「攻殻機動隊STAND ALONE COPLEX」と内閣サイバーセキュリティセンターのコラボが発表された。
これは、サイバーセキュリティについての国民の関心・理解を高めることやサイバーセキュリティ人材の育成・確保を目的とした普及啓発キャンペーンのひとつ。国内におけるサイバーセキュリティ人材は大幅に不足(※試算結果では約8万人が不足していると推計)しており、今年のサイバーセキュリティ月間(2月1日~3月18日)における官民連携イベントの一環として、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会を中心に、独立行政法人情報処理推進機構の情報処理技術者試験センター、講談社・攻殻機動隊製作委員とともにコラボ展開を行う。
「攻殻機動隊STAND ALONE COPLEX」に登場する草薙素子を中心とするキャラクターたちを用いた普及啓発ポスターは描き下ろし(作画:中村深雪、作画監督:後藤隆幸)で、全国の関係団体や企業に配布。また、コラボ仕様の特設サイトや公式サブストーリーを描いたコラボマンガが1月下旬に公開される予定。なお、予定する配布先の関係団体や企業以外にも、ポスター掲出を通じて普及啓発に協力してくれる賛同企業/団体を募集(https://www.kantei.go.jp/jp/forms/nisc_opinion.html)している。ポスターは先着500枚限定(1機関上限5枚)。
・石川光久(プロダクションI.G代表取締役社長)コメント
今回弊社がアニメーションを制作した「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」が、サイバーセキュリティ人材育成普及啓発キャンペーンのキャラクターに選ばれたことを大変うれしく感じています。「攻殻機動隊」において描かれた未来社会におけるサイバー犯罪は、今まさに現実のものとなりつつあります。一人ひとりが高い意識と正しい知識を持ち急速に進展するインターネット社会と向かい合う必要性があります。このような状況に鑑み、今回実施されるサイバーセキュリティ人材育成・確保に向けた普及啓発キャンペーンは非常に意義のある施策だと感じました。弊社もタイアップポスターのイラスト制作におきましては、最高のスタッフを集めて行わせていただいております。このイラストを見て一人でも多くの方がこのキャンペーンに興味を持っていただければ幸いです。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』には荒巻というキャラクターが語る「スタンドプレーから生じるチームワーク」という非常に印象的なセリフがあります。現在のインターネットセキュリティを取り巻く環境はまさにこのセリフが当てはまる時代となったと感じています。インターネットの急速な普及、加えてここ数年に起こったスマートフォンの急速な普及は、われわれ一人一人にインターネットと向き合う高い意識と正しい知識を要求する時代をもたらしました。個々人が正しい知識を持ちインターネットと対峙(“スタンドプレー”)することにより、総体としての安全なインターネット社会(“結果としてのチームワーク”)が構築できるのです。今回のタイアップイラストをご覧になり、一人でも多くの方がサイバーセキュリティに興味を持っていただければ幸いです。