わってくる。寒さと痛みで、叫ぶ声が震えているのだ。それでも「あがってよし!」の声がかかるまで滝に打たれ続ける二人。濡れた行衣から透けて見えたプリントTシャツの「修行中」の文字からも、無言のメッセージを受け取った。

 

フラフラになりながら滝から出て来た二人は、お互いの頑張りをたたえてガッチリと抱き合った。「『ゴクドルズ』売れないわけがない…」という第1話のセリフにもあったように、「『ゴクドルズ』ヒットしないわけがない」と感じた瞬間だった。

 

修行終了後には、若干の疲れは見せていたものの、「ゴクドルズ」さながらのかわいらしい笑顔を振りまいていた3人。今後の野望について質問すると、赤尾さんは、「今回は修行に参加できなかったので、次回、こういう機会があれば、恩返ししたいと思っています!」と宣言。前田さんは、ゴクドルズの成長を見守って欲しいと前置きし、さらに、「夢は武道館、そしてタイでの凱旋ライブです」世界に目を向けていた。貫井さんは、「ゴクドルズ」の絆がさらに強くなったと感じた1日だったと振り返り、「メンバー全員気合の入った作品になっているので、ぜひ期待してください」とアピールした。

 

作中さながらの壮絶な修行である、滝行&お百度参りを遂行した「ゴクドルズ」。気合ハンパない! メンバーによるアツい本編で、「ゴクドルズ」の成長を見守っていきたい。

 

(取材・文/タナカシノブ)