アキバ総研のアニメポータル「あにぽた」が、2015年8月3日~8月23日の間実施していた投票企画「野球アニメNo.1投手選手権」だが、その投票結果をお知らせしよう。
「野球アニメ」と言えば、新旧含めてもかなりの数にのぼる普遍的なテーマだ。そんな野球アニメの中から代表的な作品だけを集め、その作品内で活躍する主役級のエースピッチャーを13名ピックアップ。ユーザーの皆さんに「彼こそNo.1ピッチャー!」と思うキャラクターに投票してもらった。
その結果、2位以下を大きく引き離して、1位の座に輝いたのは、「MAJOR(メジャー)」の茂野吾郎(本田吾郎)となった。「MAJOR」は、週刊少年サンデーで1994年~2010年までの16年間連載されていた、満田拓也さん原作の人気コミックを原作としたアニメ作品。アニメ版「メジャー」はNHKで2004年から放映され、半年のスパンで、2010年まで計6シーズン分が放映された。現在、プロ野球界で活躍している選手の多くが「影響を受けた」と語っているほど、現在の野球シーンに大きな影響を与えた作品となっている。
「メジャー」の主人公ピッチャーの茂野吾郎は、プロ野球選手だった父を目指し野球をはじめ、シーズン1ではリトルリーグ、シーズン2では中学、シーズン3では高校と、舞台を変えながらもエースピッチャーとして徐々に成長していく。最終的にはメジャーリーガーとなり、ワールドチャンピオンへの道を歩むところまで、吾郎の半生が描かれる。
続く2位には「ダイヤのA」の沢村栄純が、3位には「侍ジャイアンツ」の番場蛮が僅差で選ばれた。「ダイヤのA」は、2006年から週刊少年マガジンで連載が始まり、現在も連載中の、寺嶋裕二さん原作による人気コミック。アニメ版も現在第二部「ダイヤのA -SECOND SEASON-」が放送中の最新作だ。いっぽうの「侍ジャイアンツ」は、1971年~1974年まで週刊少年ジャンプで連載され、アニメ化もされた往年の名作。原作は「巨人の星」を手がけた梶原一騎さんで、作画は井上コオさん。時代も内容もまったく異なるこの2作が、時点で選ばれたというのは、なかなか興味深い。
「ダイヤのA」の主人公・沢村栄純は、スピードは速いがなかなか勝てないという無名のピッチャー。その沢村が、甲子園を目指して、青道高校の仲間とともに戦いながら成長していく。ある意味では正統派の高校野球アニメであり、沢村の成長物語としても、非常に見応えのある作品として評価されている。
いっぽうの「侍ジャイアンツ」は、豪腕投手の番場蛮が、「ハイジャンプ魔球」や「大回転魔球」などの魔球を駆使しながら、プロ野球の読売ジャイアンツのエースとして活躍する姿を描いた作品。その超人的なプレースタイルは、当時アニメを見ていた子ども達からも「あれは無理だろ」と思わせたほどのデフォルメ的な演出だったが、それだけにインパクトが強く、当時子どもだったアニメファンからの票が多く集まったものと思われる。
そのほかの注目作品では、エースがあまりエースらしくないという異色の野球アニメ「おおきく振りかぶって」の三橋廉が4位に、歴史的大作「巨人の星」の星飛雄馬が6位に、高校野球アニメの代表作である「ドカベン」の里中智が7位に、「タッチ」の上杉達也が8位となっている。
その他の結果は以下の通り。
投票総数:441票
1位:本田(茂野)吾郎【MAJOR(メジャー)】(120票)
2位:沢村栄純【ダイヤのA】(68票)
3位:番場蛮【侍ジャイアンツ】(62票)
4位:三橋廉【おおきく振りかぶって】(41票)
5位:樹多村光【クロスゲーム】(23票)
6位:星飛雄馬【巨人の星】(22票)
7位:渡久地東亜【ONE OUTS-ワンナウツ-】(21票)
7位:里中智【ドカベン】(21票)
9位:上杉達也【タッチ】(19票)
10位:谷口タカオ【キャプテン】(14票)
11位:国見比呂【H2】(13票)
12位:水原勇気【野球狂の詩】(12票)
13位:新城童夢【ミラクルジャイアンツ童夢くん】(5票)
詳細な投票結果は下記URLをチェックしてほしい。
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今後も「あにぽた」では、さまざまな投票企画を行っていくので、ほかの投票企画にもぜひ参加していただきたい。
「みんなで投票するアニメ人気投票」
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