アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」、秩父で完成披露試写会を実施するも上映中止に! ドラマ版「あの花」のキャストも登場

9月19日に公開となるアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」の完成披露試写会が8月29日に埼玉県秩父市で開催された。

 

話題作を多数輩出しているノイタミナ枠で2011年4~6月に放送されていた”あの花”こと「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のスタッフによるオリジナル新作として公開される本作。「あの花」と同様に秩父を舞台にした青春群像劇で、「とらドラ!」「あの花」に続き、長井龍雪さん(監督)、岡田麿里さん(脚本)、田中将賀さん(キャラクターデザイン)の3人がタッグを組む。制作はA-1 Pictures。

 

作品の舞台である秩父市の秩父ミューズパーク 野外ステージで8月29日に完成披露試写会を実施。スタッフやキャストが登壇し、完成のあいさつを行った。しかしながら、肝心の試写会は機材トラブルのために中止。代わりに劇場鑑賞券を全員に配布という対応となっていた。以下、レポート。

 

9月19日(土)より公開される「あの花」スタッフによる感動青春群像劇『心が叫びたがってるんだ。』。公開を控えた本日8月29日(土)、秩父ミューズパークにて舞台挨拶イベントが実施された。イベントにはキャストの水瀬いのり、内山昂輝、雨宮天に加え、長井龍雪監督、脚本の岡田麿里が登壇。スペシャルドラマ「あの花」キャスト、村上虹郎、浜辺美波もサプライズゲストとして駆けつけた。
大ヒット作「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」に続き、本作の舞台となった秩父では今回の完成披露試写会に合わせ、朝から「あの花」「ここさけ」グッズの販売や秩父の名産品を出す屋台などが出店され、上映を心待ちにするファン、約2千人が来場、大きな賑わいをみせた。
「あの花」から2年、また秩父を舞台にしたオリジナル作品をお披露目する事ができた今の心境を聞かれ、監督の長井は「すごく光栄です。『あの花』テレビシリーズが終わった時に同じ会場でイベントがあったんですが、その時は座って見ていたステージに今このような形で立てて光栄です。」と語った。それを受けて、脚本を担当した岡田も「新しい作品を観てもらうことが出来て幸せです。」と感無量の表情を見せた。本編中で同じ高校の同級生として共演した水瀬・内山・雨宮のキャスト陣は、舞台上でも本当の同級生かのように盛り上がった。
今回、主人公・順の母親役に起用された吉田羊について長井監督は「本当に素晴らしかった。初アフレコと聞いていたので最初は少し不安もありましたが、実際聞いてみて、芝居をやられている方はこんなにも応用が効くのかと思いました。」と絶賛。岡田もそれを受け「作品を深くしていただいた。」と語った。
9月21日(月)夜9時から全国フジテレビ系にて放送される「あの花」スペシャルドラマ(秩父が撮影場所)からじんたん役の村上虹郎、めんま役の浜辺美波が登場。できたばかりの「あの花」スペシャルドラマの予告映像が上映され、村上、浜辺が「あの花」ファンに向けて見どころを語った。またちょうどイベント当日が誕生日という浜辺、前日が誕生日だった雨宮へ長井監督から花束が贈られた。
舞台挨拶の締めくくりとして、キャスト、スタッフはこれから映画を見るファンに向けて本作の見どころを叫び、大きな盛り上がりとなった。
舞台挨拶後、本編の上映がスタートしたが機材トラブルの為、途中で中止。運営側は対応として来場者全員に劇場鑑賞券を配布。予定されていた花火の打ち上げは予定通り行われた。