2016年1月16日、新木場STUDIO COASTにて、「Live5pb.2016」が開催された。ゲームブランドと音楽レーベルを併せ持つ「5pb.」が主宰する大規模なライブイベントで、ファンにとっては年に一度の恒例行事。5pb.レーベルのアーティストのみならず、5pb.にゆかりのある出演者が勢ぞろい。志倉千代丸氏や声優出演のトークコーナーも用意されているなど、内容も盛りだくさんだ。そんなライブイベントの様子を紹介していこう。
暗くなったステージからライトが放たれ、イントロが始まった瞬間、会場が騒然となる。オープニングアクトは、TVアニメ「シュタインズ・ゲート」のオープニングテーマ「Hacking to the Gate」。しかも、いとうかなこと、牧瀬紅莉栖役の今井麻美とのデュエットという、サプライズな組み合わせに、会場のテンションはいきなりマックスに。素晴らしいライブのスタートとなった。
彩音による、想定科学パチスロ「STEINS;GATE 廻転世界のインダクタンス」オリジナルソング「IF」と「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」EDテーマ「いつもこの場所で」に続き、naoがPS4ソフト「 新次元ゲイム ネプテューヌVII 」OPテーマ「相対性VISION」そして、PS Vitaソフト「 超次元大戦 ネプテューヌ VS セガ・ハード・ガールズ 夢の合体スペシャル」OPテーマ「Symmetric Generation」を披露した。
marinaがPS Vitaソフト「超次元大戦 ネプテューヌ VS セガ・ハード・ガールズ 夢の合体スペシャル」EDテーマ「History」を披露し、続けて「去年の夏…アニメ…劇中歌…歌ったやつ…しかもこのコースト(STUDIO COAST)っていう設定(笑)」と期待が高まるオーディエンスを焦らしながらmarinaが歌った曲は、TVアニメ「Charlotte(シャーロット)」の9話で流れたZHIEND(ジエンド)の「Trigger」。TVアニメ「Angel Beats!」の劇中バンド、Girls Dead Monsterの初代ボーカルに引き続き、麻枝准作品にてZHIENDのボーカルを担当した彼女。UKバンドという設定であるZHIENDの英語曲を、ダイナミックなサウンドに乗せて歌い上げる。これぞ、ロックのライブ!と思わせる演奏と、彼女の秀でた歌唱力が耳に残った。
2月10日にデビューシングルの発売を控えているイケてるハーツは「Let‘s stand up!」「Triangle Wave」の2曲を披露。アフィリア・サーガは、「マジカル☆エクスプレス☆ジャーニー」から、TVアニメ「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」のオープニングテーマ「S・M・L☆」、TVアニメ「対魔導学園35試験小隊」のオープニングテーマ「Embrace Blade」へとヒット曲のメドレー。アフィリア制服の12人がポップなナンバーに合わせ、ステージをところ狭しと駆け巡り、会場を盛り上げる。
続けてMIKOTOが3月23日発売の2ndシングルの表題曲であるPS Vitaソフト「 百花百狼 ~戦国忍法帖~」OPテーマ「月下の唄は影よりも黒く」を披露。続けて「Accepted Blood」歌い上げた。
続いて2015年5月、TVアニメ「プラスティック・メモリーズ」のオープニングテーマ「Ring of Fortune」にてCDデビューを飾ったシンガーソングライター、佐々木恵梨が登場。清々しくも切なさが漂う物語の世界を、透明感のある歌声で情感豊かに表現していた。この他、「STEINS;GATE 0」EDテーマ「GATE OF STEINER」、PS4/PS Vita「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」OPテーマ「Recalling」2曲を披露。繊細ながらも堂々とした歌唱は、他出演者にも引けを取らず実力派。今後のさらなる活躍が期待できそうだ。
パンパカくんと一緒に松本梨香が登場。TVアニメ「パンパカパンツ おNEW!」の主題歌「ぱぴぷぺパンパカパンツ」をポップに歌ったあと「みんな楽しんでますか?まだまだ行けますか?じゃあ行っちゃうよ!」観客をあおり、彩音をステージに呼び込んでデュエットしたのは、「仮面ライダー龍騎」の主題歌「Alive As Life」。豊かな声量の松本梨香に彩音も負けてはいない。2人の熱いボーカルが会場をさらにヒートアップさせた。
ライブ前半を締めたのは、Zweiの2人。「STEINS;GATE 0」EDテーマ「ライア」を披露し、恒例の「わっしょいコール」のあとは、昨年リリースされたアルバム「NEO MASQUE」収録曲「H-A-R-D-E-R」を披露。アッパーなビートとMeguのメタリックなギターが、さらに刺激を加速させる。Ayumuのシャウトが会場のコールを誘い、ライブはクライマックスに達した。